2011年12月11日
雪は青いと思っていた
平地が積雪状態になった写真を載せるのは、この冬としては初めてだと思います。 トップチームがFC東京に勝ってJ1昇格条件をクリアした翌日、楽しみにしていたサンクスミーティングが中止になってしまいました。 天候は芳しくないものと予想されたので開催を悲観視していたら、携帯に届いたお知らせメールのタイトルが「~開催について」となっていて「え~っ、今日やるの?」と驚いたけど、内容は「中止」のお知らせでした。 しかも、よほど迷った挙句に中止を決めたから急いで作文したのか、「開催」が「樫合」になっていました。 宮の沢は手稲山の麓だから雪が降りやすいけど、たとえ途中でアトラクションが取りやめになったって、みんなで集まるだけでも楽しかろうに・・と思っていたのも正直なところです。 とはいえ昨日の今日のミーティングだから、いったいどれほどの観客が押し寄せるのか分かったもんじゃありません。 スタンドに積もった雪をよけなければ観客が入るスペースが無いことを考えれば、中止は致し方無いと思いました。 やっぱり、あの時期にハーフタイムパーティーを決行しておいて良かったんですねぇ。(U-18の試合があったからパーティーには行かなかったんだけど) サンクスミーティングは「延期」じゃなくて「中止」なのだから、後日に改めて開催するという可能性が無いとすると、その分、来年のキックオフミーティングに頑張ってもらいましょう。(←誰に?)
・・などと考えて、こうなりゃもう、前日の闘争で昂ぶった精神を鎮めるためにも、久し振りに芸術の森へ行ってみようと思い立ちました。 前夜に降り積もった湿雪が凸凹になって路面に残り、しかも気温の上昇と共に表面が融けて走り難かったです。 南区の方面は晴れ間も出てましたが、後で用事があってチョコファクに行くと、みぞれの土砂降りに打たれてしまいました。中止して正解だったのが、嬉しいやら口惜しいやら。 美術館での催しは、「札幌美術展 Living Art -日常- やさしさは いつも そばに。」というタイトルです。 これも芸術作品ですか?? 街灯の根元を車で引っ掛けたような傾き方です。 池はすっかり冬の佇まいになりました。 そう言えば、鳥の姿が見えません。 今回だけは、美術館の前庭に入れませんでした。 積雪を乱されないように、という配慮なんでしょう。 前庭と中庭にはインスタレーション作品があり、澁谷俊彦さん作の《 SNOW PALETT 》という作品でした。 説明には「雪そのものの光と、作品が投げかける淡い色合いの光によって、空間を彩ります。」と書かれており、円板を雪の上に立てて、その下側の面に蛍光塗料を塗ってあります。 円板の上にこんもり積もった雪と、その下に出来た窪みとの対応が面白いし、普通は雪に穴を掘ると青く見えますが、この作品では雪の窪みが赤色にも緑色にも彩られて、雪穴は青いものだという先入観をブチ壊されます。 室内展示で最高に面白かったのは、佐藤一明さん作の《 灼熱ストーブ「鎮火」 》というシリーズでした。 →作者のブログ(2010/12/17、12/16)やこの辺を参考に。 木材を主体にして色んなタイプのストーブの模型を造ってあり、デザインも美しいんだけど、最後にそのストーブの中で燃料を燃やして作品が完成する、という意表を突いた作風です。 作品に触れても良いので、燃料をくべる蓋を開けて中を覗いてみると、ストーブや煙突の内壁が焦げてるんです。そりゃぁ焦げますよ、木で出来てるんだから。 本物のストーブならば内壁に煤が付いてて当たり前だけど、自分が作った芸術作品をわざわざ火で焦がすなんて普通はあり得ない仕上げの方法ですから、十能かデレッキで頭を叩かれたような、衝撃的な感想を受けましたよ。笑
posted by 雁来 萌 |20:55 | 雑念 | コメント(0) |
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