2013年11月23日
遭難救助と白鳥と鍾乳洞
宗谷岬を発って牧場(と牛)を眺めながら宗谷丘陵をのらくら走り、オホーツク海岸に出た後は単調な風景に堪えながら海岸の一本道を南下しました。 アメダス探訪「浜鬼志別」の巻(2013/9/28) 地図で見ると工場のような広い敷地があるんだけど、何の土地なのか疑問でした。
太い丸太で作られた門柱の片方には「猿払農協総合事務所」、もう片方には「猿払村営牧野」と刻まれていました。 牛舎などが並ぶ敷地をぐるぐる回ってもなかなか見つからず、入った門の近くまで戻ったら見つかりました。 なんと国道のすぐ脇に位置していて、門に入らず国道をもう少し先まで進めば見えたのでした。 カモメが飛んでる以外は何もなく、積雪も測っています。 雨量計の高さが低いのは、風が強いからでしょうか。 この日は大したこと無かったけど、普段は海から吹き付ける風が強いに違いない。 牧場の敷地内に「誓いの碑」と「獣魂碑」が立っていました。 牧場ならば獣魂碑が立ってるのは珍しくありませんが、誓いの碑の方は、かつて村内で家畜伝染病が発生して多くの乳牛を処分した悔恨を後世に伝えるものです。 かつて道の駅だった建物から、現在の道の駅「さるふつ公園」(ホテル併設)周辺を見下ろす光景 遠くに「風雪の塔」や「農業資料館」も見えます・・昔はこれしか無かった。 撮影した建物(日ロ友好記念館)の内部には、「インディギルカ号遭難」関係の資料が展示されています。 昭和14年12月の吹雪の日に、浜鬼志別の沖でソ連の貨客船「インディギルカ号」が座礁転覆して700名以上が死亡しましたが、猿払村民が荒れ狂う海で救助活動を行い、400名以上を救助しました。 日本近海における海難事故としては、洞爺丸事故に次ぐ惨事です。 下が「インディギルカ号」の模型で、お礼にロシアから贈られた文物がたくさん陳列されており、 国際親善と海難事故防止の願いを込めて、サハリンを望む海岸には慰霊碑が建てられています。
アメダス探訪「浜頓別」の巻(2013/9/28) クッチャロ湖へ向かうと手前に温泉がありますが、その手前の運動公園にありました。 周辺は開けていて、見つけやすい所にあります。 反対側は野球場で、ここまでファウルボールは飛んで来ないだろう。 奥がプールで、ここまでは水飛沫も飛んで来ないだろう。 昼下がりの風速計と日射計 ゲートボール場の奥には電子基準点も立ってました。 ついでだから「白鳥の湖」も見物しますが、白鳥は1羽もいません。 この地域に来て「ニコット」という店を初めて見ました。ロゴはどこまでが小文字なのか分かりませんが、ホーマック系列のホームセンター+コンビニらしく、最近は伊達の近くでも見かけました。
アメダス探訪「中頓別」の巻(2013/9/28) 浜頓別から内陸に入って中頓別に向かいます。寿スキー場で滑ったことがあるけど、すぐに飽きるようなコースでした。 地図上の下調べでは、国道の脇に大きな建物があるようだけど施設名は書かれていませんでした。 近付くと中頓別農業高校の閉校記念碑が立っていました・・高校まで閉校かよ。 かつて前庭だった植栽の隣にあり、向かいは養護施設のような趣き 自分の背中の方にかなり立派な校舎があったらしいですが、今は想像するのみ。 校庭だったのか実習用の農地だったのか他所の土地なのか、草地が広がっています。 道路脇の並木が少し高いかも知れません。 中頓別といえば、鍾乳洞と砂金採りですね。 鍾乳洞は2回ほど探索したことがあります。最近は鍾乳洞の周辺が随分と整備されたようですが、今回は寄りませんでした。 代わりに、中頓別町の郷土資料館に寄ってみました。 教育委員会の管理という親戚だからなのか、「青少年柔剣道場」と同居しています。 郷土資料館ならばフツー、入館券が領収書代わりになります。 でもここでは、入館券の他に領収書も渡すと言うのです。 帰りに渡された領収書は入館券よりもはるかに大きく(同倍率)、入館料わずか120円の領収書としては大袈裟過ぎます。来訪者名簿に記入した私の名前まで印刷してあるし。 しかも「この領収書は5年間大切に保管してください。」と書かれています・・誰が120円の領収書を後生大事に5年間も保管するのか・・。
アメダス探訪「歌登」の巻(2013/9/28) 小頓別を経由して歌登に出ると、「総合センター」という名の役場支所(左)の奥というか向かいの草地にありました。 特に問題は無く、左隣には地震計もあります。役場ですから。 投光器が日陰になってるけど積雪も測っています。 今日はどこに行っても穏やかな天候です。 日が傾いてきたから先を急いで・・北見枝幸へと続く・・
posted by 雁来 萌 |22:28 | 気象細事記 | コメント(2) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:遭難救助と白鳥と鍾乳洞
こんにちは。
この時期、クッチャロ湖には大勢の白鳥がいるはずなんですが、たまたま別の場所にいたのかもしれませんね。
浜頓別に17年住んでいましたが、アメダスは積雪計がなくて残念でした。
posted by かもめ| 2013-11-24 08:15
Re:遭難救助と白鳥と鍾乳洞
実はこの日、かもめさんも浜頓別に行ってたらしく(9/30の記事)、ニアミスしてました。
稚内空港のロビーにコハクチョウの剥製があって、その下に「浜頓別クッチャロ湖 白鳥だより 只今0羽」と書いてあったので、写真を撮られたくなかったのか撃たれたくなかったのか、他所に避難してたんでしょう、きっと。
posted by 萌| 2013-11-24 17:37