2015年05月09日
協働システムの構築を
あくまでも私見だ。緊急提言に近い。 サポーターの意識が偏り過ぎている事に危機感を持つ。 一つは監督の意図を汲もうとしていない点、もう一つはナザリト叩きだ。 この２点をかみ砕いて説明しても、受け入れられない人には無理だろう。こういう考え方もあるよ、という程度に読んでもらえれば幸いだ。 監督の意図については、 ・ナザリト頼みがダメなのと同様に「都倉一辺倒」でもダメでしょということ ・そもそも「１トップが誰」と固定するのが正しいのだろうか ・理想形は都倉も内村もナザリトも二桁得点できること ・２列目の選手は得点に絡まなければ評価されるべきではない 目指すところはJ1昇格。まずは昇格だ。それだけなら１人のエースに頼ればなんとかなるかもしれない。しかし、その先を見据えてJ1残留、そして死ぬまでに一度はJ1優勝と考えているので（俺は）、誰が入っても回るシステムじゃないと安心できない。 直近の３試合がもの凄く良かっただけに、今節で前の３人のバランスが崩れたのが非常に残念だった。要はナザリトの１トップがダメだと決めつけるのは早計だということ。そして都倉とナザリトの相性が悪いというのも的外れだと言いたい。過去の試合結果を見ても、都倉はナザと合わせられない事はない。むしろ問題はナザ以外にあると考えた方がいい。 例えば２列目が変わっただけでこんなに酷くなるということは、１トップだけのせいではない。（内村＆ニウド）と（中原＆都倉）で全く違うサッカーになるということはシステムとして成立していない証拠だ。組織の約束事がなく、例えばニウドの個人技、都倉の機転でなんとかなっていただけという事だ。 前半がどうしようもなく酷かったのは、中原と荒野の不振に尽きる。両名とも技術があるのに出し切れていない。メンタルなのか周りとの阿吽の呼吸なのか、とにかくリズムもメリハリもない。酷いの一言。こんな調子じゃ「松山光プロジェクト」の意義も遠のいてしまう。 はっきり言ってこんな調子なら、中原は早晩、小野伸二にポジションを奪われるだろう。実際、もうイルファンや古田の方が、ゴール前で何かが起こりそうなワクワク感がある。勝負魂やプレーの思い切りの良さは重要、あくまでも興行だからスタンドを湧かせないとプロじゃない。今の中原ならＪ３にレンタルも有り得る。それくらい崖っぷちだ。 荒野はぶっちゃけ代表としてどうなの？というレベル。もっとリーグ戦でガツガツ魅せてくれないと、テグジャパンでも埋もれてしまうのでは？ 二人とも協働の部分で欠けている。つまり自分を生かしてもらうために、自分がどう動くべきかがわかっていない。そして周りの選手の良さも引き出せていない。中原には得点で期待ができないので２列目は不向きなような気がするし、荒野には期待が大きい分、「がっかり感」しかない。 ０－３負けじゃなくて、２－３だったのでスタジアムはねぎらいの拍手で包まれ比較的温かい空気で終える事ができたが、その大半は都倉へのものであって、他のメンバーは勝ち点０の代償について深く反省すべきだ。今問われているのは、バルバリッチがなぜ今日のスタメンにしたかなのだ。スタメンが間違いだった。監督が悪かったでもいいが、それではチームとしては何も進まない。 チームとしてＪ１へ前進するには、日替わりヒーローが誕生しないといけない。過去のコンサがすでに証明している。2007年後半、岡本や西が頭角を現した。荒野や中原は先輩方に続く義務がある。なぜならチャンスを与えられているからだ。もう若手だとかユース上がりだとか、道産子枠というだけでチヤホヤされる期間は過ぎ去った。ベテランとの競争は激化する。早く自分の「色」を見つけないと出番がなくなると思って欲しい。悠長に成長を待つ時間などコンサにはない。
posted by odo5312 ｜23:24 | データファイル2015 | コメント(2) | トラックバック(0)
