コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年11月27日

~進化~  【J1を進む】-2.チーム課題②監督・コーチ

本日テーマの前に、ちょっと長めの、直近話題を。

コンサの来季保有選手方針は、
①全選手契約更改、但し、本人意思により移籍希望については相談・交渉の上対応。
 レンタル契約は完全移籍か期間延長の対応。
②DF・ボランチ・攻撃ポジションに「J1ミドルランク以上選手」を計3名移籍加入(完全移籍>レンタル移籍ですがどちらも可)
③アジア枠籍選手1名獲得
④アカデミー等からトップチーム昇格の「育成選手」1名獲得。 のようですね。

④は「菅」を早々に決定し完了。③も、「タイのメッシ」W杯予選日本戦にも出場の「チャナティプ・ソングラシン(23)」を決定し完了。
①は、シーズン終了後5日間の協約内での、交渉開始。12月早々に完了でしょう。
その中、「福森」は完全移籍でほぼ確定でしょうが、「菊地」は方向性が見えてません。J1.5レベルからJ1レベルへアップする選手で、また増川不在で来季開幕時ベンチに必要な選手です。本人の成長のためにも完全移籍で強力な交渉を期待します。
「本人移籍希望」は「内山」の即実戦機会に近いチーム希望、の1ケースだけのようですね。

という事で、「焦点」は、
②「J1ミドルランク以上選手」獲得に絞られています。

「噂」では、DF・・「闘莉王(元名古屋)」、ボランチ・・「キムミンテ(仙台)」「扇原(名古屋)」、攻撃陣・・「水沼宏太(FC東京)」が挙がっています。
即戦力となる「J1ミドルランク以上」選手は、激しい競合獲得合戦となっています。
当然資金力勝負となり、来季昇格のコンサにはそんな資金力勝負は不可能です。では、獲得競争を諦めるか?!ですが、方法論はありますね。

