コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2021年05月10日

〜進化〜65)結果優先!内容はゆっくり!

絶対に欲しかった勝点3をギリギリで掴み、更に、週2試合連続の11連戦終了し「中5日」日程に戻った事で、一瞬、安堵のため息となりましたね。
先ず後先ですが、ここまでの11連戦は、3/27から約1ヶ月半に亘る長期間、週2試合=「中3や2日」開催が連続し、選手コンディションは、必要リカバリー時間を取れず、疲労回復が果たせない中、コンディション低下の試合出場は、結果として、パフォーマンス低下を招き、一方で、サブ選手によるチームオール体制で、選手層を問われ、チーム力そのものが露呈された展開となりました。5勝3分3敗の戦績は、決してひかんするものではありませんが、ルヴァン杯GS2勝1分1敗で、無事GS突破は成功となるも、リーグ戦3勝2分2敗て、リーグ戦順位は低下し、降格圏寸前15位は混乱・混迷を招く事態となりました。
その過酷な日程展開では、さすがに戦術強度を誇るコンサも、戦術実践度・実現度を低下させ、チームパフォーマンスの戦力低下となり、攻撃最優先・多数得点スタイルの弱体化で、戦績低迷原因となりました。詰まり「失点以上に得点獲得勝ち」スタイルの生命線となる「複数得点獲得力」の低下が、試合結果を左右し、戦績低迷となったもの、でした。
更に、戦術上「走る、闘う」走力は、選手ポジション・プレー役割で差が大きく、特定選手の累積疲労は、極大化し、コンディションリカバリーし切れず試合起用が連続し、起用困難や軽度故障の多発となり、チーム全体選手層を常時薄くし続けています。
この11連戦期間、3〜最多8選手まで増減し、現時点でも、ルーカス・ミンテの主力選手が離脱したままです。又、リカバー選手も、キレ・スピードが戻らない選手も多く、金子・小柏・菅、高嶺・荒野と、サイドハーフ・シャドー・ボランチポジション選手は、100%へは達していません。
それでも、サブ選手も含め、頑張れる選手中心に、戦術実践度・実現度を追求して来ましたが、遺憾せん、チームパフォーマンスはダウンしたままで苦しみ、ミシャの昨日試合後コメントの通り「若い選手が自信を落としていた」状況にまで、低迷したものでした。
そして、この状態も、昨日の11連戦終了を勝利で飾り、打ち止めとなったものです。
ここでの「勝利」は、順位下降で、自信低下へのカンフル剤となり、戦術信頼度を上げる、大きな効果となりました。
<試合内容よりは試合結果>との理由です。

試合内容は、
前半は、ミシャ同コメント「ハワイのワイキキ海岸にバカンスに来たなら」との、勝利後の軽口の通り、気温28℃、ピッチは30℃以上の試合環境で、複数コンサ選手は、試合開始後5分で、呼吸もバランスを欠き、思考力も低下する状態と想定され、恐らくは「試合判断や内容記憶も乏しい、ボォーとした状態」に陥り、パス交換、マーキング、フリーランニングが低下、で、徳島に自由自在サッカーを許す展開となり、徳島の決定力不足に救われ最少失点で止まった、徳島の完全支配内容でした。
ミシャ同コメント「ハーフタイムに、激しく指示」で、やっと選手は、試合環境に慣れ始めると共に、監督からの叱咤激励で覚醒し、
前半散々に攻められたコンサビルドアップへのハイプレスに対抗の、「コンサ式」ミシャ戦術の所以となる「コンサ式」部分〜最前線に高さ優位のターゲットを置き、そのポストへのロングパスからのショートカウンター展開の必須選手、ジェイを途中起用し、ジェイ・ロペスのWポストターゲット、圧倒的成功率のジェイポストから、ロペス展開を狙い、見事に嵌り、後半は、拮抗〜コンサコントロールより、の展開の中、
福森~ジェイ~ロペスの決定力トリオを軸に、一気に逆転まで持ち込んだもの、でした。

