2018年06月02日
~進化~ 新シリーズ 現在・未来コンサ点検~⑤得点パターン分析~
~進化~ 新シリーズ 現在・未来コンサ点検~⑤得点パターン分析~です。
1.全得点解析
全20得点を、節〇・対戦相手・時間帯・直前プレイパターン・内容・(選手)一覧記載します。
HSヘデイングシュート、FKフリーキツク、SPショートパス、LPロングパス、CKコーナーキツク、TPスルーパス、S足シュート、HTPヘデイングスルーパス、
(1)②C大阪 後17 クロス 右クロス(三好)→チャナHS
(2)② 同 後24 セットプレー FK(福森)-こぼれ球三好SP→右クロス(駒井)→深井(DFに競り勝ち)HS
(3)② 同 後34 セットプレー 右CK(福森)→進藤HS
(4)③ 清水 前15 クロス 右クロス(駒井)→ジェイ(マーク外し)HS
(5)④ 長崎 後 8 スルー TP(チャナ)→ジェイ(DF外し)右S
(6)④ 同 後49 セットプレー TP(福森)→HTP(ジェイ)→チャナHS
(7)⑥名古屋 前26 セットプレー 右CK(福森)→進藤HS
(8)⑥ 同 後24 SP 左SP(ジェイ)→都倉バイシクルS
(9)⑥ 同 後28 オウンゴール 左クロス(菅)→相手オウンゴール(櫛引)
(10)⑦ 湘南 後46 SP ロスト奪取(兵藤)HSP→都倉(DF外し)左S
(11)⑧ 柏 前13 クロス 右クロス(三好)→宮吉HS
(12)⑧ 同 後42 クロス 右クロス(三好)→都倉HS
(13)⑩横浜FM 後 4 クロス 左クロス(福森)→都倉(DF躱し)右S
(14)⑩ 同 後21 クロス 左クロス(菅)→進藤HS
(15)⑪ 仙台 前16 クロス 右クロス(進藤)-ロスト奪取-TP(菅)→福森左S
(16)⑪ 同 後33 ドリブルドリブル侵入・TP(駒井)→チャナ左S
(17)⑫ 鳥栖 後34 セットプレー 右CK(福森)→進藤H-こぼれ球ー奪取ジュリーニョ(DF反転外し)左S
(18)⑫ 同 後38 LP LP(兵藤)→ドリブル(ジュリーニョ)~(DF振り切って)左S
(19)⑬G大阪 前39 クロス 左クロス(福森)→SP(チャナ)→深井左S
(20)⑬ 同 後27 こぼれ球TP(チャナ)→SP(荒野)→駒井S~GK弾き-こぼれ球奪取(駒井)-SP→都倉オーバーヘツドS
20ゴールともなると、データ羅列ですね。しかし、一つひとつに、「汗と血と涙」がこもる貴重なプレイが蘇りますね。
少し纏めてみます。
A.「直前プレイのパターン」分類・占率は、
1位 クロス 8得点 40%・・最大の得点源・ストロングポイント
2位 セットプレー 5得点 20%・・1位・2位で60%占率。
3位ショート・スルーP 3得点 15%・・他チームの中心攻撃ですが、コンサ低率
4位 ロングP 1得点 5%・・4項目共に、同値
ドリブル
こぼれ球
オウンゴール
※1位・2位の両パターンとも、「優秀キッカー+優秀ターゲット選手の存在」がキーポイントで、コンサの「保有選手の強み」が、クロス攻撃・セットプレーの両パターンを形成し、守備面での「セットプレー・クロスプレー守備力」も形成しています。
※3位パターンは、他チームでの主力攻撃パターンですが、コンサでは未開発です。パス成功率の上昇と同時に、改善・上昇が期待される攻撃パターンです。実戦でも、「鮮やかなパス交換」による敵陣突破の局面は、少しずつ実現していますが、数と質が低レベルですね。
※「前線への放り込み」「ドリブル突破」は「1得点」ずつしか成功していません。現実は甘くない、攻撃が単発で終了する「非効率攻撃」という現実ですね。
B.得点時間帯からは、
試合を15分単位で分けたⅠ;00~15、Ⅱ;16~30、Ⅲ;31~前半終了、Ⅳ;後半開始~60(後半15)、Ⅴ;61~75(後30)、Ⅵ;76~試合終了で確認です。
Ⅰ試合開始~15分 2得点;ジェイ・宮吉
Ⅱ 16分 ~30分 2得点;進藤・福森
Ⅲ 31分 ~前半終了1得点;深井
前半 5得点 40%
Ⅳ後半開始~60分 2得点;ジェイ・都倉
