コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2022年05月02日

~進化~78)連休3試合・勝点9達成へ第2戦・G大阪攻略は

さぁ!ミシャ宣言の「連休3連戦で勝点9・3連勝」で、低迷戦績を一気に挽回となる「シーズン分岐点」構築にトライし、何とか、その第一戦に勝利し、連勝でとのトライ成功を果し、今シーズン・反攻期間突入の3連勝成功の足掛かりを達成させる闘いです。
ミシャが、そのトライを決定・決断するに至った主因は、「チームコンディション・リカバリー」で、故障やパフォーマンス低下で離脱していた選手の相継ぐ、チーム復帰・再合流を得られた事で、今シーズン・最低レベルに未だ低下していた、チーム戦力が急速回復となり始め、同時に、その異常期間を支えた「サブ選手・戦力の急上昇」が加味された、W要因によるもので、二重効果は相当な急上昇を見込める、との計算・予測ですね。

しかし、前試合は、湘南スタイルを変化させ、昨年戦力の流失を阻止し、効果的補強でチーム整備をするも、低得点力が原因で、リーグ最下位・降格圏に居る「湘南」に、「走る・闘う」は、後半20分まで限定で、その後は「走力・フィジカル低下、守備型戦術」を選択し、【1ー0】の勝利との結果は、
従来型の「超攻撃型」とは、異質・別チームとの内容でした。
その原因は「宮澤を試合全時間、深井も出来るだけ長時間出場」とし、守備に弱点のある「福森」を変更、CBラインを「プレー予測と対人守備力」を強化し、「湘南の試合終盤・走力勝負」に対抗させる、との対抗策によるものでした。

吉原宏太’sアイでは、試合分析を、「湘南戦はボール保持率が52%とほぼ互角だった。その数字はむしろいいのではと思っている。ポゼッション率で試合が決まる訳ではないし、60や65%になった時は、むしろリスクを冒していないと言える。相手もボールを持つというのは、それだけチャレンジできているということなのだから。 ミシャサッカーの真骨頂は、ボールを握るだけでなく、勇気を持ってつなぐこと。失う場所が悪くなければ、取られたって問題はない。保持することに力を酷使するのではなく、自分たちの強みが出せるタイミングで勝負する。」としていますが、
これは、分析・理解不足ですね。
ミシャサッカーの真髄は「ボールをつなぐ事」だというのは間違いで、正解は「可能な限りボールを保持し、相手にボール保持時間を徹底して減らす事が、相手攻撃を制限・静止し、自チームが、意図的に、攻守プレーとする」との【ポゼッションサッカー】原則です。
そのため、例えば、いたずらに・意図的に「ボールロスト」の可能性の高い「相手守備陣へのロングボール・放り込み」は、主戦術に成り様が無く、その場合も、ロングパスとして「成功」するプレーのみしか、許容しません。
ボールロストを前提とするプレーは、主戦術からは除外され、「ビルドアツプへの強烈ハイプレス」など特殊局面だけに限定されるスタイルです。
宏太のコメントは「ミシャスタイルでは無く、堅守速攻が良い」との、個人的嗜好・思想です。・・「ミシャは・・・」などと言うコメントは、よく理解し、正しい内容のみにしてもらいたいもの、と思ってしまいました。
・・・かなり、横道に逸れてしまいましたので、本線に戻し。

