コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年08月01日

~進化~  山口戦 総括

一夜明け、帰札に出発し、移動中ですね。
何と言っても、山口から札幌は遠いです。恐らくは、最所要時間会場。
くたくたの身体は超重いでしょうが、心は首位の誇りと実感で軽く、はや、札幌まで飛んで来そうですね。 ここから、リカバリーは開始されて、癒しの旅路を、チーム全員で堪能しながら帰って来てね..!ですね。

シーズンスローガン【稲のために!杉のために!!共にJ1で!!!】
試合目標
第一目標【勝ち点3獲得により2位以下チームを引き離し、首位堅守態勢構築】
第二目標【J1昇格後、定着・上位進出のための戦力構築】 のW目標。
取組課題 第1に、【連勝】必須、第2・3に、システム・戦術のJ1化=チームのJ1化、と選手のJ1化 !!
残り18戦、1戦づつ「勝利勝ち点3」を積み上げ、昇格獲得ロードを確実に進行しつつ、「チームと選手のJ1化」を進める。確実に第1目標【勝ち点3獲得】優先の試合。
試合目標を、激闘を経て達成しました。
また、今節で、2位以下チームの足踏み試合結果から、2位以下と、勝ち点差「8」(熊本戦隠れ勝ち点を加えた確定可能勝ち点です。加えずには「5」ですね。)となり、
『上位陣から単独抜け出し』状態に進展した、重要な勝利となりました。

試合は、全コメントが、
前半≪コンサの想定通りの100点満点試合≫
後半≪山口の戦術転換にハマって苦渋・弱点露呈の50点赤点試合≫の内容となりました。
確かに、
前半は、戦術等チーム実戦力と選手個別プレーが【J1化】しました。
後半は、コンサのシステム上弱点とフィジカル低下で【前半戦力✖50%】まで戦力低下、失点し、更に追加失点寸前まで追い詰められたものでした。

では、『直前試合展望』した試合課題の実戦結果を確認してみましょう。
チームの試合課題;
(1)灼熱環境の中、強く・粘り強い闘志で、完勝=勝ち点3獲得が、第一目標。
 ・・・達成。想定通り、酷試合環境と後半苦戦で、激闘となりました。
(2)積極型守備=前線からの守備・守備ラインM3rd中位・中盤支配=で、堅守維持での攻撃バランス傾斜したコンパクト陣形戦術の完成・成熟。【 無失点試合 】絶対ノルマ!!
 ・・・前半、達成。後半、全項目未達。
(3)全選手運動量進化・・起用全選手が各同ポジションで、松本・C大阪戦以上の運動量達成。超過選手数7人以上達成。
 ・・・前半9人(石井以外)達成。後半3人(〇都倉・マセード・増川のみ)で未達。
(4)スピードアップ・・①攻守切り替え時、ポゼッション時のパススピードJ1レベル達成。②緩いパススピードを原因とする【被パスカット0】とし、相手を振り切るスピードの攻撃パスとする事。
 ・・・前半、①②共に達成。後半、パススピードとプレースピード急ダウンし、不良。
(5)複数得点獲得・・追加得点獲得のキーは「枠内シュート数」【10本以上】で、複数得点、【3点獲得】目標。得点経路は多彩・多様での得点獲得。=【得点パターン多様化】
 ・・・前半、完璧に達成後半、枠内シュート数激減、攻撃パターン放り込みの1手段のみで、不良状態。
(6)前半2得点・後半交代契機で追加1得点。ポゼッションを55~60%まで上げる。
試合展開とボール支配での、試合コントロール達成。高ポゼッションによる省エネ「フィジカル維持」試合の完成。
 ・・・前半、ポゼッション55%~達成し、完全コントロール、フィジカル低下も殆ど無く「100点満点」の試合展開。
後半ポゼッション40%程度に急低下し、山口が自由自在にパス交換・攻撃・試合コントロールで、不良状態。

実に、明白な状態で、前半はチーム課題、全項目達成。後半は、逆に、1項目も達成出来ていない、試合でした。

では、=後半不良の原因です。=
2点ありますね。
(1)深刻な課題です。
酷試合環境など、選手プレーの前に、コンサシステム上の弱点が露呈されました。
後半、コンサ【3-4-1-2】に対して、山口は、基本のシステム【4-2-3-1】にシステム変更して来ました。以前から、再三指摘している点ですが、
縦に長い布陣の【3-4-1-2】型は、左右ストッパー(DF)の脇、左右サイドの裏に、スペースエリアが発生し、【4-2-3-1】も【3-4-3】型もマッチアップすると、数的不利状態となり、そこへの、『OMF・シャドー』の侵入・攻撃が、【3バック】陣形崩しの基本戦術となります。
では、それに対する有力対処手段が、縦に長い陣形ではなく、縦に≪短い・短距離≫陣形により、密集度を上げ、サイドの裏スペース・エリアを縦に縮小・減少させる、で、ただし、低守備ラインで布陣すると、敵ゴールまで遠すぎる超守備型に陥るため、守備ラインを、上げて、M3rd中位置ラインを守備ラインとする、コンパクト陣形との内容です。

