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2014年03月28日

鹿ノ子ダムと旧武華駅逓

今回のアメダス調査旅行も、4日目の午後となりました。

予定していた21ヶ所のうち、残るは置戸町の「境野」と「置戸常元」、北見市の「留辺蘂」だけになり、時間的には順調に進んでいますが・・。

アメダス探訪「境野」の巻(2013/10/14)

生田原からちょっとした峠を越えて留辺蘂に下り、さらにちょっとした丘を越えて境野に着きました。
地図上では大きな道路から少し離れてくねくねした道の近くにあるらしいですが、目印になるような建物はありません。
頼るとすれば端野町と北見市との境界や、名前が分かってる橋くらいだけど、その橋も車が無事に渡れるのか?と思うほどの簡素な橋で、ランドマークとしては役に立ちませんでした。

少し手間取ったけど、置戸町立境野小学校の隣にありました。
明らかに教員住宅
いかにも教員住宅という佇まいです。

敷地の全景:向こうに校舎が見えます。
長閑な風景

測器の配置:自然の植生の延長という感じ
理科の教材か

創立百周年(平成19年)の記念碑が立っており、
だいたい百年が限度らしい
左側に、境野小学校七十周年と境野中学校三十周年の記念碑も立っていました。(昭和52年の建立で、この年に中学校が閉校しました。)
小学校は平成21年に閉校したから、102年の歴史という勘定になります。

校歌の一番は「青い山垣 匂う土」で始まるからいいんだけど、三番なんて「冴える北風 凍る路 吹雪は狂う 冬の夜も」ですから・・今冬は暴風雪が多かったかな。

校舎の全景:中央部だけ2階建てという趣きのある校舎です。
童話に出てきそうな校舎

境野駅の跡地が、バスターミナルというか集会所のようになっていました。
レールが曲がってると軌間が狂う

境野駅、永遠に・・網走本線、池北線、ふるさと銀河線の駅として、95年の歴史に幕を閉じたそうです。(平成18年)
記憶を永遠に残す


アメダス探訪「置戸常元」の巻(2013/10/14)

置戸常元は最近(2006年)から観測を始めたばかりで、近くの「北見中山」から移転してきた観測所です。

地図上では、鹿の子温泉か、向かいの神社か、という選択肢が考えられましたが、電源や電話線の使用を考えたら温泉しか考えられない状況です。
あまり繁盛しないよね
しかし温泉は廃業していて、この橋も通行禁止でした。
無理して橋を渡ったら、常呂川が三途の川になりそうだし。

この場所が違うのならば神社に向かおうとしたけれど、神社にある可能性は少ないと考えていたので、入口をマジメに調べておかなかったから入口が見つかりません。

アメダスは諦めて上流へ進み、「鹿ノ子ダム」が作った「おけと湖」を見物しました。
大河のようにも見える
このダムは「鹿の子ダム」と書かれる場合も多いけど、正式には「鹿ノ子ダム」なんだそうです。

周辺はちょうど紅葉の時期で、紅葉狩りに良いはずなのに人影も無く・・
紅葉を見ると花札とか鹿肉を連想する

帰宅してから調べ直したら、某サイトにアメダスの雨量計が写ってる写真がありました。今度行ったら簡単に見つかるはずです。


アメダス探訪「留辺蘂」の巻(2013/10/14)

「ルベシベ」とは「峠を下りて平地に出たところ」という意味らしいです。
道の駅があって賑わう地区から少し石北峠側に登り、大和小学校の裏にありました。
さほど苦労はしない

校庭(だった場所)から見た観測サイト:ここも教員住宅
ここにも人影は見えず

後ろは牧場なので、牛が歩いています。
視界に入るは牛ばかり

峠に近いけど北見側だから、積雪は60cmくらいしか積もりません。
牧場に柵があるから大丈夫
牛が寝そべっています・・食事して直ぐに寝たんでしょう。

風向は北東くらい・・ならば峠へ向かって吹き上げる風です。
下流から吹き上げる風

大和小学校の校舎の全景:比較的新しい感じ
造りは新しい感じ

手前に立つ校門には小学校と中学校の名前が書かれており、
墓石のような形

その横には大和小中学校の閉校記念碑が立っていました。
どこに行っても閉校ばかり
平成23年(って今から3年前)に閉校したばかりだそうです。

あらまぁー、看板まで打ち捨てられて・・
どっちに行けば学校があるの?


北見地方で2ヶ所が未調査のまま残ってしまったのは思わぬ誤算でしたが、今日の予定箇所を全て回り終えたこともあり、少し寄り道して帰ります。

近くにある旧武華駅逓(留辺蘂町開拓資料館)の建物
標準型の駅逓所
標準型なので、最近訪れた「上藻別駅逓所」の造りにそっくりです。

武華の読みは「むか」で、ここは何度も寄っているし写真も撮っていますが、改めてじっくり調査します。
向かいの家に頼めば見学させてもらえる

横から見てもそっくり
大正9年の建築
1階の台所と勝手口と応接室、2階は客室でしょう。

裏に回ると、土台は自然石を使っていました。
石の上にも百年

勝手口から内部を覗いてみると、資料館として当時の道具などを展示してありました。
最近まで住宅だったから荒れてはいない
まるで当時から時が止まっていたかのような光景です・・時計が止まっていたし。


これで(時間も距離も)長かった調査旅行が終わり、北見地方に2ヶ所を残してしまったけど帰宅します。

道内(本土)の未調査地点は6ヶ所となり、離島の6ヶ所を加えると12ヶ所が残りますが、昨年中にこの内2ヶ所の調査が済んだので、今年への積み残しは10ヶ所となりました。
今年は離島をどの程度片付けられるかなぁ・・。

 
昨年は、夏タイヤだけで1万km以上走ってしまいました。
数年前から帯広まで3回も往復する用事が続いてるし、北海道の南西端・北端・東端まで走り回った上に、1回だけの予定だった函館まで行く用事が2回も発生してしまったし。

その結果、今年の1月には走行距離が10万kmに達しました。
銀河鉄道99999
月まで18万km

マイカーは車令11年になるし不具合も生じているので、今年の車検を取りたいとは思わないけれど、気に入った車種が無いんですよ。
スポンサー様のディーラーから乗り換える訳にもいかないしで、悩ましい限りです。

バッテリーも突然へたバッテリーになってしまい、再起を試みたけど救済できず、タクシーで最寄りのホ○マッ○まで買いに行きました。
あと3ヶ月だけ頑張ってくれれば良かったのに・・。


posted by 雁来 萌 |20:17 | 気象細事記 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:鹿ノ子ダムと旧武華駅逓

そりゃ道内ほぼ全域のアメダス探訪ですからかなりの距離ですよね。タイヤやバッテリー他、車の消耗度もかなりのものだった事が想像に値します。「車の悲鳴」が聞こえてきそうです。月並みではありますが私からも「ご苦労様」と言ってあげたいです。

posted by アメダストラベラーズ| 2014-04-27 19:11

あと○か月の付き合い

現在の車はデザインが気に入ってるし、ボディーに錆もほとんど出ていないので買い替えたくはないんですけど、経年劣化と思われる症状があちこちに発生してきたので、諦めてカーライフアドバイザーのお勧めに従うことにしました。

最近タイヤ交換をしたついでに潜ったら、下回りに石が何個も乗ってました。
根室で砂利(というより砕石)道を走った時に乗った石に違いないので、よくまぁ半年も落ちないで乗っかってたもんです。
受験のお守りとして高く売ろうかと・・。

posted by 萌| 2014-04-28 22:20

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