コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年04月16日

~進化~ 第7節試合データよりリーグ・コンサ現況

シーズンは、第7節にまで来て、今シーズンの序盤概要が明確になってきました。
ここまで、
第1節;攻撃力の発揮は未だ模索・整備中で、守備力主導⇒高守備力チームが主導
第2~4節;攻撃力発揮が進行し、攻撃項目・得点力が急増し、攻撃中心・主導⇒高攻撃力チームが巻き返し
第5・6節;守備主導チームにより、攻撃優位への対抗策が準備され機能発揮、巻き返し進行⇒高守備力チームが巻き返し
第7節;攻守の高バランス、高い攻撃力・守備力を高いレベルで発揮チームが上位への道を獲得・リーグ主導。
単純な攻撃や守備主導は、対戦対策による「想定戦術の阻止・制約」を受け、想定プレイを低減され、戦績低迷。攻守両方のバランスを、高いレベルで実践、がポイント。更に、上位進出の鍵・条件は、「相手対策を上回るだけの攻守高レベル戦力発揮」か「相手対策を想定し、その対策を打破する第2・第3戦術の戦術・プレイの多様性保持、発揮」の2つのみです。
コンサの目指す方向は「相手対策を上回る高レベル戦力、相手対策を打破する第2・3戦術の多様パターン戦術」どちらも指向ですね。
順位とチーム方針を一覧してみると、
1位 広島  得点11・5位  失点3・1位  攻撃〇守備◎
2位 FC東京 得点12・2位  失点5・2位  攻撃◎守備◎ 
3位 大分  得点10・7位  失点5・2位  攻撃△守備◎
4位 名古屋 得点15・1位  失点6・5位  攻撃◎守備〇
・・・・・以下チームは、攻守どちらかに低レベル・・・・・・
5位 横浜FM 得点11・5位  失点8・10位 攻撃〇守備✕
6位 鹿島  得点10・7位  失点9・11位 攻撃△守備✕
7位 浦和  得点 5・15位 失点7・6位  攻撃✕守備△
8位 川崎  得点 7・12位 失点5・2位  攻撃✕守備◎
ここから、明らかに、<攻撃〇と守備〇以上が上位進出条件>である事が証明されています。
コンサは、
11位コンサ  得点10・7位  失点13・16位 攻撃△守備✕✕
どちらも大きい不足状態!
この傾向は、ここ何節か、継続し、上位へ参入するには、前提の戦力整備が必要なリーグ現況です。
では、試合データを点検しましょう。
第7節公式試合データ
第7節全チーム平均とコンサを、前節との対比で推移を点検・・・
  平均は、得点=失点、シュート数=被シュート数、決定率=被決定率となりますね。
    得点-30m進入-シュート数-枠内数-決定率-パス成功率-被シュート-被決定率
L平均 1.2点-40.9回-11.8本-4.1本-10.4%- 77.7%-   - - -
➅節  1.4点-42.5回-12.0本-4.4本-11.6%- 77.0%-   - - -
コンサ  1点-52  回-14本➂位-7本➀位-7.1%⑪位-84.1%➄位-11本➇位-0%➀位
➅節   1点-54  回-19本➀位-4本➈位- 0%-   86.3%➁位-5本➀位-20%⑯位
リーグ平均値は、僅かに、得点減少=失点減少、シュート数・枠内数・決定率の攻撃3要素が低下し、守備力強化の相対関係・傾向値。
コンサは、課題の「シュート精度=枠内数・決定率が大幅改善」「被シュート数は悪化するも、被決定率改善し、失点減退」とリーグ動向とは逆行し、大幅改善。

コンサの出色は、
(1)シュート精度~「枠内数」は、C大阪と並び「7本の1位で、枠内率50%」となり、当然の結果として「得点獲得」
 ちなみに、リーグの枠内数順位は、1位・7本コンサ・C大阪、3位・6清水、4位・5本名古屋・鹿島・広島・大分・・・
(2)プレイ精度~「パス成功率」が、リーグ5位・84.1%の高率で、前節より△2.2%と一見、見えますが、パス内容が「縦パス~連動パス交換」と内容が変化し、より難易度の高く、効果の高いパスへ転換したにもかかわらず、高成功率を維持したもので、プレイの大幅進歩・進展です。
(3)走行距離・スプリント数は、1週間に3試合に起用された「累積疲労選手」の起用の懸念・リスクによる「低下想定」の所、逆に、
今節117km・186回で、前節116km・154回を上回りました。試合中との選手交代も対象6選手中、66分ルーカス・84分菅の2選手のみで、6選手の「驚異的な精神力の強さ」により他の選手にも伝播・影響した好数値でした。

最後に、コンサの今節の項目別順位を確認して置きます。

得点1点・6位
シュート数14本・3位  枠内数7本・1位  PA内シュート数9本・3位
PA内シュート率64.3%・5位  決定率7.1%・10位
30m進入数(攻撃回数)52回・2位  
パス数466本・10位  同成功率84.1%・5位  
クロス数15本・9位  同成功率20%・4位
失点0点・1位
被シュート数11本・8位  被決定率0%・1位
タックル数21回・6位  クリア数28回・5位
支配率47%・11位  
走行距離117km・4位  スプリント数186回・6位

優位項目 劣後項目 を確認すると、
攻撃項目は、決定率のみが劣後し、他の全項目が優位です。
守備項目は、前節全て劣後項目でしたが、全て優位項目に大逆転しています。
基礎項目は、支配率のみ劣後、劣後予想の走力・フィジカルは優位となりました。
纏めると、
今節のコンサは、超攻撃的戦術はより一層推進し、リーグ屈指の攻撃力を示す数値でした。しかし、唯一の課題・劣後項目「決定率」により、「複数得点となるべき攻撃力を、最少得点・1得点としてしまい、試合結果を接戦にしてしまった」ものでした。また、最弱点の守備・失点防止力は、<攻撃時にトライ・攻撃的縦パスを仕掛けるも、パス成功率を維持出来・連続攻撃を成功させ、多発していた「ボールロスト」を激減>出来ました。その結果、<相手カウンター回数を半減>出来、<カウンターを多発⇒特定数>とし、<一回毎のカウンターに対しての集中度・対応力を上げ>、特に、<<相手シュートの阻止・ブロック局面に、高い集中を発揮し「複数選手の壁」で、GK・ソンユンのみに頼らないカバー・守備を実践>し、「零封・失点0」を掴めました。
決して、守備的戦術や布陣はせず、全選手の緊密で高い集中を継続し、攻撃的戦術を維持したまま、守備力の上昇を実現できた理由です。

ミシャが求めていた事こそ「選手の集中する意識、一瞬も緩まない集中力、徹底せず妥協の甘いプレーを一切排除する意識」の<意識改革>でした。第6節~ルヴァン杯第3節起用~第7節と「激しく・厳しい選手起用」で、やや投機的に、追及・賭けに出ても、求めたものが、「この意識」でした。そして、それに選ばれた6選手が「チーム中核そのもの」という事も現実化・証明してしまいましたね。選択漏れ選手「荒野・・・」は中核外、という事になってしまいましたね。
これからに大きく影響する第7節となった事は、絶対・間違いありません。

posted by yuukun0617 |16:02 |

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