コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年06月07日

~進化~  第14戦時点 リーグ現況

チームも3連休で、ゆっくり・じっくりリフレッシュスケジュールペース。
14戦終了時点リーグ現況点検です。

その前に、
平川コメント「宮沢に代わって荒野を中盤の真ん中に置くアンカーにしていることも、変えた布陣のひとつ。アンカーとは船のいかりを意味する言葉。チームがバランスを崩さず安定して戦えるよう、しっかり中盤の底に根を下ろすように鎮座する。 かじ取りのボランチと似た言葉だが、真ん中に位置し一人でそれを担うという意味合いが強い。この日も荒野は、アンカーの位置でよくボールを触って動き回りリズムを作っていた。 宮沢に比べると荒野の方が動きにメリハリがあり、ボールの出し入れが多いのでリズムが出る。悪くない起用だと思う。そんないい流れであったが、前半終了間際の失点は痛かった。」について。
役割の「チームがバランスを崩さず安定して戦えるよう、しっかり中盤の底に根を下ろすように鎮座」と「アンカーの位置でよくボールを触って動き回りリズムを作っていた」とは矛盾していませんか。また「アンカーの位置で」の通り、常にその位置に「鎮座」していたでしょうか。二桁回数以上「ポジションを前に変えていたのが実態」で「鎮座」してはいませんでした。 元々、四方田監督コメントの通り、2次ボール回収・保持のため、起用し、2次回収の代償が、「スペース発生」となっていたもの。ボランチは、運動量・第3の選手役割がありますが、アンカー・2ボランチシステムでは、2インサイドハーフにその役割は分担されています。
今回、平川コメントは外れ気味??、の様に...

1.リーグ全体現況
リーグ内のチームグループ化は益々進行。
首位~最下位との勝点差22=8試合差で、更に拡大中。
順調・好調チームは、更に急速に勝点積み上げ<平均1試合獲得勝点2点/試合>
下位・低迷チームは、良くて「引き分け」=勝点1のみで、勝点累積は停滞<平均1試合獲得勝点0.67点/試合>
中位チームは、<平均1試合獲得勝点1.4点/試合>で、この3グループの勝点累積スピード差が、勝点差急拡大の理由です。
チームのグループ化は、以下通りですね。
①首位争奪Aグループ(勝点3以内);1位柏・2位C大阪とBグループ(同6以内);3位G大阪
②上位Cグループ(同9以内);4~9位 F東京・鹿島・浦和・横浜FM・神戸・川崎
③中位Dグループ(同12以内);10~12位 仙台・磐田・鳥栖
④下位Eグループ(同15以内チームは無く、1ランクダウン18以内);13・14位 清水・甲府
⑤降格争いFグループ(同21以内);15・16位 コンサ・広島とGグループ(同24以内);17・18位 大宮・新潟
③と④間には勝点6差があり、大きな格差・間隔が空きました。
今後のシーズン展開上、④⑤チームは、奇跡の大連勝を成功させる以外、①②③グループには到達困難となっている、という事です。
つまり、コンサの今シーズン順位は、13位以下が濃厚となったという事です。
コンサの今シーズン絶対目標「J1残留」のためには、「13・14・15位」のどこかを目指す闘いに変化したという事です。

このため、<絶対落とせない対戦カードが明確になりました>。
直接対決として、
<清水・甲府戦は、13・14位上昇への直接チャンス>
<広島・大宮・新潟戦は、16位以下へ転落阻止の危機>となります。
今後試合対戦方針・戦略は、
A.全試合、同一対応
B.特定チーム対戦の勝利実現優先対応 の2通りがあり得ます。
現四方田監督は、A方針に結果としてなっていくものと予想されますが、
どう見ても、試合価値は全試合同一ではありませんね。
特定ターゲットチームに、適正に「優先対応」する事は、当然の正答だと思います。
今後のシーズン展開で、「優先するポイント」です。

