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2016年04月27日

カラコンでも着けようかと

人間、トコトン困った時には、とんでもない名案が閃くものですねぇ。

術後4週間くらい経ったら眼球の変形も落ち着くので、その頃にメガネの度を合わせて下さい、と言われていました。
4週間も過ぎ、5週間ほど経った週末にメガネの右レンズを作り直しに行きました。

レンズの度を合わせると言っても、もう車の運転はしないのだから、はるか遠くまでバッチリ見えるほど度を越して強くする必要は無く、机上の作業に支障が無い程度の度数で十分です。

遠くまで見えるようにすると手許の作業に疲れるから、遠くの方を見たい時には、以前に作った中近レンズを入れたメガネがそのまま使えるし。


左右の目で視力は大体揃っているのですが、右目の虹彩が直径8mmのままで閉じないため、照明が視野に入るとゴーストやハレーションが生じて見難いし、白い背景に書かれた小さい文字はコントラストが飛んで読み難いです。
夜に明るい点光源を見ると、光の輪っかさえ何重にも見えます・・自分は天使か?

晴天時の日中に外出する時は、度入りの調光レンズを入れたメガネを使わなければ、右目に紫外線が入り過ぎて、帰宅後は明かに影響が生じてます。

 
虹彩を絞るには再び三度目の手術を受けなければなりませんから、どうにか他の方法で・・例えば、視力回復用として小さな穴がたくさん開いた「ピンホールメガネ」というのがあり、そんなメガネに度が入っていたら役に立つだろうと思いました。

あのメガネは近視(や遠視)そのものを矯正するのではなく、焦点深度を深くしてピンボケ状態を感知し難くするだけなんだけど、以前に宮の沢のコンサベースで売ってたような記憶があります。
また発売されないかなぁと思いながらネットで調べたりしていたら、たまたま寄った本屋さん!で売ってました。
「向上する」とは書いてない

「製造所」ではなく「印刷所」と書かれているのが、いかにも本屋さんに並んでる商品らしいです。
しかもメガネにISBNが付いているなんて!・・なぜ?
メガネにISBNが付いてるなんて!

「視力向上トレーニングメガネ」と呼んでいるらしく、本を読み過ぎて視力が落ちたのを回復させる(目を休ませる)とか、眼筋のトレーニングを目的とする商品のようです。
小さい穴から覗く・・のぞきメガネって、ウニでも採るのか
だから本屋さんで売ってるのか、と納得。

 
でも使ってみると視野が狭いし像がダブったりして見難く、注意書きの「長時間かけ続けると目の負担になる場合がある」ことを実証できました。


とても実用にはならないから、試行錯誤として黒い紙に瞳孔ほどの穴を開けてその穴から覗いて景色を見ると、かなりはっきり見えます。

そんな紙をメガネの裏側に貼り付ける訳にもいかないから、視界を確保するためには目の直前に置き、可能ならば角膜に貼り付けてコンタクトレンズのように・・中心部だけ透けて見えるコンタクトとか無いのかなぁ?・・あっ! カラーコンタクト!!

カラコンなんてモノは、芸能人か若い女性が使うツールだと思っていましたが、これほど使用目的に合致した用具が世の中にあるとわ・エ・モア。

例えば、の装着イメージを想像・・笑うな!
画像はイメージです、あくまでも

 
先月、目の検査のため通院した時に「カラコンを使ったらどうでしょう?」と医者に尋ねてみました。
今さら目力を強くする必要も無いし期待はしていませんでしたが、回答はやはり「あまり効果はありません。」という予想した結果でした。

私の場合は透き通っている部分の径が小さいカラコンほど都合が良い訳ですが、着色内径が6.5mmという小さめな仕様の商品であっても、径6.5mmまで環状にべったり色を塗ってある訳ではありません。
花びらのような楔形のような模様が中心に向かって伸びているだけだから、実質的な着色内径はもっと大きいので、虹彩を絞る作用に代わるほどの効果はあまり期待できないのです。

たとえ度が入っていないカラコンでも、心臓ペースメーカーのように「高度管理医療機器」だそうで、使い方が適切じゃなくて眼に障害が発生する場合も多いらしく、医者の処方箋か指示書が必要な場合が多いです。処方箋が不要な通信販売もあるけれど。

なおクルマの保険会社によると、虹彩が閉じなくなったのは後遺障害に該当するらしいです。
たとえ給付金を貰えたとしても、元(の木阿弥)に戻らないのなら有難くないし、申請に必要な診断書の発行料も結構な金額だしなー。


posted by 雁来 萌 |22:32 | 雑念 | コメント(0) |

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