現時点のコンサ戦力では、確かに「オールコートマンマーク」は、真夏環境下では、機能させ難い、とのポイントが明らかとなり、
①より万全な高いコンディションとパフォーマンス力実現、
②夏場の過酷環境では、時間限定や局面限定、更に、選択しない、の使い分け、
のどちらか、或いは、その合体型となりそうです。
あくまでも、主体・基幹戦術は「コンサ式ミシャ戦術」で、「コンサ式」のため、「高成功率のポスト選手」のジェイ頼みから、複数選手化は大きな課題となっています。
昨日試合で、あらためて、明白とされたポイントです。

 次戦は、リーグ戦14節川崎アウェー戦で、今シーズン負け無しの絶好調川崎に<初黒星を付けられるか>がリーグの焦点・注目ですが、コンサには、現在低下の戦力では弱気な見通し・予想が先に立ってしまいますが、弱気を吹き飛ばし、肝心の選手コンディション改善で、有望選手コンディション・パフォーマンス復活となれば、川崎を苦しめる強烈戦術を構築可能となります。「中5日」に期待する所です。

昨日試合に戻りますが、徳島は、ビルドアップ型パスサッカー・ポジショナルプレースタイルを封印し、ハイプレス・ハイラインのコンパクト陣は残し、自陣からのビルドアップから、空中戦は決して高くない前線ターゲットを狙うロングボールに変更しました。コンサのマンマークハイプレス対策ですが、前半、マンマークは上記の通り作動せず、それでもロングボール"放り込み"のJ2・3戦術で、ロストボールを狙う戦術が嵌り、コンサハイプレスが徳島ディフェンスラインに届かず、センターラインまで下がる守備型戦術を余儀なくされ、「コンサ式」で打開も、ロペスのポスト能力では、ジェイの様な圧倒的成功数とならず、運動量も上がらず、タイトチャージの球際強度も下がり、一方的に徳島攻勢を耐えるだけとなったもの。
後半は、生命線である走力と球際強度を上げた早い寄せで守備強化し、更に、ジェイ途中起用で、「コンサ式」が復活し、ロングボールのポストプレーからのショートカウンターも複数成功となり、それで同点弾。攻撃的な守備によるボール奪取から、逆転弾に繋がったもので、コンサ攻撃力が大幅に改善となったものでした。
しかし、特定選手のミス判断・ミスプレー、今シーズン最低のパス精度・成功率は、後半途中まで改善せず、ジェイ投入を契機に、ギリギリ逆転まで到達した試合内容は、課題だらけで、枠内シュート僅か2本で、2得点は、ラッキーな勝利そのものですが、フィジカルコンディションし改善で大きく改善が見込めるもので、次戦からは、レベル・パフォーマンス復活となる事でしょう。

最後に、試合スタッツ(速報値)です。
     コンサ    徳島
     ① ~② ~③ ~④     ①~②~③-④
支配率  41~41~39~39      59~59~61~61
走行距離 27~20~25~34      27~29~24~34
スプリント       43~36~38~52      47~48~39~46
シュート数         1~  1~  4~  2        1~  8~  3~  2
枠内数         0~  0~  1~  1        0~  1~  1~  0
得点             0~ 0~  1~  1        0~  1~   0~ 0
パス成功率  72~70~69~65     78~75~77~75
✳︎支配率は、後半益々低下し、徳島がボール保持・コントロールでした。
✳︎走力は後半④時間帯以外の時間は<徳島が走り勝ち>で、コンサの走り負けは、決定的です。
✳︎シュート数から、コンサは前半チャンス皆無、後半は拮抗を示しています。
✳︎パス成功率は、試合経過の程、低下し続け、走力負けにより、パスレシーバーのポジションズレが主因で、ボールロストで、ボール支配率は極度の低下となった。
この様に、ジェイ投入までコンサに勝利の目は無く、ギリギリでの逆転劇となった事を証明しているものです。

ここ当面、選手のコンディション改善が、全ての源で、戦術強度を取り戻して、リーグ最強・川崎戦と致しましょう。



posted by yuukun0617 |13:26 |