2007年07月16日
クラブユース選手権(U-15)準々決勝(2)
14日(土)14時半キックオフの準々決勝・第4試合の旭川(U-15)の対戦相手は、2回戦で「ユニオン」を(3-2)で破った「スプレッドイーグル」になりましたが、第2試合が延長+PK戦になったので、開始が30分ほど遅れました。 昨年の高円宮杯(U-15)北海道大会の予選リーグにおいて、旭川(U-15)は「スプレッドイーグル」に逆転負けを喫して決勝トーナメントへの進出を逃しており、何としてもその雪辱を果たして勝ち上がりたいところです。 コンサ旭川(赤黒) vs スプレッドイーグル(水色)(2007.7.14:夕張) スタメンは、GK:宮崎、DF:越川・大沼・河本・那須、MF:前田・宮本(恭)・山下・山田(陽)、FW:阿羅・山田(海) でした。 立ち上がりは相手のペースだったように感じました。 しかも7分にPA内で相手を倒してしまい、PKを与えてしまいました。これはボールに行ってるように見えたんですけど、万事休すです。いきなりビハインドになってしまうと、後が辛いです。 ところがこのPKをGK宮崎がはじき、選手も観客も大いに沸き上がりました。 以後、宮崎は大当たりで、決定的なピンチを何度も救いました。 旭川は当たりで負けてるようでした。確かに上背に差があり、フィジカル的に弱いのかも知れませんが、当たり方に慣れていないようでした。ボールを奪われたりパスがつながらないのは、緊張してるせいもあるんでしょうか。 攻め込まれると、見てる方は気が気じゃありません。 前半は結局、セットプレイ以外で枠に向かった旭川のシュートとしては、へなちょこなシュートが1本あったのしか思い出せません。 交代なく後半が始まりました。 前半にもありましたが、山田(海)が抜け出てGKと1対1になり、シュートしてCKを得たり、勢い余ってGKと交錯してファウルを取られたりしました。 後半13分に、宮本がファウルを受けて笛が鳴ったまでは良かったんですが、腹いせに相手を蹴り返してしまい、相手が少しつまづきました。報復行為なので、一発レッドで退場になってしまいました。 さぁ、大変です。試合時間はかなり残っており、1人少ない状態で闘うのは余りにも不利です。 24分に、前田に代えて大野が入りました。「困った時の大野」と言われているかどうか知りませんが(笑)、大野はムードを変えられる選手です。 入った途端に精力的に走り回り、GKにも突進します。 31分に、山田(海)に代えて山室が入りました。 火事場の馬鹿力と言うか、緊急事態になったことで却って必死になり、1人少ないことを感じさせないほどの健闘になって、(0-0)のまま失点せずに済みました。 とは言っても、さらに20分間の延長戦があり、1人少ないまま無失点に抑えるのは至難の業と思われました。 延長戦開始時に、阿羅に代えて小澤が入りました。たとえ守っていてもいずれは失点してしまいそうなので、FWをリフレッシュして攻めた方が可能性があるかも知れません。 9分に、大野(右端)がクロスを入れ・・たつもりがシュートになって、キャッチされました。 延長後半3分の大ピンチも、宮崎が何とか止めます。 8分には、山下を下げてFWの石岡を入れて攻撃の手を緩めませんが、この頃になるともう、シュートの抑えが利かなくなったりしてきます。振り回されているのは旭川の方ですが、足が攣ったのはむしろスプレドイーグルの方でした。 必死のクリアや宮崎の神がかったセーブもあって、延長戦も両チーム無得点のままで終わり、PK戦を行うことになりました。 PK戦に入る前の円陣 旭川の先攻でPK戦が始まり、旭川の先頭はキャプテンの河本が思い切り蹴り込みました。 続いてスプレッドイーグルは、1人目のキッカーが上へ外してしまい、望みが出てきました。 互いにミスの無いキックが続きましたが、旭川4人目の大野のキックはGKの手に当たり、さらにポストに当たってからゴールに入りました。肝を冷やしますよ。 旭川5人目の大沼のキックが入り、PK(5-3)となって、苦しく長かった試合で勝利を拾うことができました。 駆け寄り喜び合う選手達 明日は準決勝です。もう一つ勝てば・・ スプレッドイーグルにしてみれば、数的に有利な時間帯が長かったにもかかわらず、その間に得点できなかったことが命取りになりました。
準々決勝・第3試合の「DOHTO Jr」と「SSS」との対戦はSSSが(3-1)で勝って、準決勝で旭川と対戦することになりました。
posted by 雁来 萌 |23:39 | 闘う若梟 | コメント(0) |
スポンサーリンク
スポンサーリンク