コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年12月18日

~進化~ 2019から2020シーズンへ向かって~➁チーム・選手課題の改善は

~進化~ 2019から2020シーズンへ向かってシリーズの第2弾は、
<➁チーム・選手課題の改善は>とのテーマです。
➀の<2019シーズン・チーム評価>では順調な成長と進化を確認しましたが、今回テーマでも、全選手一体の成果となったのか、それとも、個々選手による格差・差の拡大となったのか、重要ポイントの点検です。

では、
1.チーム課題のシーズン推移・確認
シーズン当初のチーム課題は、
(1)戦術理解とタスク実践プレイのレベルUP
(2)戦術実践のための走力・スプリント力、その前提のフィジカル向上
(3)プレイ精度~パス・シュート・クロス改善
(4)プレイスピード改善
(5)プレイ予測力向上
(6)ポジショニング向上
(7)(1)〜(6)合格レベル選手の確保・増加
(8)サブ選手の向上~選手層の向上
(9)フィジカルコントロールとリカバリーのレベルUP
(10)トレーニングメソッドの向上と効果UP
(11)連携・組織プレイのレベルUP
(12)試合コントロール力の向上
(13)試合中の選手自律力の向上
(14)シーズン目標の達成
こんなに多種多様のチーム課題があり、シーズンをスタートしましたが、ほぼ全項目で大幅な改善・成長・進化を獲得しています。ミシャが、現実の「リーグ戦順位評価」とは異なり、「多大の成長・成果のあった満足のシーズン」との自己好評価となった理由です。

