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2006年05月20日

プリンスリーグ第3節(2)

第3試合のコンサU-18 vs 第一高校の試合が始まるので、出場しない選手達がたむろしている土手を観戦場所に選んで向かいました。
ピッチ上はかなり走りやすくなりましたが、ボールを回しやすくなるだろうと安堵する一方、目の前で帯北が負けてしまった印象が生々しく、不安を払拭し切れません。

ピッチ隣のコートでは、コンサの選手達がアップしていますが、土の地面に水が溜まっている所を避けるどころか、わざと泥水の中で飛び回って遊んでいます。こういうピッチ状態の場合、一度汚れてしまえば、後は平気というか、汚れるのが爽快になるもんです。
コンサは過去3連覇ですから、タイトルを防衛する立場にあります。昨シーズンは2敗を喫してやっと優勝した経緯があるので、そいういう不安や緊張をほぐすには、泥遊びも効果があるんじゃないかと思います。


試合前のアップ(2006.5.14:浜厚真野原)
アフリカの野生動物が、水場で泥浴びをしています。
 

泥を洗って、ユニフォームに着替えて試合が始まりました。
試合前の円陣は、前節と同じく「片膝つき」のスタイルでしたが、掛け声の後にダッシュして周囲に散らばり、水を含んだピッチの上でスライディング!
上空から見てたとしたら、花が開く様子を表現するシンクロナイズドスイミングか・・被写体としては最高でしたが、不意を突かれて撮影できませんでした。


開始前の円陣(2006.5.14:浜厚真野原)
 

スタメンは予想とは少し違いました。GK:塚本、DF:安藤・廣中・熊澤・久松、MF:鶴野・松本・長沼・岡、FW:大西・門間。
試合内容は・・かなりヤバいです。制空権をほぼ支配されて、ボールを取れません。確かに第一のDFの壁は高いんですが、中盤での競り合いにも負けています。普段のパスのスピードではボールが止まってしまい、相手に奪われてしまいます。

相手の右CKをきれいに頭で合わされて、あっさり失点しました。
さらにカウンターを食らい、DFが相手FWのシュートを防げそうに見えましたが、ループシュートになったボールがゴール内に転がり、2点目を献上しました。
門間に代えて横野、安藤に代えて福田を投入しましたが、流れは簡単には変わらず、反撃に転ずることができません。前半だけで2失点は重いです。
 

「チャンスは必ずあるから!」という指示などを受けて後半が始まりました。
前半は晴れて風が無かったのに、後半は海の方からの冷たい風が次第に強くなって雲に覆われ、ベンチコートを着てても寒いほどでした。苫小牧らしい天候です。

2点のビハインドを跳ね返すため(その前に、優位に試合を運ぶため)に、メンバー交代(松本→大野、大西→玉岡)や、中盤省略の放り込み、ロングスロー・・などの対策を次々に講じ、選手達も懸命に頑張りました。
終盤に左CKからのこぼれ球を廣中が打ち込んで1点を返し、さらにほとんど一方的に攻撃を続けましたが、追い付くことができずに負けてしまいました。


コンサ(赤/黒) vs 札幌第一(青)(2006.5.14:浜厚真野原)
思い~っ切りピンチです。
 

過去3シーズンのプリンスリーグの成績を並べてみます。
 年 :勝-分-負、勝点・得失差
2003:6-1-0、19・16
2004:6-1-0、19・22
2005:6-1-2、19・22

2005年はチーム数が増えたのに、勝点は同じで得失点差も増えておらず、2敗が増えただけです。
今年も、念願の全勝優勝はできなくなりました。チーム間の力の差が縮まってきたと解釈するべきでしょうか。
こんなコンディションでケガ人が出なかったようなのが、せめてもの救いかも知れません。

asahi.com に載ってたこの記事を見た時には、「うちのチームには暗雲が立ち込めているのか?」と冗談を言いましたが、ホントに雲行きが怪しくなっちゃわないよう、しっかり勝てるようにトレーニングして欲しいですよぉ。「雲行きはオマエが予想しろ!」と言われそうですが。

水曜日の夜のトップチーム・鳥栖戦の終盤で見せた怒涛の攻撃・・にもかかわらず得点にならない・・というシーンは、プリンスリーグのリプレイのように見えました。

次節は6月4日(日)10時から、旭川忠和公園で旭川実業と対戦します。


posted by 雁来 萌 |00:12 | 闘う若梟 | コメント(0) |