2016年11月26日
~進化~ 【J1を進む】-2.チーム課題①保有選手構成
前3回のブログで、事前確認として、今シーズン実績データを確認しました。
ここからは、本編を開始します。
テーマは、
【J1を進む】のための課題と準備 の確認・点検です。
【J1を進む】の定義ですが、
5~6ヵ年計画を進む、とのイメージです(夢想気味ですが・・・)。
①2017シーズンJ1に残留ポジションを掴む。
目標;最終順位J1 10位~11位
2018シーズンJ1に定着ポジションを掴む。
目標;最終順位J1 8位~10位
②2019シーズンJ1上位争いポジションを掴む。
目標;最終順位J1 5位~7位
③2020シーズンJ1優勝争奪・アジアカップポジションを掴む。
目標;最終順位J1 3位~5位
④2021シーズンJ1優勝を掴む。アジアカップ本戦出場。
⑤2022シーズンJ1連覇。アジアカップ上位獲得。
当然、チーム規模も拡大・成長し、札幌本拠地の有力”ビッグクラブ”が完成している、という内容です。
そのための第一ステップの
来季・2017シーズン目標;最終順位J1 10位~11位 を実現するための「課題と準備」の考察・確認にトライしてみます。
【J1を進む】シリーズは、
1.序章
事前確認 「今シーズンデータ編」①
②
③ ( ここまで既載済みです )
2.チーム課題
①保有選手構成
②監督・コーチ
③システム・全体戦術
④個別戦術
⑤プレー・能力
3.個別選手課題
4.チーム関係者課題
5.サポーター課題 と
全12編・ブログの予定で、現在、4編まで完了となっています。
大変、ロングバージョンとなり、色々とご迷惑もお掛けしそうですが、
【J1を進む】ためには、必要な項目だらけで、
また、一項目毎も、大変深く・難しく・興味深い内容で、ほんの僅かを触る程度となりそうですが、最新データや分析データを加え、より具体的な、数値で見える内容を心掛ける積りです。 どうかよろしくお願いいたします。
2.チーム課題 ①保有選手構成 です。
前ブログでは、J1 6位広島、13位磐田、14位甲府と比較し、J1レベル保有選手構成を確認しました。
人件費ランキングは、(かなり古いデータ-2014年度決算-で現在は変化しているでしょうが、)浦和20.5、名古屋20.5、ガンバ18.1、マリノス17.6、鹿島15.6、川崎15.4、清水13.5、磐田13.5、広島13.4、神戸13.4、鳥栖11.7、仙台11.4、新潟10.8、甲府7.6、湘南4.5(億円)でした。
コンサの2015シーズン6億では、最下位グループでしたが、来季11億へ増額によると、新潟と同レベルで、そのまま資金力と比例させると15位降格寸前順位となってしまいます。
コンサは、資金力勝負は不可能ですので、チーム力の源泉である「保有選手構成」で、資金力8位磐田・9位広島と同等で14位甲府を大きく超える内容の構築を狙い、目標;J1最終順位10位~11位を達成、との方針となります。
①経験別構成 〔ベテラン;30才~、中堅25~29才、育成~24才〕
コンサ 広島 磐田 甲府
ベテラン 12名 10名 12名 15名
中堅 5 12 12 13
育成 15 8 13 2
計 32 30 37 30
②レベル別構成
その内、選手レベルをJ1・J2・J3に分類すると、
コンサ 広島 磐田 甲府
ベテラン 12名 10名 12名 15名
J1 9 10 5 1
2 3 0 7 14
3 0 0 0 0
中堅 5名 12名 12名 13名
J1 4 5 4 4
2 1 7 8 9
3 0 0 0 0
育成 15名 8名 13名 2名
J1 5 0 1 0
2 4 6 6 1
3 6 2 6 1
J1計 18名 16名 10名 5名
③ポジシヨン別「選手レベル」別選手構成
J1 J2 J3
GK 4名 2 1 1
DF 8名 3⇒5 2 3
MF 16名 10⇒11 5 1
FW 4名 3⇒4 0 1
計 18⇒21 8 6
【J1を進む】第一ステップの課題は、
A.選手保有数は、