Ⅴ 61分 ~75分 6得点;チャナ・深井・都倉2・オウンゴール・進藤
Ⅵ 76分 ~試合終了7得点;進藤・チャナ2・都倉2・ジュリーニョ2
後半15得点 60%
※前半~後半開始15分まで冷静な展開、後半16分(通算60分)以降試合終了までが最多得点時間帯となります。=前半均衡・後半勝負型=が得点から証明されます。
※細かく見ると、選手特徴が見えて来ます。
・試合開始直後集中型ージェイ!・宮吉【投入直後15分で得点獲得】タイプ。・・スタメンで、消耗と同時にパフォーマンス低下よりも、途中投入が効果的起用となります。
・逆に、試合進展途中~エンド集中型ー都倉・チャナ・深井・進藤【マッチアップの中、チャンスを見つけ出し、得点に繋げる】タイプ。・・スタメンから起用し、試合後半で積み上げた「マッチアップ成果・手応えから得点」との起用が効果的ですね。
〇コンサの選手は、ジェイ・宮吉型よりも、都倉他型が多いですね。ミシャの起用法も、この点を考慮したものと理解できます。
C.得点シュートからは、
確認してみて初めて知りました。選ュート選択に大ポイントがありました。
ヘディングシュート(HS)と左右足シュート(S)の比較・確認です。
進藤 チャナ ジェイ 都倉 深井 宮吉 ジュリーニョ 福森 計
HS 3 2 1 1 1 1 0 0 9点
S 0 1 1 4 1 0 2 1 10点
計 3 3 2 5 2 1 2 1 19天+オウン1
※HSが、得点の約半数です。これは、クロス・セットプレー得点が60%と完全符合し、「ターゲット選手はヘディングシュートを中心」に得点獲得との特徴によるものです。見逃せないポイントです。
※HSが半数ならば「高身長・高さ選手」が優位かと言うと、全く異なる得点実績です。意外に、都倉は「高さによる得点」ではありません。また「チャナ・宮吉」の様に低身長選手も、積極的にHS得点獲得ですね。大きなポイントで、≪高さ+チャンス量と多様さ≫で前線どの選手にも、≪ポイントHS得点獲得≫を狙う戦術展開を実践しているという事です。・・ターゲット選手条件に「高さは絶対要件ではない」という事です。
昨シーズンは、セットプレー得点18点・クロス得点11点(計75%)で、得点でのシュート選択はHSが65%で、「高さ」が選手起用要件でしたが、大きく相違しているポイントです。
D.選手別得点からは、
シュート数と得点獲得・決定率の確認です。
選手 シュート数 得点 決定率
都倉 42 5 ⑥11.9%
三好 31 0 0
チャナ 21 3 ⑤14.3
ジェイ 17 2 ⑦11.8
菅 16 0 ●0
駒井 13 0 ●0
進藤 12 3 ②40
福森 12 1 ⑧8.3
深井 10 2 ④20
宮澤 8 0 ●0
荒野 7 0 ●0
ジュリーニョ 4 2 ①50
宮吉 4 1 ③25
ヘイス 4 0 ●0
兵藤 4 0 ●0
ミンテ 4 0 ●0
※決定率からは、FW①③⑤⑥⑦ MF④ DF②⑧の分布です。
2.まとめ(課題と改善)
課題点とポイントを再掲載すると、
(1)1位クロス・2位セットプレーの両パターンとも、「優秀キッカー+優秀ターゲット選手の存在」がキーポイントで、コンサの「保有選手の強み」が、クロス攻撃・セットプレーの両パターンを形成し、守備面での「セットプレー・クロスプレー守備力」も形成しています。
(2)3位「ショートパス・スルーパス」パターンは、他チームでの主力攻撃パターンですが、コンサでは未開発です。パス成功率の上昇と同時に、改善・上昇が期待される攻撃パターンです。実戦でも、「鮮やかなパス交換」による敵陣突破の局面は、少しずつ実現していますが、数と質が低レベルですね。
(3)「前線への放り込み」「ドリブル突破」は「1得点」ずつしか成功していません。現実は甘くない、攻撃が単発で終了する「非効率攻撃」という現実です。
(4)時間帯から=前半均衡・後半勝負型=が証明。
(5)選手特徴は、2つのみ。
①「試合開始直後集中型」ージェイ!・宮吉【投入直後15分で得点獲得】タイプ。・・スタメンで、消耗と同時にパフォーマンス低下よりも、途中投入が効果的起用となります。
