コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年01月26日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~⑥キャンプ第3練習試合内容集中点検

昨日18:00〜からのタイ・チェンマイFC選抜戦にフォーカス点検。
驚異の大勝のメカニズムを分解してみましょう。
コンサのキャンプ成果と共に、今シーズンの狙いがハッキリと出されています!
では、
1.試合詳細
45分×2本計90分のフルタイム、対戦相手は、前年も1/23と全く同時期に練習試合対戦のタイ・チェンマイFCで更に選抜選手が加わり強化した混成チーム。
前年の練習試合結果は、同じくフルタイム試合で、1本目1-0、2本目2-2、計3-2と激戦での勝利との内容でした。
と言う事で、今シーズンの進化・成長度を試される試合となりました。
先ず、1本目(選手がフルタイム起用の段階では前半、後半で相当ですが、試合相当の起用時間とはならない現時点では、○本目で、それぞれ別ゲーム表記が適正ですね。)
は、スタメン
      ジェイ
    武蔵   ロペス
 菅  荒野   宮澤 ルーカス
   福森 ミンテ 進藤 
      ソンユン    
チャナティップ、深井以外は、第1メンバーです。

試合展開は、コンサがポゼッションを持ち試合コントロールをする中、
・強い球際と素早いタイミングのボール奪取から、素早い攻撃への切り替えで、カウンター・攻撃、とのパターンが、多数回炸裂し、その位置は、自陣を超え、相手ゴール近くの最前線守備にまで、積極化し、いわゆる「攻撃型守備」が定着。
・攻撃スタイルでは、縦パス=縦のロング・ミドルパスが増加し、ビルドアップのパターンを拡大・増加させ、選択肢増加により、相手対応の混乱を呼ぶ。
当然、より相手ゴールへ近づくスタイルは、成功すると一気に相手ゴール前決定機に直結し、試合でも多数回の決定機となっていました。
・昨シーズン来の、サイド攻撃、サイドチェンジ揺さぶり、ビルドアップは、益々、安定感と威力を増加させ、多彩な、鋭い攻撃パターンは進化しています。
具体的な得点経緯は、
1点目 荒野が最終盤から高精度ロング縦パスが武蔵に通りGK1:1からナイスシュート
2点目 荒野がPA前で、相手DFチャージしボール奪取、高精度クロスパスがジェイに通り、空きゴールはシュート
3点目 最終盤福森から高精度ロング縦パスがロペスに通り、スルーパスがジェイに通り流し込みシュート
と、ボール奪取と縦パス、そしてクロスの典型パターン得点

次に、2本目は、スタメンは、
      ロペス
    藤村   金子
  白井 高嶺 駒井 ルーカス
    濱 田中 早坂 
      菅野
 ロペス・ルーカス以外は、全交代起用し、特筆は、2列目藤村、金子、ボランチ高嶺、駒井、CBセンター田中に注目で、各選手、異なる持ち味=能力とスタイルで、チームのプレーのパターン・スピードが変化し、相手の混乱と対応困難となりました。試合途中の変化、相手試合想定を外し混乱させる、当然、第1メンバーの代替と、選手層の拡大とレベルアップが証明されたものでした。
1本目と同様、試合展開は、コンサがポゼッションを持ち試合コントロールをする中
・チーム課題である、上記・1本目と同様、ボール奪取、縦パス、従来パターンは、同レベルで保有・マスターし、プレーを実践出来ています。
・1本目と2本目の起用選手は、ロペス・ルーカス以外は、45分でチェンジし、2本目には、フラッシュ・期待選手が起用されましたが、1本目の第1メンバーとのパフォーマンスに、殆ど差は無く、場合によっては、よりクリエイティブで、速いサッカーが実践されました。選手層が、2チーム、ハイレベルを証明しています。
具体的得点経緯は、
4点目 ルーカス右サイド突破から、高精度ロビングクロスパスが藤村に通り、流し込みシュート
5点目 駒井の相手DFチャージで慌ててミスパスし、田中ボール回収、即座に高精度ロング縦パスを藤村に通し、GK1:1で詰め、溢れたボールをロペスシュート
6点目 ハーフラインの右サイドルーカスから、サイドチェンジで、左白井にボールを通し、高精度クロスパスが金子に渡り、流し込みシュート
でした。
矢張り、第1メンバー同様、ボール奪取、縦パス、サイドチェンジ、クロスが炸裂しました。

2.評価
如何でしょう。
得点パターンをまとめると、ボール奪取由来-2得点、縦パス-3得点、クロス-3点と、キャンプ課題は、得点につながり、また、今シーズンの有力スタイル、パターン、プレー、選手能力が発揮されていました。
但し、一見大きな改善がありそうに見えた、大課題ラストパスとシュート精度は、
ラストパスは高精度パスが連発され、大きな改善が見られましたが、
シュート決定力は、流し込み型が大半で、ラストパスが高精度・優秀であれば、シュートは流し込みで充分と、ある意味、課題克服への答えになり得ますが、本来の、ミドルや相手DF・GKが崩し切れていない局面でのシュートの決定力、その前提の精度が改善されたものではありませんね。
矢張り、本来のシュート精度追求も持ち越しです。
以上の通り、
昨年結果は、ギリギリ勝利でしたが、今シーズンは、完勝の結果となり、チーム戦力の大幅上昇・進化・成長が証明された、エポックとなるポイント練習試合でした。

    

posted by yuukun0617 |10:14 |