2015年11月01日
Vファーレン長崎 現在6位
2015.11.1 J2リーグ 第39節
札幌 3-2 千葉 札幌勝ち点51 10位
長崎 1-2 大宮 長崎勝ち点57 6位
札幌ドームでは小野と稲本の二人同時にスタメンの試合で劇的な勝利。かろうじてプレーオフ参戦の可能性を残しましたが、あと3試合、目標とするのはVファーレン長崎で勝ち点差6。はっきりいって厳しい数字です。
長崎の試合をNACK%スタジアムで初めて見ました。
監督は「アジアの大砲」高木琢也、長崎生まれ、国見高校OB。現役最後のシーズンを札幌で過ごしたのは札幌サポのみんなは知っていますが、監督としての高木琢也は優秀な成績を残しています。
2015シーズンもここまで6位。失点はリーグ最小の27。首位大宮より6点も少ない。高木監督、熊本のときもそうでしたが、守備が堅いチームをつくってきます。大宮との試合も1人退場になってからも、DFは5バックで守るシーンも多くて、連動した守備を見ることができました。左から神崎・前田・高杉・岸田・古部と並んだり、ボランチの井上が最終ラインに入ったり。全員、この試合を見るまで知らない選手だったんですが、懸命にプレーしていました。
長崎の年間予算は約7億円。コンサドーレ札幌の予算の7掛け。この予算でこれだけの成績を残せるのは、モチベーションがいかに高いのかということになると思います。長崎県全県の人口は約140万人でこれも札幌の人口の7掛け。この環境で長崎がJ2上位をキープしているので、札幌の完敗です。
スポンサーは全国ネットの長崎企業ジャパネットたかたとリンガーハット。今シーズンのユニ背中は「チョープロ」さん。なんの会社かと思えば、ガスやさん。チョープロは長崎プロパンの略。札幌は北ガスがありますが、長崎の都市ガスは福岡本社の西部ガスなので、地元企業はプロパンやさんです。
J2の予算下位チームの選手たちは必死さがあります。
中盤のゲームメーカー8番木村は柏レイソルのユースからトップ昇格したけれども結果を出せずに長崎へ移籍。「危機感をもって長崎に来た」と本人談。札幌との試合は崖っぷちの状態で臨んでゴールを決められて自分のベストプレーだったと語っています。
大宮戦で小さいながら目立つプレーをしていたのは23番梶川。関西学院高等部から関学に進んだ成績優秀な梶川選手。ベルマーレから移籍して、自分の課題に立ち向かっています。
スタメン11人、ほぼ無名の選手たちですが高木監督が彼らの必死さをうまくコントロールして堅守の好ゲームを続けているようです。すばらしい手腕ですね。
posted by suga-go |23:23 |
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2014年05月21日
黒字より大事なこと ファジアーノ岡山
26.5.20 日経スポーツ面「スポートピア」木村正明
J2リーグで松本と並んでクラブの勢いがあるファジアーノ。
今日のコラムで、木村社長が余裕の発言です。Jクラブでも数少ないプロの経営者らしく、「黒字を出すのは簡単」と言いつつ、強化費に最大限投入することが重要だから黒字になるかどうかは問題ではないという内容でした。
黒字化することを全く考えずに選手をとってきた過去のコンサドーレの素人経営には耳がいたい発言です。健全経営に転換した現在でも、本来の黒字決算になったことなどないコンサドーレですから尚更です。
ファアジアーノの2013年決算では売上が初めて10億円を超えたとのことで、予算規模で札幌にほぼ追いついてきたということになります。人件費総額は4億1千万ということなので、先々週の記事に書いたことが合っていたようです。
木村社長の説では人件費は売上の40%を充当するのが適正だということで、売上10億円、人件費4億円という計算になります。20億円にアップすれば選手獲得に8億円をかけられる。
ファジアーノは黒字体質のクラブだけれども、勝負をかけるときは金を使うよという宣言でした。有能な経営者は違いますね。
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2013年01月31日
2013 J2展望
プレビューパーティーという聞きなじみのないイベントが開催されたようですが、開幕まであと1ヶ月に迫ってきました。
さて今シーズンのJ2リーグは、ガンバ大阪の試合を見ることができる魅力的なリーグかもしれません。ガンバの攻撃サッカーが、J2サッカーに負けるところを見てみたいとも思いますが・・・
昇格争いはというと、ガンバ大阪、神戸、京都、千葉。年間予算20億円以上のクラブが4つもあるJ2は初めてかもしれませんね。順当にいけば、この4つの中から昇格ということになりそうですが、そうはうまくいかないのがサッカーの世界です。
コンサドーレはどこまで戦えるのか。プレーオフ目指してガンバレ!