では、
より具体的に、各項目の概要を記載してみると、

(1)戦術理解とタスク実践プレイのレベルUP
 ~全選手30(レンタル中中村選手も含む)人中、25選手が第1段階到達、21人が第2段階到達し合格レベル到達、更に、14人は第3・トップレベルに到達。高い規律(戦術)で試合フルタイム、チームプレーに到達しました。
(2)戦術実践のための走力・スプリント力、その前提のフィジカル向上
 ~昨シーズンの「リーグ3位・114km/試合走行距離」を維持し「5位・113.7km/試合」で、課題だった「スプリント力」を「昨シーズン10位・159回」を「8位・161回」まで上昇。課題の「試合前半30分~タイムと後半20分~タイム」の運動量低下パターン改善は、「先制した場合、攻勢バランスを守勢に変化の自重タイムを確保」とのパターンを定着させ、「試合後半でのガス欠・運動量低下」は解消。
(3)プレイ精度~パス・シュート・クロス改善
 〜パス精度=成功率は、前ブログ記載の通り、同成功率81.9%⇗ 〜 ロング55.7⇘・ミドル85.8⇗+2%・ショート85.1⇗ 「ミドルパス・ショートパス精度」が大幅上昇し、「ビルドアップの安定的プレイ」に近づきました。
「最重要課題」として「シュート決定力」が問われましたが、シーズンの中、決定率は10.7%⇗7位⇗と2018;9.7%12位で、前シーズン比【+1%】の改善、その前提の枠内シュート率は【+4%】の大きな成長・上昇となり、徐々に、確実に改善となりました。しかし、今シーズン目標未達の直接原因であり、大幅改善が必要な「持ち越し課題」となりました。
また、更にクロス17.2本⇗2位⇗「クロス」も上昇しました。
(4)プレイスピード改善
 ~今シーズン最も改善させようと意図した項目で、「パスやシュートスピード」の様な技術もありますが、主体は「プレイ取り掛かり(準備)時間」で、プレイスピード・ポジショニング・プレイ予測の3項目と連動したトータル改善を図ったものでした。
選手間でのバラツキは未だありますが、リーグ戦主力選手の多くは「素早い球離れ」に改善され、「ボール持ち過ぎ・ボール被奪取」は大きく減少されています。
(5)プレイ予測力向上
 ~ミシャは、トレーニングで「試合・実戦形式」が定番で、戦術理解と実践を実戦レベルで訓練して来ましたが、最大の訓練こそが「ヘッドワーク・頭の理解や予測力」です。実戦の試合ではその成果確認そのもので、更に、ハードな環境の中、経験値を磨きながら、より良い予測を磨きました。その成果のひとつの指標が、「プレイスピードの改善・より適正なポジショニング・より強く安定したプレイレベル、具体的には、パスカット等のボール奪取力、パス成功率」となり、大幅な改善となりました。
(6)ポジショニング向上
 ~選手毎の差が大きく、能力が高くとも起用制約となった原因が、ポジショニングの適否でしたが、特に、ミンテ・荒野の改善は特出もので、一気に「スタメン起用急増」となり、スタメン・ポジションを手に入れました。残すは、前線選手、特に武蔵に限られました。
(7)(1)〜(6)合格レベル選手の確保・増加 
(8)サブ選手の向上~選手層の向上
 ~➆➇共に、前記の通り、全選手30(レンタル中中村選手も含む)人中、25選手が第1段階到達、21人が第2段階到達し合格レベル到達、更に、14人は第3・トップレベルに到達、既に「スタメン交代により、チーム力ダウン」は過去の話で、現在は、よりストロングの突出した選手の「切り札起用」となる「選手交代」とのレベル。しかし、リーグ戦主力14選手、カップ戦主力13選手までの「2チーム数」までで、例えば、ACL戦参戦となった場合の「3チーム体制」までには到達していません。他チーム比で、傑出点は、その主力が「チーム育成・地域育成選手」からのトップ選手構成との点です。資金力問題回避・戦術熟知・戦術プレイ確立、との三拍子揃った選手保有戦略の成功で、リーグでも最優秀の戦略・成果です。
(9)フィジカルコントロールとリカバリーのレベルUP
 ~➁で記載の通り、試合全般に亘り、運動量勝負勝ち、戦術フル機能・実践が可能となり、2試合は中2日でも運動量低下は起きないだけの「フィジカル」に達しました。2年間、ミシャに「ひたすらに、実戦形式のハード走力・スプリントでトレーニング」を積み重ねて来た成果です。また、課題だった「リカバリー・メソッド改善」は、残念ながら、顕著な成果は上がらず、次シーズンへ持ち越しです。
(10)トレーニングメソッドの向上と効果UP
 ~ミシャの独特トレーニング方針・メソッドは、コンサ2年目で成長進化は僅かでした。しかし、最重要点は、「ミシャの個別特訓」が開始された事で、一定レベルに到達が「ミシャからの条件」でしたが、クリアーし「前線選手;武蔵・ロペス・ジェイ」のシュート決定力改善は「ミシャ特訓」のレベルに到達しています。
(11)連携・組織プレイのレベルUP
 ~守備は、ブロック・連携組織守備でした。今シーズンは、「被カウンター」での「ダブル・連動守備」、「攻勢時の最終守備ラインの縦型連携守備(偽スイーパー)」、「セットプレー・クロスのヒットポイントの定着・共通理解」、サイドハーフの「相手バランス崩し最終ライン守備定着」、各論分野に焦点移行とのレベルアップとなりました。
(12)試合コントロール力の向上
 ~シーズン後半戦では、「先制点獲得~意図的に相手にボールを渡す~運動量低下しフィジカルリカバリーを図りながら、ブロック・組織守勢」の省エネタイムが「15分程度」構築され、タイム終了後・後半開始直後に「一気攻勢を仕掛け追加点狙い」との試合展開を意図的に狙っていました。
果たして、その試合展開が「コンサに取って最良」かと問われると、ミシャからは「そんな時間帯構築は不要で、コンサ攻勢を継続し、追加点を取り続ける『超攻撃型』を目指すべき」との試合戦略しかありませんね。次シーズンでは、そんな「回り道・非徹底の試合展開は解消」し、フルタイム「攻勢継続」となる事でしょう。
(13)試合中の選手自律力の向上
 ~(12)で記載の通り、今シーズン後半「省エネタイム」試合展開が編み出されましたが、これはミシャ戦術とは真逆で、ミシャの試合途中指示・ヒントから「選手間の意識」として選択され、特に、後半の試合の中で、多数回実施された理由は、「選手の自律力」によるものでした。ミシャも「規律と自在・創造は両立」との認識で、基礎・基盤は規律ですが、そこからの変化・工夫にこそ「自在・創造」が上乗せされてはじめてランクアップ出来るもの、言っています。今シーズンの内容は、最良では無く、次シーズンでは別スタイル・本来スタイルを目指しますが、試合の中で、自在に変化も発生するものでしょう。
(14)シーズン目標の達成
 ~今シーズン目標
【 ➀リーグ戦上位=ACL参戦権獲得
  ➁カップ戦チャンピオン獲得    】は、未達。
次シーズンも同一目標設定ですね。
今シーズンは、各項目が大幅改善・成長するも、なお、明らかな不足・課題点が残り、目標到達への条件は完備出来ず、未達となったもの。
来シーズンは、残存課題の改善・解消と、他項目の新記録値到達の成長により、今シーズン目標達成とのリベンジを果たし、≪コンサの世界基準への道≫が始まるエポックシーズンとなる事必至です!!

次ブログでは、個別選手評価です。

posted by yuukun0617 |19:15 |