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作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。

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勇払原野の夏景色

2008年08月04日

私が卒業した高校の校歌は、「勇払原野末遠く~」で始まります。
まさか、「ガタ」の同窓生なんて・・。

苫小牧から千歳に向かって36号線を走ると、車窓から眺める風景には大して物寂しさを感じませんが、室蘭本線に乗って岩見沢方面へ向かう列車から眺める風景は、正に「原野」と呼ぶに相応しい悲壮感があります。

こんな、夏でも霧がかかって肌寒いし、冬には木枯らしが吹きすさぶような悪条件の土地に、米を植えようとか、芝を植えてサッカー場を作ろうとかいう発想は、すんなり出て来ないのが普通でしょう。

でも、そんな困難に立ち向かおうとする人物がいたお陰で、「厚真米」を献上するほどになったし、浜厚真にサッカー場が出来て、毎年プリンスリーグの試合をしています。


浜厚真の野原公園サッカー場へ向かうには、日高自動車道にしろ235号線にしろ、沼の端から柏原を通って浜厚真へ行くのが通常ですが、今年は勇払を通る海岸沿いの道を行き来してみました。
原野商法すら成り立たない土地
いかにも勇払原野らしい風景です。特徴が無いので、どこを撮影したのかは本人にしか分かりません。

この道は、ほとんどJR日高本線と並行して走っていて、勇払からは海岸を見ながら厚真火力発電所の横を通り、フェリーターミナルの横を過ぎて、厚真川と線路を渡ればすぐサッカー場に着きます。
特徴としては・・直線です。信号が無いです。交通量も少ないです。建物が無いので、景色が良いです。

実は、2日連続で浜厚真に日帰りするのは時間とガソリンの無駄使いのような気がして、浜厚真の近くに泊まろうかと考えました。
しかし思い付いたのが直近で、しかも世間は3連休ですから、空室などありません。苫小牧や千歳に泊まるくらいなら札幌まで帰って来た方が早いからなるべく近くに・・と探したら、勇払に結構な数の宿があるんです。

こんなちっぽけな街に宿ばかり沢山あってもしょうが無いだろうに、と思って調べてみると、食事はボリュームたっぷり、駐車場は大型車可、ただしバス・トイレは共用という、私の好みとは方向違いの宿で、どうやら、フェリーターミナルに上陸したトラックの運転手が泊まるための宿のようです。元々は、苫東開発や日高道の工事関係者を当てにした宿だったのかも。

河口にある勇払は、かつて(江戸時代に)「会所」が置かれていました。
付近の勇払川で獲れた鮭や、日高地方で取れる昆布などを取り引きする場所で、遺跡に埋蔵していた生活用具も発掘されています。
会所なし の看板

土台の石は痛んでいたので、修復したらしいです。
路傍の石碑

近くの一帯は「勇払開拓史跡公園」として整備され、埋蔵物などを収納・展示し、体験学習する「勇武津資料館」があります。
資料館
私は、あんまり整備された施設は嫌いで、道端に無造作に立ってる方が有難味を感じるんですけど。

会所の警備の為に入植した「八王子千人同心」の説明看板もあり、
八王子千人同心

彼等の墓所も立派になりました。
墓所

土台、関東地方の人間が蝦夷地に入植したとしても、無事に食料を栽培したり冬を越すのは難しかったに違いありません。
墓石

「八王子千人同心」の名は、苫小牧市民なら知らない人はいないほどの「苫小牧開拓の祖」ですが、ちょっと街外れの位置なので、今まで訪れる機会がありませんでした。
この開拓が縁で、苫小牧市と八王子市とは姉妹都市になっています。製紙工場の「王子」の由来は別ですけど。

また勇払には、開拓使が北海道を測量する際の基線となった片方の起点があります。→この辺を参照してね。

そんな歴史を訪ねながら、道端の植物の写真を撮って回りました。
現地に泊まるのなら時間もあったんですが、札幌に帰るためにはじっくり構えてる余裕が無いので、写真としては粗末なデキになっています。

ノハナショウブ
野花菖蒲

シロヨモギ
白蓬

ナミキソウ
浪来草

フウロソウ:ゲンノショウコの仲間
風露草

キバナカワラマツバ
黄花河原松葉

ヤマブキショウマ
山吹升麻

カヤ・・をよじ登る毛虫(笑)
虫を毛嫌いする



post by 雁来 萌

23:04

蝦夷の細道 コメント(4)