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2007年09月24日

「サッカーで勝てる脳とは」

日経 サイエンス 10月号』に

「茂木健一郎×岡田武史」の対談が載っています。

テーマは
  <サッカーで勝てる脳>



理論・分析で鍛えられるのは脳の新皮質。
けれど、ゴール前の一瞬にその脳を使おうとすると、反応が遅すぎる。
そのときに使われるのは旧皮質。
素晴らしいパフォーマンスをするとき、その瞬間に没入して能力をフルに発揮し、ときには能力以上に成果を上げる境地がある。
指導者にいわれてやるのではなく、天真爛漫に楽しいからやっているという経験をたくさん積まなければ大脳の旧皮質モードの回路を強化することができないのではないか。



ストライカーを輩出するためには、
本能的な働きをしている旧皮質をもっと楽しい経験を積ませることによって鍛えなければならない。

といった結論でしょうか?

もうちょっと詳しいことはこちらに。。。

☆日本選手は練習熱心でテクニックもあるが、エースストライカーが出てこない。本国で注目されない選手でもJリーグで得点王になれたりする外国人選手とは、脳の使い方に違いがあるのでは?

☆日本人のサッカーはお「勉強」が得意で、いわれたことはきちんとやる。指導陣もスポーツ科学を取り入れて、練習方法や戦術技術の改良に取り組んできたが、科学的分析は、あくまで過去の結果の分析にしか過ぎない。サッカーと言うゲームはあまりにも複雑で、それぞれの状況は、選手にとって未知の体験である。

☆脳には新皮質と旧皮質がある。
 理論や理屈は新皮質の働きであるが、新皮質の情報処理は遅すぎてスポーツの最中には間に合わない。
もっと、本能の中枢である旧皮質を使わなければならない

☆新皮質を中心とする活動と旧皮質を中心とする活動という2つのモードを同時に立ち上げることが脳にはできない。

☆新皮質と旧皮質の慮方をバランスよく鍛え、それを上手に切り替えることの出来る選手を作らなくてはならない。

☆脳の仕組みを考えれば、確立論的な考え方というのがあること自体は、他の領域の邪魔にならない。
プレーするときに、それをどのくらい忘れられるかが重要である。

☆脳の色々な部位の計算する資源が、とにかくあるゴールのために全部集中して使われることを没入という。
自分の置かれている状況に徹し、他のことは全部忘れてしまうと、脳は没入しやすい。

☆しっかり聞いてしっかり忘れるトレーニングが必要である。

☆旧皮質のような古い脳の中に、嬉しいことがあると放出されるドーパミンという物質があるが、それは、本当にハードルの高いことに全力でぶつかり、それを乗り越えたときにたくさん得られる。

posted by No.1 代表:くー |14:14 | コメント(0) |

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