2012年04月01日
札幌市の人口は200万人に
永いこと、北海道の人口は580万人で札幌市の人口は180万人と覚えていましたが、明治の開拓以来、札幌(村→市)の人口は増加の一途を辿って少子化もなんのその、今年の3月1日現在の人口は192万3千人を超えているそうです。(札幌市のHPより) 間もなく「2ミリオン都市」になりそうな勢いだという、そんな大都市の中央区で野生の熊が歩いてるって、どーゆーことなんでしょう・・大都市と大都会との違いかも。 少なくとも目先は、えべチュン市や鍋奉行市などと合併する動きは無いようだから、人口が一気に急増するような事態は考え難いものの、突発的な災害で被災者が避難してくるとか、選手の大量補強に伴う転入者増などの要因まで考えておくのが危機管理というものです。 特に東区は住宅地が多いため人口の増加が著しく、その東区の中でも周辺部の東雁来地区では宅地開発が進行中で、市営住宅の建設も予定されています。→保留地の街区図 昔は「ライラック団地」という呼び名だったと記憶していますが、近い将来には「雁来団地」という呼称も検討されているとか。
人口の増加に伴って行政関係の事務処理が滞ることが予想されるため、現在の東区の一部を分区して、新たに「苗穂区」を設けることになりました。 苗穂区と新・東区との境界は、豊平川に架かる東橋を起点として苗穂通を北上し、本町と伏古の西端を伏籠川の河道跡に沿って北上します。 札幌新道に交差してから北34条~北37条の東28丁目~東30丁目を東に迂回した後、再び伏籠川に沿いながら丘珠町を横切って、北区との境界に達します。 従って、丘珠空港より東側に位置する丘珠町の一部は苗穂区に編入され、「オニオン町」と改称することになりました。 この町名は、地元出身の市議である多鍋常夫氏が宴席で発したジョークを、隣室で聞きつけた月夜茸秀俊氏が憤慨して週刊誌の記者に通報し、スクープ記事として掲載されてしまったのが発端です。 両者の証言には食い違いがあり、互いに非難の応酬となる泥仕合に発展して世間の注目を浴びたため、すっかり定着してしまった私案をそのまま採用せざるを得ませんでした。 過去の怨恨に執着せず、新・東区民センターは「タマネギーホール」と呼ばれ、苗穂区民センターは「カリキタラ」と呼ばれるほど地域住民から親しまれるものと期待されます。 苗穂区東部の人口増加に対応するため、地下鉄東豊線が「環状通東」駅から分岐して、東苗穂・東雁来方面へ延伸する新路線が画定されています。現在は用地買収を始める段階ですが。 この新路線は、途中駅として「伏古」(伏古2条5丁目付近)、「東雁来」(東雁来4条1丁目付近)を経由し、終点は「ひかりの」(東雁来9条2丁目付近)となる予定です。駅名はいずれも仮称であり、公募による名称が採用される可能性もあります。 さらに、さとらんどを経由してモエレ沼公園まで路線を伸ばしても良かろうに、と思いますが、利用客があまり見込めないのと地盤が軟弱なのとで二の足を踏んでいるとか。 とはいえ「ひかりの」まで地下鉄が延伸すれば、ユースの練習場に通うサポ選手達にとって簡便高速な交通手段となり、帰宅時刻が早まって勉強時間が増えるとか、年少の選手達を送り出す保護者にとっては安心材料となります。 新路線の名称は「雁来線」(仮称)と予定され、外国人向けに南北線が「N」、東西線が「T」、東豊線が「H」で表記されるのに対して、雁来線は「K」と表記されます。(ひかりの駅が「K01」、東雁来駅が「K02」、伏古駅が「K03」) なお新路線の名称については、契約期間が10年のネーミングライツ制度を導入することも検討されていますが、応募者が無い場合や落札が不調だった場合には、予定通り「雁来線」での供用開始となります。 当然のことながら、雁来線のシンボルカラーは黄色です。丘珠名産だったタマネギ品種「札幌黄」の色ですから。 新路線の建設に当たって最も難工事が予想されるのは、かつて旧・豊平川の流路になっていた伏籠川の河道を掘削しなければならない区域です。 この一帯は東豊線の建設工事の際にも予想以上の湧水が生じ、大量の湧水を排出するために工事が遅れて工期が延長されたほどですから。 排水作業を迅速に進めるために、昨年の地震に伴う津波によって引き起こされた原発事故を復旧する際の、「玉突き排水」技術が応用される予定です。 また、東苗穂にある「札幌刑務所」の真下に当たる地下を掘り進めるため、脱獄用の地下トンネルを掘っていると勘違いした受刑者達が暴動を起こさないよう、工事に伴って発生する騒音を低減させる「サイレント工法」が採用されます。 (現在の獄舎は監視しやすいよう放射状に配置されていますが、逃走を幇助する可能性に配慮して古い写真を掲載してあります。) 札幌新道より北側の路線は地下を掘る必要も無いので、南北線のように地上を走るシェルター方式も検討されました。 しかし東雁来地区は、冬期間にはブリザード状態になることもしばしばあるため、シェルター内に雪が吹き込んで漏電したり、暴風を受けたシェルターが変形する恐れもあります。 万が一、「強風のために地下鉄が運休」などどいう破天荒な記事を報道されたりしたら、苗穂区の住民は笑い者になってしまいます。 新路線準備作業部局と地域住民との意見交換会が重ねられた結果、地下鉄の名に恥じないよう従来通り地下を走らせ、吹雪に備えて地上への出口まで長い地下通路を伸ばし、荒天時用の緊急避難所も併設するという複合案で落着しました。 平常時には地下通路を美術館として活用し、奇しくも丘珠空港の滑走路長と同じ「1500m美術館」を開設した暁には、「宇宙一、長ったらしい美術館」としてギネスブックに登録されることを目論んでいるに違いありません。 数ある美術館の中でも世界初の試みとして、「ローラーシューズ」や「キックボード」による走行も黙認されるそうです。 四方八方に伸びた地下通路で迷う住民も出てきたら、NHKが「迷宮美術館・リアルワールド」として紹介するかも知れません。 全ては交通局(かわしどおりのつぼね)の関係者から聴いた話なので事実には相違ないでしょうが、事実は小説よりもキナ臭い、と言われます。
posted by 雁来 萌 |04:01 | 周辺環境 | コメント(0) |
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