2012年10月07日
霊園の隣に牛馬の慰霊碑
前々回、ふるさと銀河線の記事を書いた日のアクセス数が、(ちょうど)999だったので笑っちゃいました。 8月中旬に帯広へ行ったついでに調査した、アメダス探訪・十勝編の紹介は今回が最終回となります。 2ヶ月近くも時を経ると、かなり記憶に霞がかかりつつありますけど、忘れかけた事を思い出そうとすれば頭の体操(というか、ボケ防止)になりますから。
アメダス探訪「芽室」の巻(2012/8/15) 昨年はアバウトな準備だったため見つけられずに日没サスペンディドとなって引き返しましたが、位置をマジメに調べるとトンチンカンな地域を探してたことが分かってリベンジに向かいました。 地図では何の施設かは分からなかったけど、広い敷地を持つ芽室南公園の角に立ってました。 西隣の区画にあるかと思ってたら、そっちは生垣に囲まれた霊園でした。 折しも8月中旬ですから、1年のうちで最も賑わう時期です。 郊外だから交通量は少ないし、南隣は住宅街になってました。 ここの平年の最大積雪深は70cm程度です。 立地には全く問題が無いでしょう・・線香臭いことを除けば。 運動場との間には、「馬頭観世音菩薩」(中央)と「鳥獣供養碑」(左)と「獣魂之碑」(右)が建てられていました。 馬頭観世音菩薩碑の脇に墓誌があって、下美生と美生と上美生にあった馬頭観世音菩薩碑をここに合祀したようです。 家畜の供養という記事もあるけれど、昭和15・16年に建てたということは、軍馬として徴用されたんじゃないかと。(例えば) 馬は軍馬として、兎は防寒服の毛皮として、伝書鳩も通信用として戦争に利用されました。 人間向けの霊園の隣に建てたのも、不憫に思ってのことでしょう。
アメダス探訪「糠内」の巻(2012/8/17) ここは数年前にも訪れたことがありますが、少し様子が変わっていました。 幹線道路の脇に立っています。 奥の草地は牧場で、前回はすぐ近くまで牛が来て草を食んでいました。 左に牧舎の残骸がありますが、使われてはいないようです・・多分、道路向かいの牧場に集約されたのではないかと。 道路の分岐点にあるから、結構分かりやすい場所です。 牧場の柵(左)と隣り合わせになってて、周囲の草は踏まれてるような。 周辺の環境に問題は無いですが、ダンプが通ったら風が乱れるかも。 これで、十勝地方のアメダス24地点は(足掛け2年で)全地点を踏破しました。 ただし「帯広泉」は、帯広空港の中にあるので立入禁止です。元々、空港の敷地内に観測の障害となるような地物など立ってるはずが無いから調査は不要だし。
アメダス探訪「日高」の巻(2012/8/17) 十勝からの帰りに、日高町のアメダスに寄りました。 ここは(道東道の全線開通で寂びれつつある)道の駅「樹海ロード日高」の裏にあります。 後ろの建物は確か図書館で、以前は隣に植えられていた樹が伸びて風の観測に支障があるだろうなぁと思っていました。 最近になって伐採されたのか他へ移されたのか、樹が無くなりました。消火栓は生長しないから大丈夫だけど、ホースをつなぎ損ねて飛び散った水滴が雨量計に入るかも・・。 レーザー光を発する積雪深計 いい雲だなぁ・・←悪い雲ってあるのか?
posted by 雁来 萌 |19:05 | 気象細事記 | コメント(0) |
スポンサーリンク
スポンサーリンク