2020年09月29日
~進化~ 【課題解決】シュート決定力改善への糸口・・・
「週1試合・中6(5)日」の日程は、普通は意識もしませんでしたが、過酷日程を経験したお陰で、意外に「色々な事も可能な時間である」との事を再認識・再発見となりますね。
お陰で「ブログ更新」も丸々1日のお休みタイムを得られ、本日、【課題解決】をテーマとする事が出来ました。
現在、コンサの課題は、明白で、集約すると、
➀シュート決定力、➁新戦術で発生・習熟度、➂被カウンターリスク、➃選手フィジカル、➄総合・2021への戦力構築、の5点です。
その中での、最大個別課題は、➀シュート決定力の改善である事は間違いありませんね。<超攻撃的サッカー>を貫いて行く為には、必ず解決しなければその先へは進めない、そのために絶対必要・必須条件との「決定的な課題」です。
本ブログで、その改善への糸口・突破口を探る検討に挑戦します。
1.「前提データ」の確認
「シュート決定力」の問題点を確認するには、
前年数値と対比がポイントですが、
「シュート決定力とセービングのみは、チームプレー要素は絶無で、純粋個人プレー・能力」である事から、個別選手毎の問題点確認となります。
では、確認してみましょう。
全選手、前年対比で、
「シュート本/試合」;出場時間・シュート数より90分換算し、全選手同一基準で、1試合毎のシュート数を算出・記載
「決定率%」;得点/シュート数で、シュートの成功率算出・記載
「評価」;20データを、「前年対比で増加」と「チーム平均以上」を、◎〇△☓で評価・記載 です。
選手 2020 2019
シュート/試合ー評価 決定率ー評価 シュート/試合 決定率
FWジェイ 3.2ー〇 7.9ー☓ 3.1 17.2
ロペス 4.6ー〇 8.1ー☓ 4.7 9.7
武蔵 7.0ー◎ 19.5 ー◎ 3.1 11.5
ドド 3.6ー〇 0.0ー☓ -
小柏 2.4ー〇 0.0ー☓ -
MF菅 1.5ー△ 3.2ー〇 1.0 0.0
荒野 1.2ー△ 17.1 ー◎ 0.9 3.7
金子 2.0ー△ 8.1ー〇 1.2 0.0
早坂 0.0ー☓ 0.0ー☓ 0.0 22.5
中野 0.7ー☓ 0.0ー☓ 1.5 0.0
白井 0.3ー☓ 0.0ー☓ 0.9 6.9
チャナ 2.1ー△ 3.2ー△ 1.6 8.1
駒井 1.5ー☓ 7.8ー◎ 4.6 0.0
宮澤 0.3ー△ 0.0ー☓ 0.3 10.0
深井 0.7ー△ 0.0ー☓ 0.4 16.3
ルーカス 1.3ー△ 10.0 ー◎ 1.2 6.0
高嶺 1.6ー△ 0.0ー☓ ー
檀崎 0.0ー☓ 0.0ー☓ 0.0 0.0
DF田中 0.8ー☓ 8.1ー〇 ー
ミンテ 0.2ー☓ 0.0ー☓ 0.3 0.0
福森 0.6ー☓ 0.0ー☓ 0.8 6.2
進藤 0.9ー△ 0.0ー☓ 0.8 20.0
チーム 14.9 〇 6.6ー☓ 13.9 9.7
2020出場全選手の一覧表ですが、少しランキングで整理してみます。
➀〔毎試合シュート数順〕
1位 武蔵 7.0本 ◎+3.9本
2位 ロペス 4.6本 〇△0.1本で同水準
3位 ドド 3.6本 〇
4位 ジェイ 3.2本 〇+0.1本で同水準
5位 小柏 2.4本 〇
6位 チャナ 2.1本 △+0.5本もやや低数
7位 金子 2.0本 △+0.8本もやや低数
8位 高嶺 1.6本 △やや低数
9位 菅 1.5本 △+0.5本もやや低数
10位 駒井 1.5本 ☓▲3.1本大幅減少
11位 ルーカス1.3本 △+0.1本も低数
12位 荒野 1.2本 ▲+0.3本も、かなり不足
以下、
0.9本進藤☓・0.8本田中☓・0.7本深井✖・0.7本中野☓・0.6本福森✖✖・0.3本白井✖✖・0.3本宮澤✖✖・0.2本ミンテ✖・0本早坂✖・0本檀崎✖
合格点は、断トツ武蔵◎・〇のロペス・ドド・ジェイ・小柏で、武蔵は去ったので、4名しか居ません。やや不足の△選手は、チャナ・金子・高嶺・菅・ルーカスの5選手で、合計9選手。
問題は、▲・☓・✖・✖✖選手で、12選手は不合格状態です。
しかし、チーム全体では、前年対比「毎試合+1本・14.9本」確立出来ていますが、武蔵と、新加入・本格合流選手の頑張り分によるもので、既存選手の低迷・成長にはなっていません。
結論は、全体・全FP選手での「毎試合シュート数基準設定」が必要で、
【毎試合シュート数目標
前線選手3本以上、ボランチ・サイド・DF選手2本狙いの1.5本、チーム全体15本以上】
を設定し、シュート数目標を全FPが意識するだけで、一気に、シュート「チャンス発見・プレー」意識により、チームシュート数増加が必至です。
全選手を点検する事で、期待通りにプレーする「真摯な選手」と、明確な基準が無い事から期待外れで納得している「ボンヤリ・甘い選手」が明らかとなりました。期待に達する4選手に、甘さのあった5選手の活性化、加えて、意識の希薄・甘かった12選手が活性化すると、急激な増加が達成できます。
➁〔シュート決定力=シュート精度順〕
1位19.5% 武蔵 ◎ +8%と急激な上昇で、開花しましたね。
でももう居ません。
2位17.1% 荒野 ◎ +13.4%意識改革がそのまま開眼。
