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2006年03月21日

チームのふるさとへ

コンサドーレのホームタウンは札幌に決まっとるだろうが、と言われそうですが、私的にはなんとなく室蘭じゃなくて栗山が第二の故郷のように感じます。室蘭生まれの人間でさえ、そう思うんですから。

「栗山町ふじスポーツ広場」のベンチにのんびり座っていると、季節によっては雲雀が鳴いてたり、蝉が鳴いてたり、トンボが飛んでたりで、はるか高い所を飛んでる飛行機さえも、鳥に見えたりします。
札幌にいる感覚とはまるで違って、仕事のことなどすっかり忘れてくつろいでしまい、頭の中を漂白剤で洗われてるような?感じがするんです。(そのままミイラになれるかも)
夏でも肌寒いことがあるし、霧雨が降りやすいし、凍ってるんじゃないかと思うほどの冷たい雨に打たれることもあって、札幌に比べれば気候が少し厳しめなんですけど、それもあまり苦にならないです。

かつて、トップチームは栗山で練習していたことや、ユースの生徒が栗山高校に通っていたこともあるせいか、栗山へは「行く」のではなく「帰る」ような感覚に近いです。
サッカー場は「レオスパーク」と呼ばれるようになりましたが、今でも小学生や中学・高校・大学の大会などは、栗山や夕張で行われることが時々あって、普段はほとんど会わない、遠い親戚に会いに行くような感じがします。
栗山に着いた途端に急に若返った気分になれれるから不思議です。浦島太郎に教えてあげたいと・・
 

栗山や夕張への往き帰りには、必然的に長沼町を通ります。
ベートーベンの交響曲が聞こえてきそうな田園地帯の真ん中に、風景とはちょっと不釣り合いなレストラン「CRESS」が建っています。
本来はゴルフ場用のレストランかも知れませんけど、「ファームレストラン」と名乗っているだけあって、ハーブ畑や野菜畑に囲まれており、取れたての有機野菜を使ったパスタのメニューは、都会人の疲労と空腹を癒すのに最適です。(一応、都会人のつもり)

鉢植えのハーブを売っていたり、畑の中を通って池を巡ったりする小路もあって、食事の後に散策してると時間が経つのを忘れてしまいます。
札幌の方角に沈む夕陽は、映画の中の世界にでも入り込んだかのような錯覚を起こさせます。

このお店に寄るのも、栗山に行く楽しみの一つになっていますが、難点を言えば・・花には虫が集まることです。虫にも優しい有機農業だから、夏場に窓を開けて食事をしていると、虫が飛んでくるのが心配です。
しかし、戸や窓はネットのサッシで隙間なく塞ぐことができるので、開放的な空間でそよ風を感じながら、しかも虫を気にしないで食事ができる環境を実現しています。

お店のインテリアやウェイトレスさんの服装も、センスを感じる清楚さがよろしいです。このお店は冬期間(1月・2月)は休業するので、開店するのが待ち遠しかったんですが、最近夏期の営業を始め、ホームページもリニュアルされました。
 

※このレストランの姉妹店と思われるお店が清田にあります。こちらは「フランス厨房CRESS」という名で、食事の空間として素敵なだけではなく、身内や友人を集めてミニ披露宴を催す会場としても利用できます。(今からでもやり直せる?)

このお店の食材として使う野菜は長沼町から取り寄せていることからも、両店のつながりが分かります。特に、「お冷や」に加えられたハーブの香りが口の中に広がる瞬間は、虫歯の痛みをも鎮静させる麻薬の効能があります・笑。


posted by 雁来 萌 |01:07 | 雑念 | コメント(0) |