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2014年09月18日

大雪自然館と山岳写真館

帯広と中札内で行なわれたクラセンU-15は準々決勝で敗退してしまったので(記事)、取りあえず甘味で胃と精神を落ち着かせた後、1泊しながら三国峠経由で帰って来ました。

どうせ、翌日の試合が無くなったのだから、急いで帰る必要も気力もありません。

まずは翌朝、ぬかびら源泉郷にある「ひがし大雪自然館」を見学します。
見学のためトラックで乗り込む
屋根自体がソーラーパネルで覆われていて、地中の熱や冷気を利用する空調システムも採用しているそうです。
7月・8月なら開館時刻が朝6時という、とんでもない便利さです。おまけに駐車場があるし、トイレがあるし、蛾がいるしで。

ここは、「ひがし大雪博物資料館」と「ぬかびら源泉郷ビジターセンター」とからなる複合施設で、入館は無料です。
資料館は、集落の奥にあった旧「ひがし大雪博物館」の収蔵物を引き継いでいて、目玉は昆虫の展示でしょう。

岩場の上で瞑想するナキウサギ(の剥製)
実は「ナキウサギふぁんくらぶ」の会員だったりする

小鳥(の剥製)が包帯を巻かれて修理中のまま展示してありました・・これも大事な啓蒙活動。
生き物だったら修理では済まない
ただ収蔵品を並べてるだけじゃなく、展示方法を工夫したり来館者にも考えさせるところが、今時の博物館らしいです。

昔の「ひがし大雪博物館」にも寄って外観だけを鑑賞
かつては糠平にひがし大雪博物館ありと・・
現在は「ひがし大雪自然ガイドセンター」に変わり、熱気球の搭乗体験やコンクリートアーチ橋の見学ツアー、スターウォッチングなどの拠点となっています。


昔は砂利道だった三国峠を快適に越え、大雪ダムを横目で見ながら走り、トンネルばかりになった層雲峡を通過して、層雲峡ビジターセンターに寄ろうと思ったら、その手前に「大雪山写真ミュージアム」の看板があったので訪問してみました。
もったいないほどモダンな旧校舎
温泉街から離れて奥まった場所にあり、開館時刻より早かったのかも知れませんが、快く迎えて頂きました。(600円払うんだから)
明け方の4時から起きてると、世間はまだ朝でも自分では昼近くになった感覚に狂います。

この写真ミュージアムは、「北海道山岳写真の殿堂」とか「日本最大級の規模」と主張するだけあって、確かに展示スペースは広大です。
何しろ、旧層雲峡小学校の体育館を含む校舎全体を写真ギャラリーにした施設ですから。

写真家の市根井考悦さんが大雪山系を歩き回って撮影した大判の写真パネルを、所狭し広しと季節別に展示してあり、作者による説明文も添えられています。(作品の販売にも応ず)

写真に見入ってると、自分が山の上から景色を眺めてるような錯覚になり、縦走の如く館内を何度もぐるぐる回って一日中でも眺めていたいくらいでした。
大雪山のように芒洋としたBGMが良かったです。ケルト音楽なんだそうで。

この施設は地区の避難所にもなっており、教室や体育館、トイレ、厨房が揃っていたら、避難所としては申し分ない設備です。
ところがその背後では砂防工事が行なわれており、土砂崩れが起こるんだとか。
避難所で被災したら笑われる
確かに、ホテルの従業員宿舎が土砂崩れで埋まったことがありましたが(1975年)、土砂災害が起こる場所に避難所があるという・・。

層雲峡ビジターセンターやロープウェイの駅で勉強して、のんびり帰って来ました。
オレンジ色の空飛ぶ円盤か?
層雲峡温泉街の建物って、統一されたデザインのようです。

雨降って地固まると言うけれど、帰る途中の旭川新道では大雨で法面が崩れていました。
雨降って地固まらず

一度訪れたかった砂川の「ソメスサドル馬に乗ってはいけません
商品は想像した通りの値段なので、何も買わずにトイレだけを見学。笑


実は・・「ひがし大雪自然館」が朝6時から開いてるということで、3日前にも喜び勇んで朝早く向かったんですが、その日がちょうど休館日(水曜)であることを知らずに(調べずに)行ったもんだから茫然としてしまいました。同じ道を戻るのは気が滅入るので、幌鹿峠を越えて然別湖経由で帯広へ戻ったのでした。

然別湖から鹿追へ下る途中の扇ヶ原展望台にて
道路の勾配がよく分かる

並んで飛び跳ねてるような雲・・絶景かな
雲をつかむような景色
これでダメージ回復←現金なヤツ


posted by 雁来 萌 |22:02 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |

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