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2011年11月17日

アメダス探訪・富良野辺

今回は「富良野編」ではなくて「富良野辺」です。
「富良野と、そこいらへん」という意味の「辺」です。←変?

もう1ヶ月近く前になりますが、美瑛や富良野の周辺のアメダス地点を見学してきました。

 
アメダス探訪「白金」の巻(1011/10/22)

予想した2ヶ所のうちの1ヶ所:十勝岳火山観測所にありました。
火山観測所

泥流の発生を予測するためには、雨量の観測が必要です。
雨雪量計
ここは積雪が深くまで積もるので、高い位置に設置されているのでしょう。

施設の裏壁には、防犯用のカメラ・・じゃなくて、噴火を監視する火山カメラが据え付けられていました。室内にもカメラがあるようです。
噴火を監視するカメラ
赤外線カメラなので、夜でも噴煙などを観測できます。

そのカメラが撮影する方向は、樹が切り開かれていました。(十勝岳は右奥にあります)
山のあなたの空遠く

すぐ近くに「白金温泉」がありますから、噴火や泥流が発生した時に従業員や宿泊客が避難する高台まで、避難路が設けられています。道路を跨ぐ避難路もありました。
三十六計 逃げるに如かず
この高台の上に、一時避難場所を兼ねる「十勝岳火山砂防情報センター」があります。

温泉街がこれだけ火山に近いと、まずは逃げなきゃね。
こんな近くを流れたら生きた心地がしない
手前に見える川のような窪みは、泥流を流す導流溝です。


アメダス探訪「美瑛」の巻(1011/10/22)

直線的な白樺並木を麓まで(惰性で)降りてきて、農業技術研修センターの隣に見つかりました。
何も障害は無い

さすが美瑛ですね、背景の丘と木が絵になっています。
丘の街だよ

ここでは積雪深も測っていて・・芝の代わりにマットを敷いてありました。
緑のマット
雨粒が地面ではね返らないようにとか、日射の照り返しを防ぐように芝地にするんですが、草が伸びると積雪深の測定に誤差が生じる不都合もあるのかな。

風向風速計と日照計:北北西に進路を取れ
撮影しやすい曇り空

あら、もしかして・・おぉ~っと! 飛行機が並んだよ。
B-29と紫電改か
二度と撮れないタイミングだな。


アメダス探訪「上富良野」の巻(1011/10/22)

Google Earth で見当を付けた通り、役場の車庫の裏にありました。
上富良野まで来た

向こうが消防署で・・おや、柵が二重になっています。
ご丁寧に・・と思ったら

なるほどね。遊具にされかねない。
備えあれば憂いなし

雨雪量計と温度計(積雪に備えて高い位置に上げてあるらしい)
積雪に備えて温度計を上げてある

上富良野では南南東の風、風力2、曇り、天気は下り坂・・急がなきゃ。
墨を流したような黒い雲


アメダス探訪「富良野」の巻(1011/10/22)

急いだけど間に合わずに雨が降り始め・・公園の中にありました。
公園のド真ん中

今日はどこも、立地に問題が無い所ばかりでした。
障害になるほどの樹高でもなさそう
柵の隅が開いてるんですけど・・。

温度計と積雪深計と雨雪量計
超音波式だね
ここも芝生に似せたマットを敷いてあります。

ここの風向は南南西だね・・いよいよ低気圧が直撃か。
いよいよ荒れてくる

説明パネルは年季が入ってかなり色褪せております。
この木なんの木?

予想はしていたけれど、帰りは走るだけで自動洗車されるような雨降りになりました。


posted by 雁来 萌 |21:03 | 気象細事記 | コメント(0) |

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