1.対戦チーム「G大阪」現況
 対戦相手「G大阪」は、新監督の「片野坂スタイル・ミシャスタイル変化形」に一気に変わるのでは無く、従来スタイルとの混合が続き、「最新流行・特定戦術追求」クラブとは別路線。戦術・スタイルが特徴の片野坂監督との相性は今ひとつという所。
宇佐美・東口・倉田とチームの中核・中心選手が故障離脱となり、定着していた従来型戦術も、今ひとつ、想定パフォーマンスには、大きく乖離するチーム戦力しか出ていません。
実際、システム・フォーメーションは、片野坂スタイル【3-4ー2ー1】4試合・従来型【4ー4ー2】6試合と、分離・バラバラの状態。
という事で、現在の戦績は、
順位14位 勝点10 2勝4分4敗 得点12・失点15・得失差△3
と、昨年順位13位 得点33・失点49・得失差△16 の低迷を払拭・挽回する事も失敗の、極めて深刻な状態で、このままの状態なら「早期監督解任」も想定されて来つつある所。
リーグ戦・直前5試合は、「1勝2分2敗で2連敗中」、得点5・失点6も、名古屋戦3得点の固め取りで、残る4試合では「2得点であり、直近2試合連続無得点」と、得点力不足が継続しています。
想定される試合展開ですが、これまでのシーズン・両チームデータを記載すると、
G大阪 前半	後半	合計  コンサ 前半 後半 合計 両チーム対比
シュート39    45	84          シュート40      52	92    コンサ優位
得点	  3	9	12           得点	  3	6	9                やや劣後
被シュート45	67	112         被シュート37    49	86    大きく優位
失点	  6	9	15           失点	  3	8	11               大きく優位
直接FK  62     67	129         直接FK  59      63	122       ほぼ拮抗
間接FK	6	7	13           間接FK     9	6	15         ほぼ拮抗
CK	  18    18	36          CK          18      22	40        ほぼ拮抗
・攻撃では、コンサが優位で、シュート数優位も、決定力の差で、得点数はG大阪優位
・守備は、圧倒的にコンサ優位。守備力は大差。
・FK・CK数はほぼ拮抗。
○両チーム共に、後半攻撃活性化。しかし、G大阪は、バランス偏重の攻撃活性化で、その代償として、中盤・最終ライン守備は大きく低下し、破綻状態。コンサも同様傾向はあるも、前半得点・先制した場合は、同傾向は低下し、守備力を維持している。
この通り、コンサは、前後半共に活性化。しかし、G大阪は、前半低調・後半攻守バランスを崩し、攻撃活性化するも、それ以上に守備破綻との展開、と言う事が分かります。
次戦も、同様展開が濃厚です。

しかし、G大阪個々選手能力は、代表経験者や同クラス選手が多数で、[1:1・マッチアップ力]は高い選手揃いです。そのため、資金を掛けた豊富な選手層を持つチームと称される事となっていますね。
しかし、現代サッカーの[戦術上プレー]の組織プレーに対しては、数的劣後となって、結果は[マッチアップ負け]だらけとなる事は、これまでの戦術軽視のチームスタイルにより、個々選手の入れ替わりや流出で、全く[積み重ね]とならない歴史の代償と言えるものですね。チームスタイル構築や改良は、下位目標とし、主目標は勝利しか無い、との「勝利至上主義」では、選手の成長も、個々領域に限定され、チームとしての、スタイル構築や完成とは無縁にしかなり得ない、との結果が、現状となっています。
<優れた個々能力だけでは、チーム・組織連携力の、強度・スピード・多数選択肢に撃破される>と言う事です。 あくまでも、現代サッカーでは、[優れた戦術選択]の上、戦術を最大実践結果とするための[豊富なトレーニング]と【戦術に最適や適正能力を持つ選手獲得]との、ステップこそが、チーム成功の絶対条件である、との命題そのものです。宝の持ち腐れ、、と言う事が、現在と言われても言い返し様が無い所、、、ですね。

2.コンサ 対戦戦術・想定試合展開・試合起用メンバー予想
いよいよ、宮の沢練習場も、公開練習となり、サポーターと、サッカー関係者の注目の中トレーニング、とのサッカーの日常のひとつが、戻りました。それは、サポーターと、選手や指導陣との直接対話やサポートとなり、選手のトレーニング意識が強化され、トレーニング効果もアップは間違い有りませんね。同時に、対戦相手チームへ、直接情報が届く事となり、より正確な情報により、より適正となった対戦対策が待っている、と言う事になります。
どの選手が、どんなプレーをするかは、事前に、敵の知る所となった、と言う事です。
元々、トレーニング公開を原則とする、ミシャに取っては、互いに正しい情報を認識し合い、しっかり対戦対策を準備し合う事こそ、両チームのプレーレベルを上げ、突いては、試合レベルを上げる事、即ち、[互いに最善を尽くした勝負とする]事こそ、互いのサッカーレベル成長・上昇となる、との信念によるものですね。逆に、ひたすら隠し、相手の意表を突き、混乱によるパフォーマンス低下を狙う、との戦略こそ、姑息で卑怯な、そして、真の対戦を出来ず、真の自チーム成長に繋がらない、勝利至上主義に毒された姿、となります。
コンサは、<正々堂々、真の勝負を追求するチームだ>と言う事です。

