2010年09月05日
コンサドーレの現状を考える。
6勝9分8敗 19チーム中12位、残り13試合、J1昇格には程遠い順位にいることでサポーターは迷ってしまっている状況でしょうか。 勝った相手はJ昇格1年目の北九州に2勝、J2初降格の千葉に1勝、J昇格2年目の栃木、岡山、富山に各1勝で全部でたった6勝。その他のクラブには全く勝てていない状況。対戦相手にとって、コンサドーレはやりやすい相手となってしまっています。パスを回せるわけじゃなく、スーパーな外人がいるわけじゃなく、しつこいDFがいるわけじゃなく、とっても試合しやすい相手が札幌です。前節の愛媛は、先制されてもすこしもあわてることなく、しっかり逆転勝ち。残念な結果でした。 1.札幌が目指すサッカーをどうしていくのか 開幕前から、九州・四国のチームが多くなって移動が更に厳しくなったことで、簡単にいかないシーズンになることは予想できていました。そして観測史上初という、今シーズンの暑さで、チームのパフォーマンスは格段に落ちてしまいました。クラブの地理的条件によるハンデが拡大されてしまったシーズンになってしまいました。 先日のエントリーで書いたように秋春制導入の方が、札幌にとってメリットがあるかもしれません。冬をアウエイで戦うことになるのなら、秋はホームが多くなるはず。北海道の一番いいシーズンに開幕できてホーム連戦ができたら、いいスタートがきれるんじゃないか。 現行の春冬シーズン制ならば、仕掛けていくアクションサッカーは消耗するので、リアクションサッカーに徹するスタイルにしないと昇格は無理なのかもしれません。と、最近考え始めていて、石崎監督解任論も出始めているわけですが、さて、どうなんでしょうか。 結果の出ていない札幌ですが、石崎監督の目指すサッカーは変わっていないらしい。蹴馬鹿さんブログで、「前の代表のような、人もボールも動くサッカー」を目指すという石崎監督の発言が紹介されていました。監督があきらめていないということは、まだ札幌の選手に可能性があると考えているということなのでしょう。それならば、もう1年任せてみてもいいのかなと思います。 今、「コンサドーレの目指すサッカー」をどう考えるのかが問われているところなのでしょう。極端にいうと、DFを6枚並べて、得点力のあるブラジル人一人に頼るスタイルにするのかどうか。そういう選択をクラブをするのであれば、それでも自分は引き続き応援するふだけですが、そんな議論があってもいいかと思います。 2.HFC経営の問題 もう一つ、whiteowlさんがブログで提起していたHFCの経営問題。こちらはあまり自分は心配していません。HFCの外野とのしがらみの問題はあると思われますが、HFCの場合、経営の透明性が高いので実質的なところは安心できます。 直近でもミシュランタイヤのスポンサー契約も獲得して今シーズンはがんばっているのではないでしょうか。企画面もかなり良くなってきました。ATB48は企画倒れな感じはしましたが、そのくらい意欲的な企画でいいと思います。なんといっても、コンサドーレにとって一番のお客様は女性ですから、女性に受ける企画を続けていっていいと思います。 このまま12位に終わったからといって来年の集客が大きく落ちるとも思えないので、多少赤字になっても大丈夫と楽観的です。HFCの財務の透明性が高いことは非常に重要なことで、仕事上、隠れた債務超過に悩まされている経営者と付き合っていることから考えると、HFCの経営環境としては、それほど悪くはないと思っています。 今シーズンの昇格がなくなっても、いいサッカーを目指す姿勢が見たいと思います。(まだあんまり見えないけど)
posted by suga-go |19:48 | コンサドーレ | コメント(3) | トラックバック(0)