シュート数が絶対的に不足で、決定的な場面しかシュート出来ておらず、決定率大幅上昇も全く活きていません。
3位10% ルーカス◎ +4.0%一気に上昇。
シュート数が不足で、決定率上昇が活きていません。
4位 8.1% ロペス☓ △1.6%減少、精度が低下
金子 〇 +8.1%と上昇、更にアップ
田中 〇 まあまあ精度もシュート数不足で活かされず
7位 7.9% ジェイ✖ ▲10%の激減がチーム得点に直結。
自信が無く、シュート数低減の原因
8位 7.8% 駒井 〇 +7.8%と上昇も、極端なシュート減で、得点必至の場面まで、シュートせず、とのシュートタイミングの中から、自信あるタイミングのみに選択してしまっている。
9位 3.2 菅 〇 +2.2%アップ、未だ低率
チャナ△ 5%と大きく低下、自信不足がシュート減を招く
その他10選手は、全員「0%」の「シュート精度を持たない」にも拘らず、シュート89本打っていて、チーム決定率低下・得点獲得失敗の原因です。
このデータからは、
急成長しチーム1位決定力の武蔵離脱は大きかった(5本シュートを集めれば1得点はチーム戦略の柱と出来たもの)との事が明らかです。
しかし、同時に、否、それ以上に「チーム決定力」での問題点が、
2位・3位の荒野・ルーカスで「シュート精度の自信不足・不安」から「シュート本数を大きく減少」させています。この「精度低レベル」意識は、ジェイ・駒井・チャナティップも同様に「シュート数減少」を招き、
また、ロペスは「精度低下」、菅は積極性あるも「シュート精度低レベルのまま」と、致命的な欠点となっています。
要約すると、
「シュート数」と「シュート精度」は完全相関関係である事が、証明されています。
【シュート精度とシュート数公式】
高い~自信上昇➝〔シュート数〕意識上昇➝増加・積極
〔シュート精度〕
低い~自信喪失➝〔シュート数〕意識低下➝減少・回避
コンサの多数選手は「意識=自信の有無」に問題を抱えている事が明らかです。この「意識=自信」課題がある限り、「シュート」回避・消極化意識・減少との傾向は止められません。そして現在は、未だ、そのチーム・シュート減退意識に歯止めを掛ける動きもありますが、それは、新加入選手と、既存選手では、驚く事に、新加入選手の好刺激を受けた「菅」のたった1選手のみで、チーム全体シュート数の減少を食い止めています。
しかし、その限定された防止効果も、チーム全体のシュート意識が下降したままのなら、それに逆らう事も出来なくなり、一気に「シュート数減少」の最悪事態が想定されます。
また、仮に「誰か・ヒーロー」が出たとしても、その選手の「シュート意識は改善」しますが、全体選手の意識変革は起こらず、チーム全体ベクトルは「シュート減退」のままで、チーム全体改善とはなりません。
要は、「選手全体のシュート<苦手>意識と、シュートへの積極性」は、選手全体でしか改善出来ない、という事です。
本ブログで、各選手の前シーズン対比をしなければ、浮かんで来なかった「チーム現況・全体意識問題」でした。コンサのストロングポイントで、選手全体の根幹は「攻撃的サッカー」との認識で、当然、最も攻撃的なプレーと言える「シュート」は最も積極的であろう、と思っていましたが、現況・現実は、その逆で、実態は「シュートプレー回避・消極姿勢・別選手に依存」との意識は衝撃です。その観点で試合を見ると、「シュートタイミングでシュートしない」局面だらけの理由が理解・納得出来ます。
<<これが本当の姿なんでしょうか??>>
2.打開・改善
前項の結論「自信が無いから、シュート回避」が正しいか否かは、極めて重大なポイントですが、
どちらにしても「コンサ・シュート精度」改善は決定的な課題です。
そして、「意識」問題だとしても、その改善は、唯一つしか方法は在りません。
・・当然ですが、「徹底練習」に尽きます。
何度も記載しますが、「シュートプレー」はチームプレーでは無く、純粋「個人・単独プレー」ですので、「練習」も「個人練習」となります。
ミシャの言う通り「全体練習」の中に「シュート練習」はあり得ませんが、「全員」で「個別練習」は、当たり前に在ります。
そんな「練習」には、外に「セービング・フィジカル」練習がありますが、GK・コーチだけで、また、淡々とマッスルトレーニングも普通に、必須練習です。「シュート」も全く同一で、必須練習に拘わらず「選手自主性」に任せ、一切関与しない事は、無責任そのものです。(トレーニングコーチの能力問題ですが)
「シュート」練習は、どのレベルのチームも、個人練習の通常メニューで、
〔認識〕・・シュートポイント・タイミング、入り方・ポジショニング、ターゲット設定、イメージ化
〔テクニック〕・・種類、弾道、強さ
を徹底反復して練習(100本シュート等)で、
身体に反復刷り込みし、植え付け、その練習量こそが「自信の源」、との典型的な取り組みで充分機能・改善します。
実は、決して難しい内容では無く、難しいのは練習「徹底度」ですね。
基本です・・・!
という事で、最終結論は【個別シュート練習を全員で、徹底練習】です。
実に簡潔明瞭です。
posted by yuukun0617 |19:44 |