 コンサの戦術選択は多様・多彩ですね。
そのため、相手チームの対戦対策は、試合開始まで相当迷う所でしょう。
出場選手が事前発表となっても、多様ポジションのポリバレント選手だらけで、始まるまで、時には、始まっても、途中変更で、誰が、どこで、どんなプレーや戦術を実施するのかを、迷い、最適対策は、多岐多彩となってしまうため、到底全てを準備する事は不能で、対戦対策準備のレベルは、準備外と[下がる事必至]となる訳です。しかし、時には、[決め打ちして来た、少ない数の対策]が、ぴったり嵌り、コンサ戦術が[暫く機能低下]となる局面も有りますが、大半の場合は、準備不足となる訳ですし、嵌った場合でも、試合途中の修正や変更で、再び、事前対策機能喪失や低下、となる訳です。
直近のコンサ戦術は、
オールコートマンマークと特定コートマンマークの使い分け型マンマークプレッシング戦術、
マンマーク型ハイプレスとゾーン型ハイプレスの使い分け、
コンサ式(ポストへのロングパスからのショートカウンター)ミシャ戦術、
具体的には、ビルドアップも、コンビネーションとドリブル持ち上がり型と前記コンサ式のロングパス型を使い分け、
コンビネーションやドリブル・スルーパスの中央突破、両サイドとDF裏スペースへの侵入・サイドチェンジや同サイドパス、ドリブルやコンビネーションによるサイド突破と深い位置からの折り返しパスやカットイン、
ボール奪取位置も、自陣ブロック守備・中盤のボール奪取はリーグトップレベル・前線ハイプレスもリーグトップレベル、
最終ラインも、そのメンバーが頻繁に変化し、激しい上下となり、オフサイドラインも、最も掴み難い守備、
ラストが、全てに派生するセットプレーと、攻守の戦術自体、多数多様で、その実施選手が入れ替わると、最早、相手プレー予測や想定、まして準備は不可能、となる訳ですね。
何度記載しても、その凄まじさ、多彩多様内容、その一つずつがハイレベル、となり、関心してしまいますね。

最近のよくあるスタイルでは、
試合開始から暫くは、オールコートマンマーク・マンマーク型ハイプレス、
そこから、攻勢となれば、コンサ式ミシャ戦術、ボールロストで被カウンターとなると、マンマークと、リトリートのコンサ式ミシャ戦術、ビルドアップからの遅攻もあれば、コンサ式のロングカウンターもあり、先制点や得点獲得した後半途中の選手交代からの、戦術転換も多く、敗勢や同点局面なら、より攻撃バランスで得点奪取を促進、逆に、コンサ勝勢なら、攻撃バランスを下げ、守備バランスを増加し、コンサ式ミシャ戦術を自陣ブロック守備を布陣し、ボール奪取からは、ロングカウンター狙い、とするものですが、起用選手によっては、パスサッカー型とハイボール勝負やプレス攻撃型、また、中島大嘉なら1点狙いクロス攻撃も有ります。