という事で、次項では、特定チーム(現④⑤13位~18位)の現況を点検してみます。

2.当面ライバルチーム(清水・甲府・コンサ・広島・大宮・新潟の13位~18位)での現況
①基本項目
グループ 順位 チーム 勝点 得点 失点 得失差 連勝・敗
E   13位 清水   14   17  23 -6  2連敗
E   14位 甲府   14   10  17 -7  
F   15位 コンサ  12   12  21 -9  4連敗
F   16位 広島   10   12  22 -10
G   17位 大宮    8    8  27 -19
G   18位 新潟    8   10  31 -21 2連敗
特徴は、
●得点数が清水と大宮以外はほぼ同数値で、得点力に差はありません。(堅守はもう死語)
●最下位2チームと4チームは、失点数の差で、4チームでは失点阻止力に差はありません。
●連敗(連勝も)は、チームの現ベクトル・傾向を示しています。
◎広島とコンサは、得失点数では全く差が無いものです。(偶然、現順位になっているだけ)
これらの内容から、全チームとの戦績ではなく、このチームとの対戦戦績が現順位となった経緯である事が解りますね。コンサの僅か3勝は、広島・大宮にF東京でしたから、ほぼその通りですね。
得点力の攻撃力・失点阻止の守備力は、ほぼ同水準・程度・レベルですので、各能力の劇的成長を成功させるチーム、か、それ以外の要素が勝敗の起因・原因となる事を示します。
・・・即ち、「戦術・試合展開・対戦対策」=「監督能力」の成否ですね。
当然、以降のシーズン展開では、この5チームとの対戦戦績が、より大きく影響・反映します。
上記の特定チームとの「優先対応」が必須である事を証明しています。
②攻撃
順位 チーム 得点 シュート数 枠内数 決定率 パス数 同成功率 クロス数 同成功率
13位 清水  17  6位   9位   12位  11位   16位    3位   4位  
14位 甲府  10  18位   18位   9位  16位   17位    12位  17位
15位 コンサ 12  8位   15位   15位  17位   14位    4位  3位
16位 広島  12  1位   6位   18位   1位   2位    1位   8位
17位 大宮   8  17位   16位   17位  12位   13位    13位  12位
18位 新潟  10  12位   11位   16位  18位   18位    17位  18位
●得点力は、清水のリーグ7位を除くと、14~18位の最低ランクでほぼ同水準・数値。対清水戦ではその対策が必須。
●シュート数は、意外の3チームがリーグ上位で、コンサもその一角。シュート数は、この水準で充分で、増加は不要。
●枠内数・決定率は、惨たんたる低レベルで、【得点最低ランクの主因】。コンサも緊急最大改善課題で、多くの敗戦原因。
●パス数・成功率共に、広島のトップランク以外、最低ランクは、積極的試合展開。試合コントロールを放棄し、相手主導試合しか出来ない主因。対広島戦での対戦を困難とする原因で、少なくとも、当該対戦試合は大幅上昇改善が必須です。
●清水・コンサ・広島は、クロス攻撃をストロングポイントとしている。
◎以上の通り、清水の得点力・攻撃力だけは、このグループでは抜けていますが、その他5チームの攻撃力は低ランク項目が共通し、どのチームも大幅・急速改善は困難で、当面改善は想定できない状態です。
コンサの「決定力」は、最近になって漸く注目項目ですが、昨シーズンからの課題で、今に来てのものでは無く、1年以上掛けても、改善しない項目。都倉をはじめとした「選手への督励」は益々緊張感の中、決定率を下げる結果にしかなりません。しかし、改善は「意外に簡単・短時間」で可能ですが、各チームの適正対策の有無が、現在の「決定率」を導いている点は、絶対目を反らしてはならない点だと思います。少なくとも、コンサ現監督・コーチには、その改善対策能力が欠如しているという事ですね。
③守備
順位 チーム 失点 被シュート数 被決定率 ボールロスト率 セツトプレー失点 クロス失点