山口陣形を、前半より【4-2-3-1】型と想定したため、前半から、同戦術・陣形としましたが、山口【3-4-2-1】システムでも、しっかり機能し、密集陣形による中盤支配となり、完全試合コントロールの中、2得点獲得となりました。
後半、【4-2-3-1】型にシステム転換されても、その通り、陣形・布陣を維持し中盤支配を継続するところ、≪前線は追加点を求めより高い位置取り、DFはやや下がりM3rdの低位置(前半より2m低下)で、結果、縦に延びて、密集度が緩み≫ました。更に、次項の通り、MF・サイド選手の守備意識・チェックスピードダウンも重なり、中盤支配が崩壊し、前半とは真逆の〔山口中盤支配〕=自由自在にくさびとサイドスペースへ反復・多数回のパス供給となり、システム弱点露呈による山口の試合に陥りました。
システムの観点からは、
【守備ラインの後退】により守備型戦術に転落と
【前線(の前進による)とDF間の縦距離の緩み】が原因ですね。
(2)試合後都倉コメントの中「・・逃げたやつ(選手)がいた・・」との衝撃発言がありました。ズバリ!その通り。
運動量低下は、選手個々で大きく相違した様に見えましたが、
その前に大問題は、
「逃げた〔=プレーをサボったとの意味ですね!〕」選手が出た、=
『2得点で、コンサにアドバンテージと意識した選手と未だ不足で緩めないと意識した選手』の【闘志・意識・責任感(と都倉も言ってましたね..!)】の意識差と怠慢プレーが出た、との点です。
中盤支配崩壊は、上記密集度の緩みが主因で、監督責任(指示不足・不徹底!)もありますが、逃げた選手のサボりも要因となり、後半試合が進むと、失点原因・危険局面の原因・理由となり続けました。また、小野以外の交代選手は、「何のための交代か」を、どこまで理解・認識してプレーしていたのか、甚だ疑問プレーの連発で、全く機能せず、益々、それ以外選手負担が増すものとなりました。
問題選手は..(記載するか否か悩みますが、今後のため、頑張って欲しい、二度は繰り返さないで欲しい故に、記載しますね!)
・石井・・バイタルで足痙攣で、倒れていましたが、レフリーは見て取り、そのままプレーが続き、大リスクとなりました。深井は、攣りながら、痛がりながら、走り続けたぞ~!
・荒野・・バイタル守備が度々不在状態。トップ下位置に近づき過ぎていました。ポジショニングの悪さとも言えますが..。
・堀米・・攻撃から守備に切り替わった際、度々帰陣が前線選手より遅れました。ボランチが1枚不在で、菊地がカバーするも、菊地の空けたポジションを再三突かれました。堀米のカバーが、左スペースエリアの再三の突破原因となりました。
・交代選手内村・・運動量も全く不足で、途中出場直後から、フィジカル低下状態の様な姿を出していました。理解不能です!!攻撃も守備も、狙いも、集中性もバラバラで「気まぐれプレー」でした。 得点やプレーの意識が、スタメンと交代で違う等、意識の問題としか思えない内容でした。

酷暑の、札幌と異なる試合コンディションが、激闘の主因とするのは、安易過ぎで、違うと思います。確かに、試合コンディション対策も必要内容で、重要事項ですが、もっと問題な課題が発生しましたね。
ただ、フィジカル能力、特に、スタミナ・持続力の向上は、J1化のためにも、重点項目ですが、筋肉量や心肺機能向上など、一定期間を掛けてしっかりと行い、短期間の対処法は有りませんね。
とすると、試合準備方法などの対処法の整備・改善トライですね。

各選手試合課題は、全員、前半達成。後半、未達でした。

はっきりしているのは、

 前半の試合を、今後、全試合で実戦する事ですね!!

 この試合の【進化】成果です。
 また、意識と戦術を主因とする課題も、明確となりましたました。

 次戦以降、更に、進化と昇格の扉へ前進です!!

posted by yuukun0617 |07:30 |