コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年04月29日

〜進化〜57)戦略失敗の結果⁉︎

昨日ルヴァン杯は、予想を裏切る「トップチーム選手多数の連戦起用」のギャンブルを仕掛け、相手チームとの「戦力差」により、確実に「勝利獲得→GS突破達成」を狙いましたが、唯一起用の中「得点源期待・ジェイ」の<シュート・パフォーマンスダウン>で、ぶち壊しとなり、現時点で「最大パフォーマンス」となる「主力選手投入」にも拘らず、勝利獲得失敗だけで無く、<コンディションすり潰し>で、肝心のリーグ戦・次戦12節湘南戦への「投入戦力消耗」を招き、一段落と、条件悪化を自ら招きました。
昨日試合の疑問点は、
①何故、前試合の疲労回復が限定的な「主力選手投入」としたのか。
②何故、得点獲得に直結する前線選手構成を「一度も実戦経験値の無い」内容としたのか。
ですが、結論は、ミシャが<冷静な判断困難で、焦りと自信の無さ>が原因と想定するものです。
ここ暫くの絶不調は、
○故障離脱選手多数発生により、戦術理解とフィジカルでのレベルダウン選手を否応無く起用のため戦力ダウン、特に走り負け
○シュートプレー選手の低い精度とその改善努力未実施
○集中力低下選手のケアレスミス失点、に集約されていました。
この事態に対して、ミシャは、
⚫︎故障からリカバリー選手が多数となるも、フィジカル、連携、パフォーマンスは実戦レベルに未到達で、起用しても、実戦でのコンディショニング成果程度としかならず、プレーは低レベルのままで<戦力に自信を待て無い>状態である。
⚫︎そのため、前回ルヴァン杯で、試合破綻した「Bチーム」選手起用は、昨試合も同様内容・結果が想定され、当面、リーグ戦目標は遠退き、残された目標はルヴァン杯、となった現状、GS突破が至上命題との認識から、戦力が<最大>となる「Aチーム選手主体で、前リーグ戦からコンディションリカバリーが60%程度未満選手は除外の選手起用」を選択したもの。ルヴァン杯GS突破には、昨試合前までの勝点「6」から、「3〜2勝点の加算・獲得」が絶対で、<あと1勝、又は、あと2引き分け>のルヴァン杯勝点目標となり、昨試合・「1試合勝利」が、最も選手起用負担が少なく、且つ、確実だ、との判断で、昨試合選手起用を判断。
⚫︎仮に「トップチーム主力選手起用」が失敗の代償は、
・残るルヴァン杯GS試合2試合は、鳥栖・鹿島でリーグ戦戦力はリーグトップレベルチーム対戦となり、そこでの勝点獲得がGS突破条件のため、より戦力アップが必要となり、結果、「コンサトップチーム主力選手起用」が必須となり、選手起用選択が極めて縮小され、連戦での選手「連続起用」で、<パフォーマンスダウンと故障複数再発生の負の可能性が急上昇>となる。
・より具体的欠点が、次戦リーグ戦12節湘南戦の起用選手への悪影響で、リーグ戦11節〜ルヴァン杯GS④節の連続起用選手の、次戦12節湘南戦起用制約。 を前提とした判断・決断でした。
 しかし、その事前想定に拘らず「引き分け」結果となり、「想定代償」通りの影響となった訳です。
 試合での「疑問点」は、①は記載の通りで「安全策では無く、ギャンブルを仕掛けた」ものでした。②は、前リーグ戦後半に産まれた「コンサ・新スタイル」にイメージに近づける並び、選手選択と推測されます。
新スタイルは、
  ドド ジェイ ロペス
小柏  チャナ   金子
     荒野
 前線に、得点力とゲームメーク力を兼ね備えたFWタイプを5枚+トップ下・ゲームメーク力と2次ボール回収力のチャナティップ、アンカーにボール奪取力・ゲームメーク力の荒野、とのスタイルでしたが、そのイメージの一部再現で、最前線に、高さと強さのFWを揃え、破壊力とゲームメーク力の強力攻撃力を期待したもの、でした。

しかし、試合内容は、
極々僅かな試合スタッツですが、
シュート数 コンサ12本  福岡15本
枠内数   コンサ 7本  福岡 9本
CK数             コンサ12本  福岡 3本

試合プレー値では、
決定機数  コンサ22回  福岡12回
      前半  14回         前半 2回
      後半      8回         後半10回
と、前半・コンサ圧倒的な支配と決定機回数、シュート数にも拘らず、決定力を欠き、得点獲得失敗。そのツケは、後半、福岡の復活〜決定機回数は完全に逆転し、均衡でどちらかと言えば、福岡のコントロール試合展開となったもの。

勝利・勝点3獲得とならなかった原因は、
①今シーズン最多回数の決定機に拘らず、シュート数、シュート精度レベルが酷かった。
②失点の直接原因が「ディフェンス陣のバタつき、混乱」で、誰か落ち着いた判断で「クリア」すれば無かった失点で、DF間やGKの叱責が飛んでいたもの。相変わらずのケアレスミス失点で、この試合も改善失敗との結果。
ルヴァン杯は、リーグから試合データ提供が無く、正確数値は不明ですが、
シュート数は、
 ジェイ6本、金子3本、ロペス1本、ドド1本、菅1本の様で、
ジェイの決定力の低さが最大原因でした。

ミシャの試合後コメントは、
「ケガ明けの選手がやはりまだまだ本調子ではないと見えた。その中で交代を使いながら試合を進めていったが、やはりなかなか勝利に結びつかないというのは、選手がそろわないから、というのが1つ言えるだろう。」として、
リカバリー選手のパフォーマンスダウン、交代選手層の薄さが原因、とのコメントで、
即時改善は難しい、同様展開が継続する、との表明で、
極々、珍しい<弱気のミシャ>でした。

各チームの、コンディション上昇と、外国籍有力選手合流による、戦力上昇スピードの早さに、コンサが追随出来ず、試合内容、戦績低迷が継続する、との当面見通しの表明は、ショッキングです!

選手の奮起と、サポーターの支援しか、当面無い状態です。


posted by yuukun0617 |11:14 |