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2012年01月23日

貧乏人のコダクローム

まぁ、「高嶺の花」という意味ですから。

昨年までは、フィルムを使って写真を撮影していました。
ディジタル写真に対して、アナログ写真とは言わずに「銀塩写真」と呼んで区別することを知ったのは、近年になってからです。銀塩って・・明治時代の乾板写真か?

こんなワタシでさえディジタル写真に切り替えたことが、きっとコダック社を凋落させる原因になってしまったのでしょう。←?

高校時代に天体写真を撮り始めたころから、リバーサルフィルム(ポジフィルム=スライド用)を常用していました。
リバーサルの方が、ネガフィルムよりはるかに発色が正確だからです。

その流れで、観光写真にも全てリバーサルを使っていたんですが、往時のスライド発表にはリバーサルの方が便利だったものの、最近のプレゼン方式には却って不便になりました。

仕方なくネガフィルムを使うようになり、コンパクトカメラとかレンズ付きフィルムを使っていた時代もありましたが、やっぱり中途半端なので一眼レフに戻った経緯があります。

コダクロームの発色は、確かに鮮やかで良かったです。でもその鮮やかさが、何となく不自然に感じたので国産のフィルムを使っていました。この辺は、日本人の感性に基く選別だったのでしょうか。
モノクロフィルムの「Tri-X」(トライ・エックス)はよく使っていたけど。

 
今でも、イ○ンに持って行けばフィルムを現像・同プリしてくれるし、街中のあちこちにも「カメラのキ○ムラ」などの写真(現像)屋さんがあるから、今のところ現像に不自由はしません。

最近になって、コダックのフィルムをを投げ売りのような安価で売っていました。
期限切れが近い品物でもないから、何度か試してみて特に問題は無いので、店頭に在庫があった時には使っていました。
倖田來未のパトロンね?
コダックのパトローネ

 
ディジタル写真の場合、背景になってる空などのハーフトーンの部分に、色調の段差が出来てしまうことがあります。
まるで迷彩色に塗り分けたような境界が目に付いて不愉快だけども、どうすることも出来ません。
銀塩写真ならばそんな現象は起こらずに、スムーズに色調が変化していくんですけどね。

3原色の組合せの階調が1段階違うだけで、地図の等高線ごとに色分けしたような帯になってしまうんです。
例えば、ホームページの背景を滑らかなグラデーションにしようと思って苦労したらしいけど、縞々模様に見えてしまうサイトがありますね。
オートマでも変速時のショックがあるようなものかと。

 
(写真家が使う大判のフィルムは別として)たとえ現像の作業は無くなったとしても、プリントの作業は(当分は)無くならないだろうと思います。
携帯で撮影したデジタル写真でも、最後はどうしても紙に印刷しないと気が済まない(最近はフォトフレームというモノあるけれど)とか、知人にあげる時も有形の紙じゃないと物足りないとか。

官庁や企業の書類は全て電子化して保管すると言っても、最後は紙に印刷して読まないとあずましくない場合もあるようなもんですかね。

 
「ディジタル」で検索すると、「デジタルではありませんか?」と聞いてくる・・アホらし。


posted by 雁来 萌 |21:57 | 思い出話 | コメント(0) |

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