リーグ戦第2節の公式試合データがリリースされました。
「惜敗」とのコンサ・敗戦の実像、更に、リーグ全体動向を「公式データ・項目別数値」で確認します。
~第1節との対比が注目!です~
1.公式試合データから~コンサ分析
第1節と対比で第2節データ値を対比記載。
コンサ試合データー同数△・アップ〇・ダウン☓
➀基本項目
項目 支配率 走行距離 スプリント数
第1節 54.3% 118km 7位 175回13位
第2節 54.3% 113km14位 163回12位
△ ☓激減 ☓ ・△
※走行距離・スプリント低下
➁攻撃項目ー1
項目 30m侵入 PA内侵入 シュート数 枠内数 PA内数 得点
第1節 49回5位 25回1位 23本1位 11本1位 19本82% 5点1位
第2節 37回5位 8回13位 8本15位 5本5位 5本62% 0点17位
☓ ☓2/3激減 ☓2/3激減 ☓半減 ☓3/4減少☓最低値
※攻撃回数1/3まで激減し、そのままシュート数も1/3まで激減、得点獲得率の高いPA回への侵入・シュート激減が、得点獲得失敗の主因
➂攻撃項目ー2
項目 パス数 成功率 クロス数 成功率 ドリブル数 セツトプレー
第1節 585本6位 81.7%3位 16本7位 31.3%3位1点 14回3位 10回0点
第2節 512本4位 76.4%7位 8本16位 12.5%14位0 17回3位 21回0点
☓ ☓激減 激減 激減 増加 急増0点
※パスの数・成功率低下は、名古屋中盤守備力による低減。クロス数前シーズンより大幅減は、サイド選手の「カットイン・切り込み攻撃」選択・増加に伴い「アーリークロス」急減。代替CB参加選手の「クロス(キツク)力」低レベルにより、「クロスチャンス」にプレー忌避・回避も一因。
➃守備項目
項目 タツクル数 クリア数 インターセプト 被シュート数
第1節 16回15位 11回18位 1回 4本1位
第2節 21回10位 17回12位 1回 11本7位
〇増加 〇増加 △ ☓悪化
※第2節は、数値上昇し、「より守備的・回数増加」に変化
【総括】
(1)走行距離・スプリント低下
(2)攻撃回数激減、シュート数連動激減、PA内侵入とPA内シュート激減が得点獲得失敗主因
(3)名古屋守備力によりパス数・成功率低減。サイド選手「カットイン・切り込み攻撃」増加で、ドリブル増加・アーリークロス急減。CB攻撃参加選手の低クロス力が、クロスチャンスプレー忌避・回避・減少との相関。
(4) 第2節「より守備的・回数増加」に変化、との内容でした。
そのため、
「攻撃数・突破侵入数・シュート数・得点減退」原因
・走力低下
・パス数・成功率低下=コンビネーション低下で、
次戦までの改善課題です。
2. 公式試合データより~リーグ全体動向
ここでは、顕著な変化・変動項目につき、分析・確認します。
・変化無し・維持項目
走行距離平均117km・スプリント数平均180回は、変動無し。
〇変動項目
得点(=失点)平均1.6点・+0.35点上昇
シュート数 平均12.1本・+0.5本増加
(枠内数 平均4.2本・+0.2本と維持)
決定率 平均14.6%・+3.9%改善
クロス成功率 平均22.9%・+3.1%改善
ドリブル 平均11.3回・+1.5回増加
30m侵入数 平均35.9回・△4.2回減少
PA内侵入 平均10.2回・△0.6回減少
PA内シュート数 平均7.3本・△0.4本減少
パス数 平均465本・△20本減少
成功率 平均75.4%・△0.8%低下
クロス数 平均13.8本・△0.7本減少
ドリブル成功率平均47.9%・△6.9%低下
※攻撃回数は、「攻撃指向チームの停滞」で、全体減少し、「やや守備主導」が強化傾向。それは「パス成功率低下・途中停止でパス数減少」ともなり、より直接的・個々選手能力突破のドリブル増加で、結果として「得点増加」。
【総括】
<守備指向強化されるも、より直接的・速攻型攻撃で、得点は増加>とのリーグ変化・動向との結論です。
第1節も「1点差勝負」6試合・「1得点チーム」11が、
第2節は「1点差勝負」7試合、しかし「1得点チーム」6と、大きく「得点増加」試合続出でした。「複数得点獲得チーム」10は、前節・同5を倍増させました。
詰まり、
リーグは≪守備主導の中、より得点獲得・複数得点勝ちを狙う≫展開に変貌しています。