2023年02月20日
〜進化〜41)①節公式リリースデータから確認⁈
第1節・広島戦の公式データがリリースされました。
昨日が速報版点検内容を更に掘り下げ、前節の内容把握、次節への課題点を確認します。
公式データは、おなじみ・リーグ公式データ分析機関・「Football LAB[フットボールラボ]」提供値で、同節全試合終了後2日目にリリースされるものですね。
では、
1.①節試合各項目データ・値
「数値は嘘をつかない、偏見も無い」との大原則から、本当の姿や内容を表現し、その数値の読み取りで、実像が明確となります。
⑴コンサ起用選手の時間的推移〜スタメンからどう交代されたか?
[スタメン] ー45→[交代]
ゴニ ゴニ
青木 金子 青木 小林
菅 宮澤 荒野 浅野 菅 宮澤 荒野 金子
福森 岡村 田中駿太 福森 岡村 田中駿太
菅野 菅野
ー88・90→[交代]
90+中島
青木 荒野
菅 馬場 小林 金子
中村 岡村 田中駿太
菅野
✳︎途中交代 45小林→浅野、88馬場・中村→宮澤・福森、90中島→ゴニの4選手。
⑵試合時間帯別パフォーマンス推移
[1~][16~] [31~][46~][61~][76~]
支配率49.6% 62.8% 45.4% 56.5% 47.4% 60.5%
× ○ × △ × ◎
シュート数 0 1 0 1 0 3
× × × × × ○
✳︎どの時間帯も、決定機→シュート攻撃は不成功で、唯一、最終時間帯のみ成功。
✳︎支配率の増減は、自陣パスの増減で、広島サイド侵入の有効ボール保持は、最終時間帯のみ。
★機能した選手チームは、[最終盤88・90~チームのみ]有効との数値・証明。
⑶シュートエリアと枠内数
コンサ 5本ーPA内 2本ーPA外3版ー枠内0本
広島 15本ーPA内12本ーPA外3本ー枠内5本
✳︎PA(ペナルティエリア)内まで、侵入出来た回数は、攻撃の深さと侵入度を証明し、コンサは、PAでの守備を突破するプレーは僅か2本のみで、最低レベル数値。当然、枠内数も減少し「ゼロ0」で得点不可能との内容でした。
⑷コンサ試合全項目リーグ順位と前年平均との対比
前節 2022平均 前節評価
支配率 8位 4位 ×
攻撃 16位 3位 ×
30m侵入 14位 7位 ×
PA侵入 18位 2位 ×
シュート 17位 4位 ×
ゴール 13位 7位 ×
パス 9位 5位 ×
ドリブル 13位 2位 ×
ボール奪取15位 8位 ×
守備 4位 12位 ○
セーブ 1位 4位 ◎
走行距離 18位 14位 ×
スプリント 2位 14位 ○
✳︎運動量はリーグ最低、スプリント2位は守備〜バックスプリントだらけ、攻撃型守備もリーグ下位で不成立、攻撃項目全滅、その主因はパス数と成功率で、パス精度とパス成立のための受け手ポジショニングの運動量徹底不足による。
昨年の戦力は、GKセーブ(菅野)以外、全項目コンサ標準レベルにも未達、益して、前年を上回るなど不可能数値。
最後に、パス内容のデータ数値です。
⑸コンサのエリア毎パス数と成功率
広島側←1rd 2rd 3rd 4rd 5rd 6rd→コンサ
前線 中盤 守備
パス数 8 62 96 95 130 58
成功率 37% 69% 73% 75% 71% 58%
評価 こんなもの ボールロストエリア
✳︎前線も問題は有りますが、中盤〜守備ラインで、パス成功率が標準より▲10〜15%低下し、そのエリアのパス交換に問題が発生した事、特に、コンサゴール前〜ビルドアップスタートで、パス交換失敗が多発した、との数値です。
間違い無く、ボランチ〜ディフェンスラインの問題!だと言う証明数値。
宮澤と福森を指摘する理由です。
⑹距離間別のパス数と成功率
ロング ミドル ショート
パス数 60本 151本 238本
成功率 35% 80% 73%
2022平均
パス数 67本 174本 273本
成功率 52% 82% 83%
✳︎2022標準値から、本数も激減していますが、それこそ結果として、成功率低下で連続パスの途中でボールロストし、それ以降在るべきパスが消えたためです。
問題は、成功率数値ですが、
ロングパス▲17%の大幅減少、ミドル△2%でほぼ同率、大問題が、ショート▲10%で、最多数パスかつ、安全性を求める基本パスそのものが、10%も失敗し、ボールロストしている事は、パスサッカーの崩壊となる事態。 試合ゲームメーク大失敗の主因です。
その原因は、パステクニックにある訳は無い、事は自明ですね。プロサッカー選手で、ショートパスが上手く無い選手などあり得ませんし、存在しません。
だとすると、原因は、パスの受け手が受ける位置への移動や規律を放棄しているケースと
パス出し手が集中しないプレーしかありません。
どちらかは、明らかですね!