13位 清水   23   8位   17位    16位     15位    12位
14位 甲府   17  11位   10位    17位     15位     1位
15位 コンサ  21  12位   12位    14位      9位     8位
16位 広島   22   7位   16位     2位     12位     3位
17位 大宮   27  18位   15位    13位     17位    12位
18位 新潟   31  16位   18位    18位     18位    12位
●失点数は、甲府・大宮・新潟以外の3チームは同水準・同数値。
しかし、システム戦術は、攻撃型;清水・広島、バランス型;大宮、超守備型;甲府・コンサ・新潟、と相違するも、その失点阻止効果は、甲府の失点数減少以外は同一失点数。
コンサの超守備戦術も、失点数大幅減少効果はもたらしていません。
●被シュート数=相手のシュートチャンス数=シュートエリアまでの守備力(前線~中盤守備力)指標となります、意外に、チームによりバラツキ、大宮・新潟以外の4チームはシュートチャンス阻止力7~12位のリーグ中位レベルで、4チームは大きな課題点はありません。
●被決定率=シュート(の得点)阻止力=DF・GK守備力指標で、甲府・コンサの2チームは10・12位の中位レベルで、他の4チームは最低レベルで、DF・GK陣の低レベル証明値です。
●セツトプレー失点は、全員守備力で特に「高さ」勝負、クロスは失点は、DF陣のマーク・跳ね返し・高さ勝負、ですが、両方共にリーグ中位ランクチームは、コンサのみで、選手能力はリーグ中位レベルとの証明データです。
しかし、失点数ランクは最低レベルとなっている理由は、それ以外の原因となります。
起用選手と戦術に大課題が濃厚ですね。
④その他
順位 チーム 支配率 運動量 スプリント数 システム戦術     故障・離脱数
13位 清水   15位   3位  13位   4-4-2  バランス型   6名  
14位 甲府   17位  13位   9位   3-3-2-2 超守備型    4名
15位 コンサ  14位   2位  14位   3-3-2-2 超守備型    3名
16位 広島    3位  12位  18位   3-4-2-1 堅守・速攻型  2名
17位 大宮   12位  11位   8位   4-4-2  バランス型   2名
18位 新潟   18位  10位   4位   4-4-2  バランス型   5名
●支配率は、広島以外の5チームは相手主導の支配率。試合展開は、相手チーム戦術・展開次第の試合方針。
●運動量・スプリント数は、広島の両方とに低レベル値以外の5チームでは、逆比例していますね。つまり、スプリント主導・その分運動量低下は甲府・大宮・新潟、逆に、運動量主導・その分スプリント数低下が清水・コンサの2チームです。しかし、失点数は、どちらのアプローチも同水準の低レベルですね。推論ですが、運動量主導は、全選手全体での運動量増加、一方、スプリント数主導は、スプリント数増加が特定選手に集中型ではないでしょうか。
どちらにしても、試合展開でのアプローチの違い程度で、問題点・課題点は見つかりません。
●全チーム、失点数多数ですが、システム戦術は、超守備~堅守~バランス型と守備中心に拘わらず、発生しており、戦術自体ではなく、その運用・実行に問題あり、を示しています。
●故障離脱数は、大きく差異が出ています。多数となっている清水・新潟・甲府にその大きな影響が発生ですね。コンサは、中途のリーグ最低状況期から回復・復帰の時期となり始め、最悪期から急速に脱出が進んでいます。7月増川復帰が、反転攻勢への大きなターニングポイントとなりそうですね。

以上、データから、今後のシーズン展開・そこでの特別対戦チーム・そのチームの現況を点検してみましたが、6チーム大変似た内容が多く、この順位グループ化した理由が明確でした。しかし、その中で、6チームとの対戦勝利獲得がキーポイントとなり、対戦対策と「決定率」改善の2大ポイントが課題です。

posted by yuukun0617 |22:22 |