2015年07月20日
打つ手なし、と思ったけど、あえて・・・(2)
オフィシャルホームページがリニューアルされたが、「コンサドーレ札幌強化計画」のpdfはそのまま残っている。前提としてこの事実は非常に重要だ。 つまり、三上GMは2003年からのこの計画をいまだに引きづっているということだ。 http://www.consadole-sapporo.jp/wp-content/uploads/2015/05/kyouka.pdf http://www.consadole-sapporo.jp/club/ 何年か前に計画を見直すとサポーター集会(ドーム会議室)で公言していたが、結局2003年策定のあの計画を越えるモノが出来ていない。 現状を分析するにあたり、クラブが今どういう状態なのか押さえておく必要がある。 コンサはあの年以降一度も「ステップ4」「ステップ5」までたどり着けずにいる。J1定着ができずにいる。三上GMはステップ5まで辞めるつもりはないだろう。 野々村社長も今年2月のサポ集会で下記のように明言している。 「現状は良くなっているが、まだまだ足りない」 「6位に入れなかったらダメというのは違うんじゃないかと思う」 長期でクラブを大きくして予算(強化費)を増やそうとしている最中だ。 絶対昇格とは言わないし失敗しても社長は辞めないと言い切っている。だからフロント批判、監督批判は的を射ていない。バルバリッチには昇格を第一には求めていない。その証拠にバルバリッチは年俸の高い選手(上手いだけの選手)を使っていない。低コスト高パフォーマンスの集団を目指している。これはおそらくフロントの指示もあってのことだろう。そういう話し合いは通訳を交えてしているそうだし。あくまでも低予算でも回る組織作りをしている。どうしてか・・・。目玉のFW(?)を補強するためだ。MFは余るほどいる。補強するならFWしかない。(DFもか) この推測が正しければ、上手いだけで点を取れない(アシストできない)選手は放出される。これは間違いない。逆に言えばJで30番目の規模だから大胆に動ける。強化費を「点取り屋」に集中させろという流れになるんじゃないかな?主にスポンサーサイドから。 そりゃ建前は「J1昇格」ですよ。そんなの当たり前。俺だって開幕前はJ2優勝と書いたし、ゴメスともそれを確認した。だけどいつまでもそれを引っ張る状況でもない。怪我人はすぐには戻らないからね。 わかりやすく言えば、若手育成が優先事項であり、深井が居た大宮戦の前半のようなゲームが出来ていれば合格だ。実際伸二も財前監督の時よりも若手が成長しているのを認めている。 したがって今季中のバルバリッチの解任は100%無い。(と思う) というか、名塚さんや四方田さんはまだまだ温存しておきたい(笑) 「クラブの規模を大きくする」 「コンサをきっかけに長くサッカー選手で居続けて欲しい」 そのために大目の選手数を保有しているとも明かした。 以上はクラブコンセプトの側面から復習してみた事だ。 ベテランと若手、道産子と他クラブからの移籍組、これらのバランスについてはサポーター間でも意見が分かれるところ。 自分の考えでは、11人全員ユース&道産子にしたところで、J1へ上がれるとも思わないし定着するとも思えない。が、角度(見守りスパン)を変えてこれが3年後ならあるいは5年後なら・・・と考えるとそういう考えもアリかなと思う自分もいる。 一方、今まで散々お世話になった非道産子、非ユース組がいなくなったら果たしてチームとして機能するのか。その前に集客できるのか。 こんな考えが頭の中で逡巡しているのである。 このテーマに関しては、これからずっと考えていくことにして、もう1点書いておきたいのは、なぜコンサが昇格できないと思ったかである。 これは三浦俊也元監督の言葉を引用したい。わかる人にはわかる。それでいい。 「セットプレーに弱いことは致命的。J1に上がれたチームはすべてセットプレーに強い」 セットプレーで失点し、セットプレーが得点源にならないコンサに果たして、J1昇格&J1定着の資格はあるのだろうか。 現時点では全く無いと言える。
posted by odo5312 |06:56 | データファイル2015 | コメント(4) | トラックバック(0)