コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年02月21日

〜進化〜(22)新シリーズ;ミシャの頭脳➀挑戦・トライ スタート!

本日、新シリーズ<ミシャの頭脳>をスタート致します。
本シリーズは、
現在リーグ最高水準・ランク監督・ミシャの「現在考慮内容」を、
<ミシャの頭の中=ミシャの頭脳>として推測・考慮を試む、
との大胆・挑戦企画です。
段階・日程ごと、シーズン進行ごと、又、試合ごと、更に、試合内の局面ごとに、<ミシャの状況把握と認識~その対策・改善策~その実行方法>で、「最高水準・ランクの頭脳が回転します。その回転内容を、僅かとなろうとも、推測・推慮し、解明してみよう、との企画です。
少しでも、ミシャの頭脳に近づければ「大成功」ですね。

では、その第1トライ・挑戦を始めましょう。

テーマは、「キャンプ合流タイミングのミシャ頭脳」??!です。

1.ミシャの頭脳~現時点<把握現状・課題・評価認識>
前ブログで検討の通り、キャンプ目標・内容は、当初の第1・2Qまでは順調に進展してきたが、第3・4Qで、上昇ベクトル・上昇推移は鈍化し、現時点での課題は、
・最大成否ポイントは【プレス強度(球際強度〜タイミングスピード・強さ・実施度)】
・第2課題「マンマークハイプレス」成功の先にある、<ハイプレスからのボール奪取後>の【連携ミスパスによるチャンス構築の停止】課題
・【ボールロストによる被カウンターリスク】と【シュート決定力不足】は、改善未了不足の重大課題で
具体的改善内容は、
①マンマークプレッシング強度〜より速く、より強く、より毎回、
②マンマークハイプレスからの連携ミス排除
③被カウンター対策・守備力上昇
④シュート決定力大幅上昇
⑤マンマークハイプレス強度を維持出来るフィジカル強度、となりました。
この5点、どれも、一長一短に改善出来る様な簡単な課題では有りませんが、「プレスアップと連携アップ、シュート決定力」に集中取り組み必要。
しかし、シーズン日程を検討すると、
コンサ現在戦力を上回ると想定されるチームとの対戦日程を計算に入れた「今後の課題改善計画」により、「直ちに全課題改善」ではなく、<現実的な・取り組み優先順を決定し、その確実な実現となる「日程」で改善>でも可能の今後日程だという事も明らかです。
具体的には、
➀節2/27 横浜FC戦 現行戦力で可  ~あと5日間
L➀3/3  福岡  戦 Bチーム中心で可~  9日間
➁節3/6  名古屋 戦 ➀➁➄改善必要 ~  12日間
➂節3/10 広島  戦 ➀➁➃➄改善必要~  15日間
最強チーム川崎  戦 全事項改善必要 ~なんと83日間の期間があります。強敵・難敵「名古屋」戦にも、「12日間」有るという事です。
課題改善も、対戦日程と絡めると、必須改善課題が推移するもの、という事です。
更に、ここまでの練習試合・TM結果は、J1チーム全体では、「4位」戦績(通算勝ち点換算値)となり、「キャンプ対戦上の<戦力推移>は、リーグ上位レベル」との証明で、現在の「相対的な戦力ランキングは、リーグ上位」という事です。
しかし、この証明値は、飽くまでも「キャンプの成否」で、チーム<本来=潜在的戦力>とは大きく乖離し、現時点以降、各チームの戦力向上で、現時点ランキングは激変するものです。
詰まりは、
「TM戦績」評価は、<現時点戦力>の証明であり、今後の「各チームの伸びしろの大きさ」により、<戦力向上の勢いや到達レベル戦力拡大となる>という事です。
例えば、<最強戦力想定の川崎は、最高レベル到達まで、「戦力上昇し続ける」>、
一方、<弱小戦力想定チームは、直ぐ、想定レベル到達となり、そこで「戦力上昇停止」>となり、
最終地点「戦力到達レベル」は、大差・比較外レベル差にまで、拡がってしまい、現実の厳しさは、その「戦力差」に従って、「戦績・順位」決定に推移・確定してしまう、という事です。
しかし、【現時点=開幕時戦力】で、コンサはリーグ上位である、という点は証明されていて、上記の「課題改善・計画的・期間を掛けた取り組み」が通用し、許される根拠となります。
要は、【コンサも、ひたすらに、課題改善を通じ、戦力上昇継続チームと成り、最終到達戦力は、リーグ上位到達を図る】、とのシーズン戦略・方針となります。
ここまでの内容は、コンサにとって、概ねプラス部分・内容ですが、ミシャの認識も同様と想定されます、
しかし、<決定的・重大内容>で、「ミシャの否定的・強烈指摘・指導が想定される課題」が発生しています。
それは、【全取り組み姿勢の甘さ・緩み】です。
言い換えると【甘い 戦術理解とプレー、トレーニング内容、ここまでの姿勢】で、選手だけで無く、指導コーチ陣も含め全員への【強烈な不満・不十分さの指摘】です。
最初に記載した「現時点改善課題」、
【プレス強度(球際強度〜タイミングスピード・強さ・実施度)】
【ハイプレスからのボール奪取後の<連携ミスパス>】
【ボールロストによる被カウンターリスク】と【シュート決定力不足】
の発生最大原因が、
<厳しい取り組みの欠如>の意識固着で、リーグ随一の「激烈キャンプ」の「ミシャスタイル」の喪失は、指導・コーチ陣の「甘い意識・認識」が真因です。そして、そんな「甘いトレーニング」が発露されたのが、「戦術落とし込み期間」の第2・3Q、「戦術ブラッシュアップ期間」の第3・4Qで、
キャンプ・トレーニング内容で「試合形式多用」し、「フィジカル強度とその中での戦術徹底の心身鍛錬」の「最強度トレーニング」とのミシャスタイルが崩され、「試合形式トレーニング時間」激減による「トレーニングレベルの緩み・弱体化」は、指摘していたものでした。

2.現状からの打開・改善
今シーズン・キャンプで、「身体が動かなくなるまで<追い込んだ>姿」は一度もありませんでしたね。
ミシャのキャンプスタイルの根本は、
➀とことん、厳しく・最適な効果トレーニングを徹底の「リーグ最強トレーニング」の実施と、その完遂による「選手の完遂意識獲得と自信獲得、戦術徹底・最強フィジカル獲得」達成
➁そのため「徹底した<試合形式=実戦レベル>トレーニング」多投・多用~毎日、午前ミニゲーム・午後全体ゲームで、A・Bチームで、ポジション競争を掛けた「真剣勝負」の中で、フィジカルと戦術確立を図る、
➂全選手が、「全公開・全共通意識」でキャンプ実施、です。
根幹で、大きく欠除し、「基本戦術・コンサ式ミシャ戦術・ゾーン型ハイプレス戦術・マンマーク型ハイプレス戦術・ゼロトップ型」のどれも、完全実践レベルに到達せず、「甘いプレー」が所々現出し、<ミス・リスク>で、攻撃強度低下、守備強度低下となり、まるで「戦力上昇停止・頭打ち」の様です。

ミシャは、本日で「入国待期期間満了」となり、明日午前便で、熊本移動、午後「コンサオフ日」に、チーム・キャンプ地入り「チーム合流」ですが、
到着後早々に「選手オフ停止」し、全選手・指導コーチ招集・「2時間ミーテイング」実施し、<強烈・怒りの鉄拳気味ミーティング>となる様、とノノコメントでした。

特に、「戦術上で誤理解・誤認識」に陥りつつある「マンマーク戦術弱体化」理解・実践プレー化、は大問題で、<ミシャ・最大の強烈指摘点>必至と想定します。
「マンマーク型ハイプレス戦術」とその大前提<オールコートプレッシング>は、今シーズンを突破する最大戦術、との設定(の筈)ですが、
その理解と運用実施・プレー化で「弱体化」のバイアス・動きが強く作動してしまっています。
それは、
「マンマーク型ハイプレスとオールコートプレッシング」は、ピッチ内「全選手が、相手マーキング対象選手と連動、可能ならば<より近く・相手行動を制約する>ポジショニングが絶対条件」で、フィジカルが強い選手だけでなく、低下する選手も漏れなくフルマーキングを、フルコート=全ピッチで実践する戦術です。
しかし、「フィジカルの低い選手と意識=責任の薄い選手」には、フィジカルダウンで物理的に「スピード・タイミング、何よりも、頻度で付き切れない=マークを外す」局面となり、たちまち、「連動プレー停止・ミスプレー・マークの穴」発生し、マーキング失敗連鎖で、攻撃停止や大リスク・失点局面となるものです。
その対策で、<消極策>としての「妥協策」が、
「マンマーク型ハイプレス作動を限定し、そのオン・オフの「戦術転換」で、<付き切れない局面=マーキング弱体局面>とならない様に、フィジカルコントロールをする」との【マンマーク型ハイプレス限定型】対策です。
しかし、この対策で「最も重要なポイント」は
【マンマークハイプレスの<オン・オフの判断・決定基準>】です。
この基準で、「正理解・認識・プレー」と「誤理解・認識・プレー」が二分・成否が分かれるのですね。
<オン・オフの判断・決定基準>での
●誤った理解・認識とは、
➀「フィジカル低下との認識」選手発生を基準をするのは、
 自チーム都合による「戦術転換」ですが、相手チームからは「コンサプレス強度低下・コンサチーム後退=絶好の相手チーム攻勢期到来」と、大攻勢が襲来。「フィジカル低下」で「マーキング不能」となれば<選手交代以外の正解策>は有りません。大攻勢の中、ひたすら耐え・カウンター狙いで「フィジカル低下選手が回復は絶対ありません」ね。逆に、「撃たれ続けて、更にポロポロ」状態に悪化しかありません。
➁「コンサが得点」局面の基準も、
 ➀同様、コンサの「攻撃的守備と攻撃攻勢」の転換として、全く同一展開に悪化し、これも「誤基準」ですが、試合展開の中では、<大人の戦略・試合巧者>としてよく評価・推薦まで受けるものですが、今シーズンの「リーグ最強川崎」の根幹方針が、「常時得点獲得」=得点しても、追加点獲得姿勢は絶対に弛めない、ですね。この川崎も、WクラスBIGチームの根幹戦略も「更に得点獲得!」は、共通戦略で、「攻撃姿勢弱体化こそが、相手に攻勢チャンスを与える元凶で、強者のおごりこそが、付け入りを許す真因」という事です。
<大人の戦略>と言う考え方こそが、問題思考、という事です。

★コンサに発生した大問題が、この➀の「フィジカル低下認識」を<ピッチ内選手が判断し、勝手にオン・オフする>という点です。
まるで、「ピッチ内で、選手がセルフコントロールし、<マンマークのオン・オフを行う>」を推奨、実施する、との事態は、結果として、【マンマークハイプレスの時間帯・頻度・強度の減少=弱体化】を招いている、と言う点です。 指導・コーチ陣、選手の「誤理解・認識・プレー化」は現実化しているように見えますね。

〇正しい理解・認識は、
➀「フィジカル低下選手」も、絶対に「マーキングの弛緩・緩み」は排除し、「フルプレー」を維持し続ける【意識・認識・プレー化】を図る。
そのために、とことんまで「フィジカル能力を拡大」し、そもそもの「フィジカル低下自体の改善」するトレーニングを、指導・コーチ陣が主導するものですが、現状、その取り組みは、甚だ不完全・不徹底という事で、指導・コーチ陣も含む問題点となります。
➁唯一、可能な<オン・オフ基準>が、自陣からのビルドアツプと攻撃切り替え局面です。元々「マンマーキング」は、<相手ボール保持への対抗・攻撃的守備>で、
 「相手ボール奪取・回収」
     ⇔
 「プレッシング」と「フルマーキング(でパスコース封鎖・交換不能)」により「ボール奪取」 
 との間時間・局面でのみ作動・プレーする戦術で、
 ・全選手の「マンマーキング」可能ポジショニング<スプリント>
 ・該当選手(ビルドアップ時なら前線選手で「ハイプレス」・ミドルエリア等では、中盤やDF選手の「プレス」となります。常に「前線選手ではありませんね」)が、相手ボールホルダーへ「チャージ」アタック<スプリント+チャージ>
 ・相手パス交換を封じ、高確率で「ボール奪取」
 ・その瞬間「攻撃へ切り替え(トランジット)」し、ハイプレスの相手ゴール付近からのショートカウンターでは、一気に「大チャンス機・決定機」、それ以外は、ビルドアップ等の攻撃局面に移行します。
 実際の「マンマークハイプレス作動時間」は、「該当選手チャージと他のポジショニング・パス封止、ボール奪取」で、成功する多くが「1分以内」です。逆に、それ以上「マンマークプレス」が続くのは、該当選手の「ボールホルダーアタック」の停滞が原因で、それは「該当選手の躊躇い(ためらい)・闘志不足」が真因で、選手の意識問題です。詰まり、「強いプレス闘志」が在れば、「チャージ強度、タイミング、スピード」は大きく上昇し、相手にパス出しのタイミングを与えなければ、多くが「ボール奪取成功」となるものです。
という事で、実際の「マンマークハイプレス作動時間」は、フルセットでも、20分以内ですが、その多くが「スプリント」で、結局「スプリント力」の問題に帰結します。「試合形式」で強度の高いトレーニングで、大きく改善・拡大可能ですね。
☆高強度「マンマーク」をプレーし、意識・認識で、徹底して強度維持するも、「スタミナ低下・疲労蓄積」で「フィジカル維持=強度維持」が困難となれば「選手交代」で、新選手により「強度維持」となる事が、適正判断・決定です。諸々の理由・原因で、選手交代を遅延するのが「選手交代の誤り」の主内容です。「早目の交代」は、事前「選手フィジカルを適正把握・認識」し、「適正タイミングで、戦術遂行に最適」の選択・交代実施、という事です。

前TM・川崎戦の大敗原因は、意図的に設定された「疲労累積による最低フィジカル」が原因とされていますが、同時に、この「マンマークプレッシング」戦術の作動不全には、<誤意識・認識・プレー>も大きな原因と想定します。

継続・未改善課題として「シュート決定力」がありますが、
昨日・キャンプ最終TM(J3熊本対戦と想定)で、「改善の見込み」との、試合後金子コメントがありました。
推測できるのは、「決定機でのシュートで、決定率が改善」との試合内容だった、という事ですね。それは、「選手の自発的・居残りトレーニング反復」のトレーニング成果で、トレーニング内でのものでは無い、ということでしょう。
指導・コーチングの甘さが、ここにもありそうですが、選手の自主性でも、大きいです。

いずれにしても、全選手とコーチ陣に、緊張感が高まり、ここまでの「チームポジション・競争」も、ミシャにより「再構築」必至で、激化します。
それなりに進んできたチームも「一気に、ミシャの真髄・心棒」が入れられ、<本物>となる過程に進みます。

これらが、「現時点でのミシャの頭脳」と想定します。
これからも、場面の都度、「ミシャの頭脳」シリーズを継続してみます。

posted by yuukun0617 |22:22 |