②「試合進展途中~エンド集中型」ー都倉・チャナ・深井・進藤【マッチアップの中、チャンスを見つけ出し、得点に繋げる】タイプ。・・スタメンから起用し、試合後半で積み上げた「マッチアップ成果・手応えから得点」との起用が効果的です。
(6)ヘディングシュートが、得点の約半数です。これは、クロス・セットプレー得点が60%との得点実績と完全符合し、「ターゲット選手はヘディングシュートを中心」に得点獲得との特徴で、見逃せないポイント。
(7)ヘディングシュートが半数ならば「高身長・高さ選手」が優位かと言うと、全く異なる得点実績です。意外に、都倉は「高さによる得点」ではありません。また「チャナ・宮吉」の様に低身長選手も、積極的にHS得点獲得です。
≪高さ+チャンス量と多様さ≫で前線どの選手にも、
≪ポイントHS得点獲得≫を狙う戦術展開を実践している、という事です。
ターゲット選手条件に「高さは絶対要件ではない」という事です。
(8)決定率(力)は、各選手「固有能力」で、選手起用が固定化し難い理由。スタメン多用選手は、
前線 都倉 ⑥位 チャナ⑤位 三好● 、途中交代ジェイ⑦位 で決定力(率)と連動出来ておらず、更に、5トップを構成するサイドスタメンの 駒井●・菅●と決定力無しで、コンサ「低決定力・得点不足」の原因です。
【改善】は、
A.スタメン前線選手の決定率(力)の低さ
得点実績は、前線選手で13得点、それ以外選手は6得点ですが、
シュート数は、前線選手123本、それ以外選手86本で、
決定率では、前線選手10.5%、それ以外選手6.9%、
これが、スタメン選手限定ですと、
得点実績、前線選手で8得点、それ以外選手は6得点
シュート数、前線選手94本、それ以外選手75本
決定率で、前線選手8.5%、それ以外選手8%となり、
≪前線選手の低決定率が明白≫です。
B.一点大きな懸念点を指摘して置きます。
ミシャ戦術チームに共通の大課題が「前線選手の低決定率」です。
広島・浦和共、リーグ最多のシュート数となりましたが、得点が比例しませんでした。つまり「前線選手の決定率」問題で、結果的に「多得点獲得・ゴールランキング上位選手」が出現するも、徐々に決定率低下が継続・進行し気が付くと「得点不足」(攻撃戦術により失点増加となり、相対的により多くの得点獲得が必要となますが)に陥ります。この原因が問題です!
「前線選手(=クローザー・ストライカーとして最終シュートプレイ選手)」は、多数のシュートが常態化するため、「一つのシュート毎の集中力・精度意意識が下がって」いきます。つまり、「この一本を外しても、次のシュートで得点すれば良い」との意識です。ここからは≪シュート至上主義≫も重なります。 気が付くと、「当時、チャンピオンチームに拘わらず、代表へ召集されるFW・シャドー選手はいない」との現象ともなりました。
こんな、ミシャ戦術の「落とし物」=「前線選手の決定率ダウン」が、コンサにも浸透していないでしょうか。危険です。
本来、≪最後のシュートの意味≫は、そのシュートに至る多数選手のプレイの連続によるもので、得点したFWのヒーローインタービューに「ここまで準備してくれた選手のお陰です」とある通りです。つまり「守備陣から続けたプレイの終着点に最後のシュートがある」という事で、複数・多数選手の「努力・献身・創意・汗と血と涙」の終点が「得点のためのシュートプレイ」という事ですね。本当は「全シュートが得点にならなければいけない」ものという位、責任の重いプレーですが、「多数シュートのチャンス」に溺れ、本来意味を追求しない前線選手はコンサには居て欲しくないですね。
この様に、得点パターン・得点選手を点検すると、多様な課題・改善点が出て来ました。
現在、ミニキャンプでどこまで改善・迫る事が出来るでしょう?!
中断以降のコンサ進撃のため、「厳しく・貴重な・必須のトレーニング」に邁進し、着実な一歩・積み上げ・成長を果たしていきましょう!
posted by yuukun0617 |17:49 |
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