2009年11月11日
<第8話> 届かない声
「もうすぐJ2開幕ですね」 と今年の3月に このカテゴリーでエントリーして以来、8ヶ月ぶりの短編空想話。 「もうすぐJ2も閉幕ですね」 です (^_^;) 【届かない声】 遠い勤務地へ単身赴任して1年ぶりに帰った我が家は 家の形そのものが違っていたし、部屋の位置も数も変わっていた。 しかも20歳台半ばの子供達が小学生に戻っていたのには驚いた。 息子は黄色いロバの着ぐるみを着て、ソファーの上でおどけて私を迎えた。 とりあえずシャワーを浴びようと思い2階の自室へ着替えを取りに行ってみた。 部屋は何だか細長くなっていて、フトンやら何やらが散乱していた。 元々あった大きな蛍光灯の横に、古いタイプの小さな蛍光灯が2つぶら下がっていた。 階段の段数が増えていて1階のリビングから果てしなく遠い感じがした。 長い階段を降り、リビングにいた妻に蛍光灯のことを聞くと 古いのがナゼかダメになったので自分のセンスで新しいのを購入したそうだ。 私はシャワー室へ入る前に下着を持ってきていないことに気づき かなり面倒だけどもう1度長い階段を上がり2階の自室へ戻ることにした。 面倒だと思った割には軽快な足取りで、難なく自室に到着。 テレビの上にある容器から下着を取り出そうとしたその時! 私の背中に誰かがしがみつき、左側の肩甲骨付近をガチガチと噛んでいる! 首を左に向け噛んでいる犯人を見たら それこそ肩甲骨にギリギリ届くぐらいの背の低い…… おそらく中年女性か老婆。 髪を振り乱しながらガチガチと噛み続けている。 顔は見えないが、私と同じ黒いTシャツのようなものを着ている。 パニック状態になった私は振り払おうと体を激しく動かした。 手を使おうとしても何もつかめない。 1階の家族に助けを求めるために 「助けて!」 と叫んだ。 だが声がかすれて僅かな音量しか出ない。助けを呼ぶ声は1階まで届きそうにない。 ガチガチと音を立て無言で噛み続ける謎の女……。 そこで私はハッ!と目が覚めた。 --- END --- この話、今朝方本当に見た夢の話です (汗) 目が覚めて夢だとわかりホッとしたと同時に心臓の鼓動が激しくて 何度も深呼吸して、ようやく落ち着きました。 夢占いに詳しい方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。 マジで怖い夢でした。 朝 5:30頃から、ほんの僅かな時間に見た夢です。 あ…… これじゃ空想とは言えませんね (^_^;)
posted by hiroki |17:36 | 空想短編集 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:<第8話> 届かない声
気味悪過ぎですね。
これが吸血鬼なら、自分の意見を押し付ける人物を表し、魔女なら、権力を持つ女性を表すそうですが、他に気になるのは、お子さんが小学生に戻っていたこと、細長い部屋、蛍光灯ですが、自分の知識では判りかねます。
目が覚めて、怖かっただけか、後味の悪さが残るかで示唆することは違ってきます。
posted by OWLS| 2009-11-11 19:01
Re:<第8話> 届かない声
>OWLSさん
後味が悪かったと言えるかどうかは微妙ですが
目が覚めた後
本当にシャワーを浴びまして (毎朝シャワー or 入浴してます)
洗顔・洗髪の時どうしても目をつぶるのですが
怖くて背中を壁につけて洗っていましたね~ (^_^;)
その後ですが、今日のPMはカウンセラー室に1人で常駐していまして
特に恐怖感も無かったし、後味の悪さは多分ないと思います。
posted by hiroki| 2009-11-11 19:50