A.中堅・若手の「活躍・有力選手」は「年俸移籍金が高く・本人の上昇意欲も高い」ですね。そんな選手は、「育成」の中で将来、時間を掛けて獲得します。
ここでは、ベテランの「活躍・有力選手」を狙いましょう。この層は、対象候補も豊富で、「高い能力」があるにも拘らず、若手・中堅優先のため「出場機会」を制限され、本人の出場意欲から「移籍希望」となっている選手が多数います。「高い能力・パフォーマンス」をなお、複数年発揮し続けられる選手は多数います。コンサには、そんな選手達の憧れ「小野・稲本」もいます。一緒にプレーを夢見る選手は本当に多いですね。
当然、「年俸・移籍金」は「リーズナブル」ですね。
・・・そんな代表候補が、「闘莉王」ですね。 移籍加入を待望します!
B.もう一つのターゲットが「今シーズンは低迷、前年・前々年で活躍の選手」です。
本来、活躍シーズンでのパフォーマンスを持つ「J1ミドルランク以上選手」です。
試合起用も遠のき、低迷した選手が、コンサでの再生・発展・成長を実現するため「移籍加入」とのパターンです。
これも、J1リーグの激しい選手の新陳代謝、より強く厳しい環境・条件から、その状態の選手も、多数います。実は、「中堅・育成」世代での「J1ミドルクラス以上」選手獲得の「主戦場・本命対象」ですね。「リーズナブルな年俸・移籍金」「本人の試合出場希望による移籍希望」と条件は揃っていますね。(今シーズンのMVP「福森」もそんな一人でしたね。)
・・・
 *DF-「闘莉王」について、他チームによる獲得競争の話は聞きませんね。激しい闘争心は味方にすると超強力な力となりますが、チーム団結力に問題あり、即ち、チームの「和」を重視等という甘い意識レベルでのチーム運営では、活用できず逆効果との認識が多いのでしょう。コンサでは、社長・監督・ベテラン陣の中、相互にリスペクトの中、ジャストフィットで、本人もとても「居心地の良い」価値観・空気で、活躍の土台はクリアー出来ますね。能力は、サッカー通も、ファンも、皆さんご存知の「圧倒的な能力」です。「空中戦支配率」は、自陣・敵陣とも、圧倒的優位となり、また「強靭・強烈なフィジカルコンタクト」は敵選手を弾き飛ばすJ1屈指の「強烈な守備力」となります。加えて、「シュート力」の得点力と「ビルドアップ力」による「攻撃起点」となり、コンサの「3DFからのビルドアップ」に直結する攻撃能力を合わせ持つスーパープレーヤーです。コンサが可能な金額で獲得チャンスが到来した事は、将来に続く「コンサの幸運」ですね。 絶対獲得です!!
 *ボランチ-「キムミンテ(仙台)」と「扇原(名古屋)」が候補でしょうか。「キム」は2015J1シーズン「シュート」順位37位・4ゴールの活躍の「得点できるボランチ」です。しかし、「守備・ボール奪取力」は「深井」より低下し、「中盤支配のためのボール奪取力」と「攻撃起点力」のボランチ要請には大幅に不足しています。選択上優位点は「年俸・移籍金」の価格位です。
一方、「扇原」は2014J1シーズンに大活躍し「ボール奪取力」と「ビルドアップ力」が特筆レベルで、攻撃ランキング40位、パスランキング21位の「J1上位レベルボランチ」で、2015シーズンも同様パフォーマンスで攻撃ランキング30位、パスランキング15位でした。しかし、2016シーズンは、同ポジション競争の激化、監督方針と衝突から、起用が急減し、名古屋へ試合起用を求めた電撃移籍でも、移籍2試合で故障・長期離脱となり低迷のままのシーズンとなったもの。本来、コンサの求める「ボール奪取力と攻撃起点・ビルドアップ力」を高レベルでプレーする25歳の「J1上位レベル選手」です。かなり「高額・競争激化」でしょうが、コンサの必要としているボランチは、「キム」ではなく「扇原」ですね。頑張って、金額を集中して、獲得しましょう。J1残留・定着の「切り札」となります。
 *攻撃陣-「水沼宏太」も是非欲しいMFです。2015J1鳥栖での中心選手としての大活躍、2016シーズン低迷パターンの中堅層・有力「J1ミドルレベル以上選手」です。2015J1シーズンは、「高いシュート力」「パサーとしてのビルドアップ力」「ドリブル突破」もあり、守備も「ボール奪取力」が高い「RSHとトップ下」選手でした。J1ランキングで、ドリブル39位、シュート67位、攻撃77位、パス79位、クロス88位で、多能力のマルチプレイヤーでした。しかし、2016シーズンは、5/21交通事故を契機にJ3FC東京23へ起用を移される「屈辱・低迷のシーズン」でした。そのため本人の強い「移籍希望」も想定され、最有力攻撃陣選手です。特に、25歳も魅力ですね。