受け手問題で、受け手のポジショニング・そこへの移動怠け・運動量喪失しか有りません。
試合想定でのパストレーニング徹底必須事態です。
別に言い換えると、規律=戦術を求められるポジショニングを取らない、との問題点だと言う事、
[戦術理解]問題か、運動量問題か、規律意識・求められるプレーをしない意識のどれかで、それは選手個々に相違し、試合プレーパフォーマンス問題となります。
かなり危機的な数値データでした!
2.数値からの結論と課題
スタメンと小林加算型も、前年レベル戦力は困難で、唯一、最終時間帯選手構成のみ、広島を優位し、機能した、と言う証明です。
その原因は、交代選手で証明され、
・浅野→シャドーもサイドも✖️
・宮澤→ボランチは、運動量・スピード劣後で[マンマークプレスを破綻させる原因]選手となるもの。✖️
・福森→LCBは、不安定守備を狙われ、マンマーク外れ、ボール保持の瞬間を狙う相手チャージで、ゲームメークパスの時間帯消滅し、守備・攻撃で存在消滅。パス受け手の存在が消滅し、コンサビルドアップ不能・菅野から、最前線は放り込みのボールロスト必至パスしか攻撃が消滅の主因の一つでした。✖️
○ゴニは、決定機を待ち続けるも全くその機会が訪れず、最前線守備も、その後ろが連動しない事から不発でしたが、最終盤、馬場・中村投入後、中島交代までの数分は、威力復活で、問題はありませんでした。
この様に、①節で、起用選手が整理されました。
次節以降は、[ゴニの最終盤選手構成]こそが、主力となる、とのデータからの分析結果です。
小柏とルーカスは、直接的に、この最善選手構成にプラスとなります。
更に、駒井と深井合流後には、
最終改善版の最適選手構成が結論付けられるものですね。
しかし、この数値で、良く強力チーム「広島」から、勝点1・引き分けを掴んだものです。
数値上からは、大差敗戦が相当、との全項目負けだった試合でした。
次戦は、選手起用改善は必須ですが、そのスタイルも、最終盤に表明・証明され、
パスサッカーを成立させる運動量・ポジショニングの[走る]を大前提・選手起用条件に、
タイミングとエリアやポイント合わせのコンビネーション作りを多数パターン獲得・成立させ、
パス成功率を復活させる、事こそ、コンサパスサッカーの復活となります。
また、運動量が足りない選手は、スプリントの球際勝負もトライを避けてしまい、ボール奪取やパスカットもリーグトップから、最低レベルに転落していますが、[闘わない選手]も条件外必須です。
そのどちら、両方を欠く選手が一人でも居ると、連続破綻する戦術が、オールコートマンマークプレスです。
宮澤・福森は、ベンチスタート、途中局面次第起用が相当です。
以上、前節試合の公式データからの点検と次戦課題でした。
posted by yuukun0617 |14:02 |