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2013年02月10日

留萌市内の豪雪状況チラ見

立春の2月4日に用事があって留萌まで出かけました。
物見遊山じゃなくて仕事なんですけど。

留萌では今冬の始めにドカ雪が降って、1月3日の日降雪量が59cmに達しました。
その後も雪が降り続けて気温も低かったせいもあって除排雪が捗らないし、市街地では雪を捨てる場所が無くて道路脇に積み上げるしかないから、道幅が狭くなってバスなんか通行できなくなるんですね。

市内を走る路線バスも全面的に運休になったようで、移動手段を持たない人などは病院や買物にも行けない状態でした。
沿岸バスの「災害等による運行障害情報」によると、非常手段として、主要な箇所を一筆書きで回る臨時便が運行されたそうです。

当時の記事から引用すると、
【市内線運休及び災害対策便運行について】平成25年1月10日(木)13:30現在。留萌市内の大雪及び除排雪の未整備にともなう市内線系統の全線運転見合わせに替えて、沖見団地~留萌市立病院間に道路運送法第17条にもとづく災害対策便を運行中です。

「道路運送法第17条にもとづく災害対策便」(参考)とは・・営業の認可を受けた本来の路線とは違うルートで緊急避難的に運行する、ということでしょうか。 

 
1月の中頃から少しずつ運行が回復して、17日に市内の全線が復旧したそうですが、2月4日の段階でも、まだあちこちを通行止めにして排雪作業をしていました。

積雪深自体は手前の幌糠の方が深いんだけど、まぁ普通に山間部の積もり具合でした。法面の雪崩防止柵に雪がたっぷり乗ってて、それは少し不安だったけど。

留萌の市街地に入る前は、まだ雪を捨てる余地もあって驚くほどではなかったんだけど、中心部に入るにつれて、だんだんと雪の壁が高くなっていました。
雪の壁

この辺は、雪壁の高さが3メートルを超えてますね。
超えられない壁は無い
春先の立山黒部アルペンルートや知床峠に出来る雪の回廊な雰囲気。

夕方なせいか、歩く人もほとんどいない状態。
人通りもまばら
雪壁を2回「段切り」してありますが、これ以上は積み上げられないでしょう。

バス停は頭の円板だけが出てる状態だったり、すっかり埋もれてしまって除雪する時に一緒に動かされて壊れたバス停もありました。

用務先の事務所の玄関前にイグルーがあり、
ご自由にお休みください?
「ご自由にご覧ください けあらしの里 イベントのお知らせ」という看板が立っていますが・・もしかして、吹雪時に使う緊急避難用のシェルターだったりして。←おぃ

復旧した後で旅行者がついでに見かけた光景だけですから、災害当時は想像を超えていたんでしょうね。


posted by 雁来 萌 |22:11 | 気象細事記 | コメント(0) |

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