スポンサーリンク

2015年02月02日

赤れんが月一音楽会(四)

今日は2月2日、時刻は22時22分です。

1月24日に旧道庁赤れんが庁舎で、「赤れんが月一音楽会」の第四回の演奏会が行われました。

この音楽会は、北海道文化財団の創立20周年を記念して、財団による若手芸術家発表事業のオーディションに合格した道内の若手演奏家(HAFアーティスト)を道民に広く紹介するコンサートで、昨年10月から月一回の頻度で行われています。

おなじみ、道庁旧本庁舎の赤れんが
どうちよう
これを背景にして集合写真を撮影したチームもあるとか。

北側に開拓使札幌本庁舎の跡地があり、赤れんがと共に史跡に指定されています。
昭和42年12月15日指定

赤れんがの建物は、重要文化財に指定されています。
昭和44年3月指定

普通は東の方向から正面を撮影しますが、天の邪鬼な人間は中から外を見てみます。
トンネルを抜けたら雪国だった

 
今回の演奏会の出演者は木管五重奏団の「ウインドアンサンブル・ポロゴ」で、以前に近代美術館のロビーでの演奏を聴いたことがあります。
札幌の五重奏団だから「幌五」(ポロゴ)というネーミングに笑ってしまいますけど。

北海道文化財団は、「北のとびら」という芸術情報誌で活動を紹介しています。

 
このグループのメンバーのうち2名は北海道教育大学札幌校の出身者で、他に札幌大谷大学と札幌大谷短期大学、武蔵野音楽大学のようです。結成当初は札教大出身者が3名だったような・・。

さてポロゴの活動は、コンサート以外にも地方の学校へ出張して子供達に本物の音楽を聴かせる、という出前授業(文化の宅配便事業)なども行っています。
そういう発想がいかにも教育大学だと思うのですが、たとえ思い付いたとしても簡単に実行出来るような活動ではなかろうと想像します。
平成25年には札幌市民芸術祭奨励賞を受賞し、平成26年度北の聲アート賞を受賞しています。

自分が小学生の頃、近くの高校に室内楽の一団が来たので見に行き、教室の窓の外から眺めていたことを思い出します。

前回のコンサートでも感じましたが、管楽器の奏者って肺活量が半端ないと思うのです。特にフルートなんか。
風邪でもひいて鼻が詰まったりしたら、貧血で倒れてしまうんじゃなかろうか・・と。

会場として使われた会議室
上士幌のアーチ橋のような曲線
演奏中は撮影禁止なので、終了してから撮影しました。

ガラスのデザインが何ともクラシック・・と眺めているのではなくて、右から2枚目のガラスには天井の蛍光灯が綺麗に映っていますが、3枚目のガラスに映った蛍光灯は波打っています。
旭日旗か
3枚目のガラスは古い時代のガラスで、2枚目のガラスは最近になって入れ替えたものと思われます。
せっかくの演奏中にも拘らず、そんな所に見入ってる不謹慎な聴衆ですな。

昔の板ガラスは平面性が悪かったので、斜めから見ると向こうの景色が陽炎のように歪んで見えるほどです。今じゃビシッと平面でなければ売り物になりませんけども。
古い屋敷などに行くと時代物の窓ガラスにお目にかかれますから、斜めから透かしてみるとタイムスリップできます。

 
ついでに、赤れんが内部にある色々な展示室を見学しました。
これは問題の「樺太千島交換条約」(1875年)→経緯
因幡の白兎式にカムチャツカへ

懐かしい「カマダストーブ」
後ろの湯沸し器は真ん丸だったな
貯炭式ストーブは、たまに爆発するし煙突は詰まるし・・煙突掃除は私の役目でした。
石炭箱もデレキもロストルも、死語になって久しいですな。

北海道開拓記念館は、今年の春にリニュアルして「北海道博物館」と変わります。→予告
開拓のことは忘れろと?
愛称は「森のちゃれんが」になるんだそうで・・加藤茶を連想するんですけど。


posted by 雁来 萌 |22:22 | 雑念 | コメント(0) |

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントする