コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年12月29日

〜進化〜 来シーズンチーム構成・理想形は-➃日程

シリーズ「来シーズンチーム構成・理想形は」も、既に4ブログまで進行。前回「-➂選手構成」で、想定した選手保有内容・戦略は、ほぼ100%現実化し、「流失5選手+白井」に対して「中村桐耶レンタルバック・岡本・大谷」も加えた「6選手」新規加入で、選手数は均衡。更に、可能ならば<マンマークハイプレスが可能な・決定力の高い>「シャドー・CF」1枚獲得が成功すれば完全完了です。

本稿は、「来季日程」の確認・対応検討です。
1.来シーズン日程概要
 来季日程は、リーグ戦は、20チーム体制となったため、通常34試合から、+4試合の「全38試合」。34・35節を除く全「節」の日程は、決定・リリース済みです。しかし、ルヴァン杯・天皇杯のレギュレーション・日程は「未定」で、今後検討・調整の上決定予定。
 
 来シーズンのポイント・特徴は、
➀オリンピック開催により、U24代表五輪参加~選手参戦・日程
➁W杯アジア予選-代表・2次4試合~最終予選10試合~選手参戦・日程
➂国際マッチアップ日程~➀➁と連動・抱合
➀➁➂により、変則・過密日程が必至で、
リーグ日程の中で「空白期間」は、全て➀➁➂で埋まってしまっています。
ここに、カップ戦とACL戦日程が加算され、結果として、
(1)リーグ戦での「過密日程」=「中3日」「中2日」が<12試合>
ここに、2カップ戦とACL日程が加わると、
(2)全日程で、「過蜜日程」=+10試合程度<22試合>となり、
「中3・2日」の連続期間長期化により、
20シーズンと全く同様の【過酷日程】しか無く、本20シーズン以上の「超過酷シーズン」は間違いありません。
(3)異例の「+4試合」の「全38節」の負担も重く、選手疲労累積は必至です。

参考[2021シーズン・リーグ戦日程~抜粋]
(過密日程箇所)
・3節~6節の4試合連続「中3-2-3-2日」・・【最過密期間】
・8節・9節の2試合連続「中3-2日」
・18節・19節の2試合連続「中3-2日」
・25節・26節の2試合連続「中3-2日」
・28節・29節の2試合連続「中3-2日」
(中断期間箇所)
・7節の「中13日」~W杯2次予選2試合
・17節の「中20日」~W杯2次予選2試合+代表練習2試合
・22節の「中29日」~五輪男子サッカー
・27節の「中13日」~W杯最終予選3試合予定
・32節の「中13日」~W杯最終予選3試合予定
(試合日未定箇所)
・34節~36節の3試合~「27日」で、リーグ戦3試合+最終予選4試合予定
(カップ戦未定・加算日程)
 ~20シーズン準拠だとすると、【11試合】追加
・ルヴァン杯~グループ予選3試合・準々決・準決・決勝「最低5試合」
・天皇杯~3・4・5回戦・準々決・準決・決勝「最低6試合」

ここに、「コロナ禍」による<中断期間>等の発生があれば、
➀本シーズンの様な「2か月間」確保は不可能で、可能でも『21日間・3週間』が限度
➁レギュレーション変更しか無くなりますが、「DAZN契約料=締結日程の絶対死守」は20シーズン通りで、リーグ戦日程「最優先」で、カップ戦の「レギュレーション変更・短縮化」と「最終試合日程延長」しか手は無く、本年同様、シーズン終了が極めて遅い事態の再発となります。
「選手の身体負担・過度の疲労累積」は「選手寿命の短縮と重大故障多発」しか無く、リーグ自体の崩壊に繋がるリーグの危機です。

この様に、来シーズンは、コロナ禍で苦しんだ2020シーズンの再来が必至で、より厳しく・過酷となる2021シーズンは確実・確定です。

2.対応検討
結論は、とても残念な来シーズン日程想定ですが、その対応戦略が極めて重要となっています。
20シーズンの貴重な経験から、より最適な対応戦略・戦術の選択・実践の進化が重要です。
その経験値からの結論は、
➀選手累積疲労負担軽減のためにも、「5枚交代制」維持~理事会意見も大勢。
➁理想形は「Wトップチーム制」=「同一レベル・全ポジションにW配置・戦術理解同一の2チーム編成」を交互に起用し、「過酷日程」を「通常日程」周期に変換~大多数チームが不可能で、出来ても極僅かの1・2チームのみが現実
➂現実形は、
「トップチーム」+「5人交代枠フル使用」で、試合途中「後半5選手交代」を常態化させ、選手の累積疲労コントロールを図る戦略です。
そのため、
「トップチーム編成」は、
<スタメン11名>+<同レベルサブ選手6名+サブGK>となる「ベンチメンバー18名」、
更にベンチ外に、<同レベルバックアッパー選手>保有となります。
チーム資金力・選手獲得のスカウティング力により、その保有数は大きく相違してしまいますが、それでも、最低「トップチーム18+5名」=【23名】体制が必須です。
実際、保有強者チーム~川崎・神戸・名古屋・G大阪・C大阪・横浜FM・FC東京・鹿島・浦和・柏の10チームは、20シーズンをその戦略で乗り切りました。
しかし、それ以外チームでは、コンサ・仙台・横浜FC・湘南・清水・広島・鳥栖・大分の8チームでは、「23名」には至らず「18名」がギリギリで、結果、「スタメン・サブ常態」選手の代替起用は困難で、累積疲労により、パフォーマンス急落・故障離脱発生と、チーム毀損状態も屡々発生し、
「レベル低下の若手選手」起用も多数選択・実施されたものでした。
大前提が「20シーズン・降格制度消滅」だから可能で、来シーズン「4チーム降格」のリーグレギュレーションに転換では、「過酷シーズン」により、「選手層希薄チーム」=「リーグ水準以上レベルのスタメン・サブ保有」に欠けたチームは、「降格4チーム該当・必至」です。
詰まり、来シーズンは、今シーズンの様な「若手選手・カテゴリーアップ選手」の起用効果は、困難で、「適正なリーグ水準超選手の起用」以外は、リーグ戦・シーズンを戦い抜き、<降格4チーム圏離脱-リーグ上位争い到達>は、無理・困難という事です。
その「来シーズン・リーグ戦試合推移」想定は、どのチームも、<本年・20シーズン後半>には、「認識・自覚していた」所で、<そのための対処・チーム整備を開始していたもの>の筈ですね。
しかし、「その準備をしていたという事が、そのまま、来シーズンの成果となったか」との点では、チーム毎に、大きな差異があります。詰まり、来シーズンの準備に「成功」したチームと、「未成功・未達状態」のままとのチームに二分され、実は、「失敗チームこそが、戦略性も乏しく、選手搔き集め」動向を示している現状と言えます。即ち、「選手搔き集めが残された最後の手段」という事ですが、こんな「選手強化」戦略では、「集めた選手の有効活用」とならず「選手の持ち腐れ」とも言われる失敗に直結ですね。

コンサは、来シーズン準備・体制構築は、20シーズン10月初めが端緒点で、新戦術の完成を披露してシーズン終了となった「成功組の筆頭」です。
しかし、
来シーズン・過酷日程再来が明らかになったこの時点(12/29)では、
来季選手数26名+7/1・レンタルバック1名=27名体制。
A契約選手数23名で、制限25名枠まで「あと2名獲得可能」。
その内、
前記基準;リーグ水準超選手は、GK2・DF5名・MF10名・FW4名「計21選手」、若手成長期待選手GK・FW「2名」の急成長があれば、トータル「23名」基準値に到達しますが、
矢張り、シャドー・CF即戦力候補「1~2名」獲得が必要です。

因みに、参考[コンサ現状保有状況]
G-4名、DF-6名、MF-10名、FW-7名の27名体制(檀崎7/1レンタルバック込み)
レンタルは、~6/30檀崎育成型・~22/1/31白井・岩崎の3名。
平均年齢は、驚異の【22.50歳】、
年齢分布は、30歳以上4名・25~29歳11名・20~24歳11名・20歳未満1名。
ここに、更に、
「育成トップ昇格」選手・「育成・2種登録」選手-3~6選手があれば総計「30~33名」体制までの現状です。
因みに、「育成・アカデミー」は、戦術浸透で、「ビルトアップ・可変システム」までは到達していますね。素地は日常トレーニングとなっています。
しかし、守備ライン=DF・MFまでの戦術トレーニングのため、「得点力の高い攻撃選手・FW」の産出は、なかなか厳しいとの、ノノ認識でした。

この様に、来シーズン日程からの「チーム形成」点検・検討も、ほぼ順調に推移し、出来るのなら「即戦力シャドー・CF」獲得が望まれる、との現況でした。

posted by yuukun0617 |22:04 |