済みません、またまた超長い前置きとなってしまいました。
では、本日テーマの
【J1を進む】-チーム課題「監督・コーチ」編です。
現J1チームの監督は、3つに分類されます。
(1)育成経験からの監督型・・8チーム(仙台・鹿島・大宮・柏・FC東京・甲府・新潟・広島)
(2)プロ監督型・・4チーム(浦和・横浜・神戸・鳥栖)全員外国籍。
(3)タレント型・・3チーム(川崎・磐田・ガンバ)
その特徴は、
(1)型・・結果的に「育成出身者」が監督就任、とのケースが大半で偶然の就任ですが、「育成出身選手」の戦力化・コントロールが得意で、そのまま継続し、その結果、順調なチーム進展の成果を獲得する監督が多い。欠点は、監督経験は乏しく、やや「甘く」成りがちで、管理力が弱く、緊急時や下降期でのチームコントロールは弱点気味。
(2)型・・豊富な経験により、コレクティブ(適正)な選択・判断に長け、新サッカー技術・知識も組み合わせた「現代型」サッカーを構築します。「年俸」は高くなりますが、ビッグクラブへの成長過程では有効な監督ですね。シーズン成果を期待でき、失敗の場合は、即解任となりますが、チーム力を比較的短期間で獲得したい時には、是非選択すべき監督です。
実は、もっと前は、この形の監督が、多くのJリーグチームの監督でしたね。
(3)型・・育成経験はほとんど無く、名選手だった「豊富な知識」と「選手経験」による監督型ですね。以前は、この形も多かったですね。「名選手は、名監督とは限らず」との格言が出来る所以ですね。「選手」は「自分よりも豊富な高い知識・技術へのリスペクト」から、監督指示を「神のお告げ」の如く、信じ・実践しようとします。「心服させて従わせるタイプ
です。
もう一点、全型に共通の必須ポイント・項目が重要です。
それは、「スカウティング能力=分析力」です。
一見、スコアラーや分析担当コーチの領域に見間違いしますが、
「現状分析・認識」⇒「最適対策」立案(長期対策と短期対策)⇒「練習・改善方法」の立案⇒「その実践」⇒「練習・改善成果の分析・把握・認識」⇒「最適対策修正案」の立案⇒その実践⇒「本試合」で実戦⇒「試合内で修正」認識・立案・実行⇒最初の過程に戻ります。
 の全過程を、「責任」を担って「把握・理解・管理・推進」し「成果獲得」とするのが、監督の仕事です。これが失敗し、成果は停滞し「解任」となってしまうのですね。

そして、
このスタイル毎に、「監督論」が異なります。
このスタイルを混同して、長短を指摘・議論しても的外れになりますね。
要は、「監督はどのスタイルか?」から始まり、「そのスタイルでの最適は?」と展開されるのですね。

では、コンサの「四方田監督」ですが、
 典型的な「(1)育成経験からの監督型」ですね。
 前段で指摘した通り、
「育成出身選手」の戦力化・コントロールが得意で、そのまま継続し、その結果、順調なチーム進展の成果を獲得する。欠点は、監督経験は乏しく、やや「甘く」成りがちで、管理力が弱く、緊急時や下降期でのチームコントロールは弱点気味。 の共通「長所・短所」ですね。
今シーズンをフル期間、経験し、成功と失敗の両方を実体験しました。「監督責任での敗戦」も正直4~5試合ありました。
これを、どう活かすか?!が主要です。
指摘しておきます。
〇一歩的な見方の分析に偏りすぎ「誤選手起用」が5試合発生。
 分析は、一面です。必ずもう一面=逆結論もあります。
分析の「適正力」の向上は当然ですが、総合的・逆ケースへの用意も含めた「選択・実践」です。
〇指導指示不徹底=個別選手への特定指示・指導漏れが数回発生。
 選手の「想定外事態による混乱」回避、より積極的プレー実践のために、具体的な・個別指示は必要ですね。
〇中堅・ベテラン層の能力アップが停滞。
〇試合中の「判断・指示・修正」が遅い。
 慎重なこ性格が災いし、早め早めの対応では無く遅すぎるため、「後手」踏む事態が多発し、試合コントロールが著しく低下。  が気になりました。

監督論で終わってしまいますが、コーチでも「課題点」を一点だけ指摘しておきます。

「練習担当コーチ」です。「フィジカル担当」は専任コーチがおりますが、「練習担当」は、各コーチが、パーツ別に担当していますね。
しかし、コンサのチーム弱点の一つが、
「練習の内容・方法」です。「一向に改善しない課題」は「練習量」か「練習方法・内容」かの問題です。コンサは、大量の課題が、一向に改善・解決していきません。
「専任」コーチが欲しいですね。

以上 長々前書と「監督」ちょっとコーチの【J1を進む】でした。
有難うございました。

posted by yuukun0617 |23:26 |