コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年09月06日

〜進化〜108)試合必要戦力以下での実戦は…当然試合!

試合出場選手を非難・批判は、あまりに理不尽で、冷静さを欠いたものですね。
昨夜試合のコンサ選手の姿は、疲れ切った身体を気持ちだけで駆り立て、持てる力全てを出し、ミシャコメントの通り「選手はよく戦った」でした。
チームの戦略【少ない選手数でシーズン運営】が全ての原因で、チーム首脳陣とチームスタッフにそんな無謀戦略選択の責任が、アドバンテージを与えられていた準々決勝突破の敗退結果の形で、突きつけられました。
前試合も、最悪選手状態で、蓄積した累積疲労の中、劇的な、それまで失点原因や不注意プレーだった荒野に、ラッキーゴールが落ちてきて、準々決勝突破は大きな出口が生まれました。
しかし、そんな幸運は2度となく、前試合のハードワークの代償である累積疲労の回復・筋肉ダメージのまま、ハードワーク連続で、選手メンタルだけが頼りでは、福森の東との接触だけで重症故障・離脱当然の帰結で、金子のキレ・スピード、荒野運動量、高嶺ハードチャージ量、ルーカススピード、ジェイシュートプレー、低下・レベルダウンは、致し方有りません。
寧ろ、そんなコンディションで良くやったものです。

試合内容は、FC東京は、前線カルテット〜ブラジルトリオ+東をスタメン起用で、得点獲得と前線守備・ハイプレスは想定通りでした。更に、森繁・渡邊CBも元代表・最強コンビで、スピードと体幹強度、ビルドアップ力を、守備強化して来ました。
それに対するコンサ有効戦術のポイントは、
前・前々ブログで指摘の通り、
①FC東京ビルドアップを阻止、強力カルテットへのロングボールの出どころ阻止、
②強力カルテット間のハイスピードコンビネーションパス交換を阻止で、受け手ターゲットを徹底、フルタイムマーク、が必須対策で、個々能力のスピード・体幹強度では、勝負にならない、負けてしまう、[1:1]勝負・闘いに持ち込まれる展開は、極力回避し、組織・連携プレーで、対抗が必要、でした。
それを実現する戦術が、オールコートマンマークプレッシング、マンマーク型ハイプレス、で、その戦術と布陣が[対戦方程式の答え]でした。
しかし、小柏と青木離脱、起用候補選手の累積過多疲労によるフィジカル低下が、その可能性を阻害し、ジェイ起用で、ワントップの守備は消滅、最前線の強力守備が中核の一つとなる、マンマークハイプレスは、実質不可能となり、昨夜試合でも、GK・森繁からのロングパス、ボランチ経由ビルドアップは、FC東京の自在プレーとなりました。それでも、時々、コンサシャドー2選手のみが、追い掛ける事も有りましたが、脅しを掛ける目的程度にしか機能しませんでした。

ワントップ・ジェイは、試合後半、相手チームのフィジカルダウン局面では、効果絶大ですが、
試合開始タイムでは、
相手運動量と球際強度が最高時間帯のため、
堅守速攻型の守備主導型への対抗にはなるも、
ハイプレスの攻撃的守備の攻撃主導チームでの、ビルドアップ起点制止、前線選手突出に連動による全体陣形前進し選手距離間を縮めパス交換精度・成功率を上げる組織プレーに対抗のパス受け手徹底マークで潰す対策、は作動せず、対策戦術には不足でした。
それが可能な、オールコートマンマークプレッシング戦術〜連動する〜マンマーク型ハイプレス戦術が、コンサの唯一対抗策でしたが、その戦術選択が不能な選手状況となった自体が、敗戦の直接原因です。
確かに、そんな悪状況でも、シュート決定力のチャンスに確実な得点獲得が有れば、勝利と突破は手に出来ました。しかし、その決定力不足も、コンサの現状であり、課題でした。
これで、コンサのルヴァン杯は終幕し、天皇杯も敗退消滅し、
今シーズンの残り日程は、最早、リーグ戦12試合のみで、中5・6日の通常日程外の中3日試合は、2試合のみとなり、ここからは、ターンオーバー制や、そのためのWチーム用選手保有は不要となりました。
ミシャが[選手少数保有戦略]を是認したのは、チーム経営の脆弱・危機的状況を理解・認識したが故の妥協でしたね。本来のミシャは、広島や浦和では、その反対で、優秀選手多数保有志向で、実際、有力候補の選手を多数獲得を重ねました。しかし、ここコンサでは、チーム経営への理解から、敢えて妥協し、資金大量消費の新選手獲得を我慢し、その分、既存選手の育成による微増に賭ける、との戦略を是認する選択・判断としました。「優しさ」ですね。

今シーズンの日程の過酷さは、選手保有増加戦略とは無縁戦略のコンサでは、結果として、我がコンサの現在故障選手発生状況となりました。
ルヴァン杯準々決勝で敗退は、或る意味で、コンサ実力通りを証明したもので、これも含め、我らがコンサで有る!、と言う事と悔しさを噛み締めて納得するものです。
ここまで、選手もミシャも、このチーム力で良く闘いました。ここで明白とされた課題こそ、ここからコンサが克服・改善で、チーム成長を手にする事が出来るもの。
今日から、直ちに、開始です!
その出発点・起点は、正しい対応の条件でのみ、コンサ成長の原点となります。

トゥチッチ・ミランは、ごく僅かのボールチャンスしかありませんでしたが、高さ・強さ・上手さ・賢さを、キラリと見せてくれましたね。
昨夜の実戦テスト結果で、次戦以降の主力FW抜擢は確実になったと見ます。
オールコートマンマークプレッシング、マンマーク型ハイプレスを機能させられ、シュート精度・得点力があるCFWとして、永年の重要課題に大きな改善が進むものと、大きく期待しますね。

昨夜敗戦の振り返りは、これで十分だと思います。
残る12試合、全勝の奇跡に賭ける展開・進行へ前進です!

posted by yuukun0617 |11:34 |