2010年08月06日
コバエがホイホイ捕れる罠
夏場になると果物の食べ残しとか、種とかにハエなどが集まります。 特に、アルコール発酵する果物には、どこから涌いて出て来るのか、沢山のショウジョウバエが集まります。 第一段階の対処としては殺虫剤を噴霧しますが、それだと見つけた虫に一々噴霧しなければならず、イタチごっこのような気がします。 次に考えるのがハエ取りリボンで、吊るしておくだけでハエが勝手に止まって捕まるのだから、手間が省けます。 さらに進んで、最近ホー○ックで見つけたのが「コバエがホイホイ」という商品です。 ハエが鳴門海峡の渦潮(あるいはサイクロン)に吸い込まれて行くようなイラストになっています。 「コバエの習性を知り尽くした」と自慢げに書いてあるだけあって、研究と設計と試作と改良を果てしなく繰り返したことが想像され、見事な出来バエになっています。 その捕獲殺虫作戦とは(ハエ達にバレないように小声で言うと)、
- 香りで誘う
- 止まり木効果でとまる
- 容器内にもぐる
- 角切りゼリーでキャッチ
という四段構造になっています。 つまり、効率良く呼び寄せて、一ヶ所に集めて、容器内に収容して、動けなくしておいて毒殺する・・どの段階も巧妙に仕組まれており、用意周到で計画的な犯行です。 これじゃぁハエにしてみれば、アウシュビッツの強制収容所を遥かに凌ぐ、同時大量殺戮装置に見えているかも知れません。罠だと気付いた時には遅いんですけど。 あまりの効率の良さに驚嘆しつつも・・人間って、こんなことばかりしてて良いんでしょうかね・・鬱陶しいという身勝手な発想で他の生物をどんどん殺しちゃって。 身に覚えがありませんか? 例えば・・
- ネオンに誘われる
- 止まり木に止まって飲む
- 薄暗い路地に入り込む
- 客引きにつかまって窮地に陥る
・・そう、行き当たりボッタクリの店ですね。(笑)