コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2022年10月04日

〜進化〜177)理想のサッカーと、現実のサッカー

リーグ最終盤、各チームの残り試合も3〜5試合の[片手数]となり、標題の[理想のサッカーと現実のサッカー]との命題が頻発する局面となり、選手や指導者それぞれからのマスコミリリースが、よく目にする事となっています。
その[理想のサッカーと現実のサッカー]命題とは、
[試合内容と試合結果のどちらを優先し闘うか]との試合戦略や方針上でのバランス問題ですね。
そもそも論だと、
[試合内容の良否→試合勝敗・結果となる]との図式は、サッカーでの大前提であり、
[良い試合結果=勝利や勝点獲得は、良い試合内容によるもの]との考え方は、当たり前となります。
しかし、時にして[内容では負けていたのに、試合に勝った]との試合も多数発生するのがサッカーです。
そのため、
次戦相手が強大過ぎ対戦が苦しい場合、
今後対戦相手が強い相手ばかりの苦しい日程・展開予想、の場合のみ、
チームとして追求する戦略や戦術を棚に上げ、
対戦対策に直結となる戦略・戦術に変更する、との選択となる訳です。
間違えても、そんな状況が無いにも拘らず、
[結果至上主義]に陥り、目の前の結果のためには、どんな手も使用し、次の一戦毎に運命を賭ける、との極端な思考は、[計画性喪失]となり、[仮に直ぐの試合には勝利]のその日暮し型運営では、その次〜次との連鎖となる[勝利継続力喪失]必至で、気付けば、固定起用の累積疲労で、チーム戦力は斬減傾向となり、成長も無く、戦略戦術、個々選手能力のどちらも、低レベルのままとなってしまうケースは、J1チーム・新監督ケースで、時々発生していますね。
前監督まで、磨き成長して来たチームと個々選手能力を、材料として、リアル成果・勝利至上主義を追求し、結果として、直ぐに、チーム斬減傾向で破綻し、監督解任は、今シーズンもありましたね。

現在の「結果優先戦略」のスタイルは、残留争いが佳境となり、状況が追い込まれた一部チームでのみ、[対象が残り試合限定]と言う事から、成立する事もありそうですが、
コンサは、仮にそんな状況や場面となっても、[試合内容追求]による[試合成果]追求のスタイルしか、あり得ませんね。それは、指導者・ミシャが、過去広島や浦和でも、貫き通した[根幹スタイル]で、それをどうしても変えろ!と言われて、監督解任を求める、との結果となったものでした。

この話は、そのまま、日本代表・W杯の選択戦略に繋がりますね。
日本の現在スタイルは、
前線からの攻撃的守備、縦の速さを持つサイドとDF裏突破、ビルドアップ型パスサッカーと、コンサスタイルに近似の、最新形を模索して来ましたが、
ドイツ・エクアドル・スペインのW杯予選リーグ突破には、日本本来スタイルの効力、突破力と、相手攻撃の威力の凄さで、本来守備力での不足課題を疑問視すると、本来戦略、戦術の変更を考えてしまう所です。
森保監督は「どんな選択を取るのか」、戦略と戦術は、そのまま必要選手選択となり、最終選手選考となる訳ですね。



posted by yuukun0617 |16:45 |