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2013年12月20日

屯田歴史館と鉄道資料館

湧別から遠軽へ向かう途中で、中湧別にある道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に寄ります。

ここはJRの名寄線・湧網線の旧中湧別駅だった場所で、旧駅構内を「中湧別百年記念公園」として整備し、さらに道の駅として温泉も併設してリューアルされ、鉄道施設や鉄道資料を展示しています。

跨線橋の下に緩急車、ラッセル車もいます。
跨線橋

踏切と信号・・がこんな場所に立ってるはずは無いけれど。
駅の構内に踏切

昔の保線区といえば、軌間ゲージや、犬釘を抜く長い鉄棒のバールというか金梃子、ハンマーで犬釘を打ち込む光景を思い出しますが、現在は電動の工具を使うんだとか。
保線の誇り
一列に並んで「せーの!」でレールをズラしてましたな。

近くに「文化センターTOM(トム)があり、ロビーに鉄道グッズを展示してありました。
こちらは時刻表と駅名標、駅名板
字体に違いがある

駅舎かホームに掲げる時計と、タブレットホルダー、レール
受ける時、痛いんだ
今はタブレットケースとかタブレットホルダーと言うと、別の品物を指しますが。


上湧別へ向かう道路の途中で「チューリップ館」に向けて曲がります。
立派な石碑
敷地の角に「北湧尋常高等小学校跡」と刻まれた古い石碑が立っていました。

湧別村は屯田兵が入植・開拓した土地で、後の上湧別側は「南兵村」(第四中隊)、中湧別側は「北兵村」(第五中隊)と呼ばれ、入植した明治30(1997)年5月から1年もしない翌年2月に、それぞれ簡易教場を設けました。
さらにその年の12月には両教場を統合し、中間の位置に北湧尋常高等小学校を開校しましたが、校舎は残念ながら火災で消失しています。

湧別町郷土博物館「上湧別町ふるさと館JRY(ジェリー)
城か教会か
文化センターと両方合わせて「TOM & JRY」だそうです。

この奇抜なデザインの建物は渡辺豊和氏による設計で、2000年に第7回公共建築賞を受賞しています。→You tubeに空撮映像があります。(8分25秒)

内部は「屯田歴史館」になっており、内壁の構造も呆れるほど面白くて、中央に屯田兵屋が展示されている他、力作のジオラマなど、ちょっと勿体ないくらい珍しい展示品が並んでいます。
子供向けの簡単な解説書を入手したんだけど、収蔵品の図録などを出版してはどうかと思います。

無機的な建築の横には兵屋を復製した「屯田生活体験館」があり、
開拓時代の生活を体験できる
薪割りや火起こし、屯田兵の服装や食事など、開拓期の衣食住を体験学習することが出来るようです。

開道百年と言われてから結構な年月が経ったとは思っていましたが、100年前は明治時代だと認識していたのに大正時代なんですね・・昭和も遠くなって当然だわさ。


posted by 雁来 萌 |21:39 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |

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