想定試合展開です。
一部前記済みですが、
試合開始から、両チーム・ハイプレス合戦となるも、ボール奪取位置の高低、相手ビルドアップ選手への距離で、強度とスピードに大差となり、コンサハイプレス勝ちから、G大阪ゴール前でのショートカウンターからの決定機が複数発生、その中で、冷静シュートで先制となれば、そこから、コンサハイプレスの威力で、G大阪のハイプレス消滅・G大阪陣で守備スタイル選択・プレーとなり、
ここから、コンサ攻勢継続で、多彩多様攻撃で追加点奪取を狙い、時々、ボールロストからの被カウンターも、事前想定の守備ラインで潰し、コンサ攻勢継続で、前半1-0、又は、2-0で、ハーフタイム。
コンサ優勢の中、後半戦開始も、直後に、G大阪が対戦戦術を修正し、コンサビルドアップ狙いのハイプレスと、カウンターでCB脇スペースへの放り込み攻勢を意図と想定され、この対戦対策を逆用し、G大阪のハイライン狙い、攻撃バランスとなり数的不利となる最終ラインのビルドアップやミドルパス出しの瞬間を狙うハイプレスで、強度とボール保持の瞬間タイミングチャージのスピードアップで、ボール奪取し、DFの最終ライン突破の決定的カウンターは、絶好の局面となり、追加点奪取の大チャンスです。
後半25分頃、複数選手交代で、運動量を活性化し、複数得点差となった場合は、リスク減少のコンサ式ミシャ戦術の守勢スタイルで、ブロック堅守・ボール奪取からの速攻スタイルで、失点阻止と追加点奪取を狙い、
僅差や同点、更に劣勢の場合は、攻撃スタンスを上げ、マンマークハイプレスをフルパフォーマンスで、球際強度とスピードをアップし、相手陣深くでのボール奪取の攻撃型守備からのショートカウンターを頻発し、コンサ攻勢継続では、多彩多様パターン攻撃で、得点奪取を狙います。
どちらにせよ、その時間が分岐点となり、堅守速攻スタイルか、より激烈攻撃スタイルとなります。
最終試合結果は【3-0・複数得点差勝利】の完勝を成功させます。

最後に、試合起用メンバーです。
現時点での起用予想は、以下の通りですが、明日修正必至でしょうね。
それ程、可能性と選択肢は、多種多様で複雑と言う事ですね。
では、
[スタメン]
       小柏
    GX    金子
  菅  高嶺  駒井  ルーカス
    福森 宮澤 田中駿
       菅野
[サブ]
     ミラン・中島
     青木
                 西大伍・荒野
     岡村
     小次郎

  ✳︎金子は、全体練習合流ではありますが、
   トップパフォーマンスには、程遠いレベルでしょうね。
   その場合は、金子⇔荒野 で、サブには、深井を起用ですね。

  十分勝てるメンバーですね!
 
 アウェイの地に、明日午後の前日移動ですが、サポーターの総力結集し、連勝を成功させるサポートに邁進しましょう。

★以前より、病床にあったオシムが逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。
 現在の、Jリーグは、オシム前・オシム後で、大きな転換となり、その起点・原点こそ、オシムサッカーとその思想ですね。ミシャも、ミシャチルドレンを多数持つ「サッカー教育者」ですが、そのミシャこそが、【オシムチルドレン】で、現在のミシャ戦術の根幹・真髄は、オシムサッカー・[シンキングフットボールと走るサッカー]にあります。今回の訃報にあたり、ミシャからは「サッカーの流れを読み、その流れに沿った新たなサッカーを作るスタイルや思考こそが、オシム先生の最大の教えだ」とのコメントでしたが、進化するミシャ戦術こそ、その解答で、実践だと言う事を証明しています。
それ以外、日本の多くのサッカー関係者に、深刻な、根幹に至る大インパクト、衝撃を与え、大きな成長を実現した選手や指導者は、計り知れない程となりますね。
惜しむらくは、日本代表監督として、長期間指揮・指導されたのならば、日本サッカーのレベルは、遥かに高く、魅力的なものだったであろう、と言う事ですね。
オシムが育てた選手や指導者は、リーグを作り、成長させ、これからも、更に進化させていく事でしょう。
それこそ、オシムへの一番の手向け、花束となります!
オシムチルドレンの活躍に期待しましょう。















posted by yuukun0617 |20:11 |