J1チームレベルで問題なし。J1チームは、試合未起用の「育成」選手保有が多数有ります。J2・3レベルの「育成」選手を積極的に、「育成型レンタル移籍」で実戦経験を累積し、急成長を図るパターンが定着しています。コンサも、「外国・福島」実積はありますが、本格的に「J2・J3レベルの有力選手」で活用すべきです。対象者として、永坂・神田・前貴・阿波加の5名が挙げられます。年俸負担は相手による経費減とコンサのまま、との両ケースがありますが、コンサが年俸や、更に+育成費支払いをしてでも、成長が期待できる相手先なら、近未来での戦力化が期待できるものとして積極的に実施すべき将来施策です。菅も本来は同一対象ですが、J1で直接英才教育、経験・成長の方針ですね。内山は残念ながら他チームを選択し、移籍が濃厚ですね。そして更に、DF・MF・FWで適任候補があれば、「各1名づつ3名、トップ昇格」とし、「育成選手」層の強化による将来戦力作りを「コンサのストロングポイント」として確立したいですね。3名の昇格なら、負担も軽いですね。
B.「J1レベル選手数」は、
シーズン開始時12名から18名となり、広島15名・磐田10名を超えました。
しかし、問題点があります。
実は、J1レベルでも「下位レベル」で、謂わば「J1.5レベル」の選手が7名です。さらに、「J1トップランク」選手はいません。しかし、その中に、急成長中の選手が「ベテラン~育成」まで、14名もいます。〔ベテラン;都倉・内村・石井・菊地、中堅;ジュリーニョ・マセード・ヘイス・宮澤・石井、育成;ソンユン・福森・進藤・深井・堀米〕
来季、J1の厳しく・鍛えられる環境・条件によりさらに成長し「J1トップレベル選手」と成長できる選手は「都倉・ジュリーニョ・ヘイス・マセード・福森」の5選手、「J1中位レベル選手」に成長期待は「6名」が挙がります。
また、8名の「J2レベル選手」から「J1.5」への成長は、4名期待できます〔櫛引・前寛・荒野・中原〕。
しかし、シーズン開始当初は、成長成果前であり、成果が表れるシーズン後半まで「中核となるJ1レベル選手」が必須です。前段(③ポジシヨン別「選手レベル」別選手構成データ)の通り、DF・MF・FWに、「有力J1レベル選手」の移籍加入が必要です。具体的には、外国籍選手は、あと1枠で、国内選手2枠が必要です。
増川離脱で「DFリーダー」となる選手、深井離脱で構築不能となった「中盤支配」と「攻撃起点」とを両立させるボランチ、高さとテクニックと強さは現攻撃選手にありますが「スピード・ドリブル突破」のFWの3有力選手(1名外国籍も可)が絶対必要です。
ベテラン選手層は国内外ともに「買い手市場」で、優秀能力の複数年プレー可能な「リーズナブルJ1プレイヤー」はいますね。コンサは、「育成」選手のJ1化も順調に進行していて、当面の戦力急上昇のため、スタメンから外れ、試合起用機会のため移籍希望選手はお買い得です。例えば、「闘莉王」とか...ですね。外国籍ですと、有名・ベテラン選手もあり得「収入」面のW効果まであり得ます。
いずれにしても、「ボランチ」に加え「DF・FW」の「J1レベル選手3名」の獲得が必要です。
コンサの保有選手構成は、ここ数年、実は、
46%の「育成選手」がチームの中心でした。そして、「ベテラン37%・中堅15%」が「その成長」を試合の中核となる形で支え、「育成選手の成長」と共に「試合戦績」を成長・上昇させてきたのですね。そして、2016シーズンで「J2舞台での経験・成長」を優勝・昇格成果に繋げ、来季のJ1シーズンを勝ち取ったという展開でした。
その結果、J1をスタートする時点で、
理想形の経験別選手構成となりました。「育成層」を46%も持つJ1チームはごく僅かです。多くのJ1チームは、戦力拡大のため、すぐ戦力となる「ベテラン選手」層が増加していますが、一方で上位チームでは、「育成層」の戦力化が順調なチームほど継続的・成長型の戦力上昇プランとなるチームと、資金力により「中堅・有力選手」をひたすら集めるチームとに2分されています。例;浦和25%育成7/28 川崎35%育成11/31 と 鹿島59%育成19/32 ガンバ64%育成31/48・・コンサ型。
コンサは、理想形に近い選手構成を実現できており、それは将来更に強く成長するチーム力だ、という事です。
以上 【J1を進む-2.チーム課題①保有選手構成】でした。
有難うございました。
posted by yuukun0617 |22:01 |