posted by suga-go |00:45 |
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2012年11月11日
湘南ベルマーレ逆転昇格決定
J2最終節
湘南 3-0 町田 (町田市立)
前節まで2位の京都が甲府と引き分け。町田に勝った湘南が逆転でJ1昇格を決めました。
キリノが先制ゴール。コンサからベルマーレに移籍していい働きをしていたようです。試合後のインタビューでも、うれしそうな表情でした。コンサ在籍字は、いつも悩んでるように見えましたが、湘南というチームが合っていたかもしれませんね。
今シーズン始まる前に、エルゴラッソのサッカー講座に参加して、真壁社長の話を聞きましたが、ベルマーレは意外に地道にやってるクラブという印象でした。真壁さんが中心にいてクラブのポリシーがはっきりしてますから、今回J1復帰は驚くことではありません。試合後に真壁さんも胴上げされていました。
負けた町田ゼルビアはJ2最下位決定。ファーレン長崎がJFL優勝すると自動降格という事態になりました。厳しい現実です。来年、コンサドーレが同様な結果にならないという保証はありません。
キャプテンの勝又は最終戦セレモニー、涙で挨拶の言葉を発することができない状態。下川代表の挨拶では、悔しさがにじみでていました。
JリーグからJFLへ降格となると、先週の確保が大変になることでしょう。もう一度、クラブの体制を作り直す作業が必要かもしれません。
この試合、スカパーでの解説は菅野将晃氏。元湘南監督ですから、目の前での昇格決定はうれしいものだったかもしれませんね。
現在は、来シーズン、なでしこチャレンジリーグ昇格が決定した「ノジマステラ神奈川」の監督。
クラブ創設初年度で実績を作って、がんばっています。
ノジマステラ神奈川 VS 早稲田大学 (埼スタ4)
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2011年12月13日
新居辰基引退 鳥栖昇格
札幌ドームでの最終戦から、もう1週間。
埼玉に帰ってきて、4万人のドームと雪のススキノは、夢だったんじゃないかと思ってしまいます。
今日のJリーグ理事会で、昇格が正式に承認されましたから、確かに現実です。
自分たちがドームで昇格決定の喜びにひたっていた同じころ、鳥栖のスタジアムでは、コンサユース出身の新居が引退のあいさつを行っていたようでした。
あのやんちゃ小僧が、少しは大人になって、プロ生活10シーズンの27歳。まだ若いし残念ですね。ユンジョンファン監督とだきあって泣いてました。
鳥栖VS熊本の試合後、熊本サポーターから出されたダンマクのメッセージ。感動的でした。
「サガン鳥栖を愛する全ての人へ
堅忍不抜の努力に敬意を表します
追いつき追い越すまでJ1にいてね」
鳥栖サポーターが感動して号泣した人が続出だったようです。
今週はクラブワールドカップ、柏レイソルの試合と、バルセロナの試合、楽しみです。
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2011年05月07日
FC東京と札幌の比較
FC東京と札幌、ここまでわずか得点1とJ2リーグの最小得点数を争う2チームです。FC東京の方はヴェルディ戦もスコアレスドローで3試合連続無得点継続中、東京サポはブーイングの嵐のようです。
誰も予想しなかったFC東京の低調な試合ぶり。FWが新加入で連携が取れず戦術面での完成度が低いと点が取れないという、あたりまえの事実にぶつかってしまっています。中盤より後ろはJ2随一ですが、高松とセザーのFW2人の能力は他のクラブと比べてもあまり高くないのが最大の原因となってます。
札幌にしても、三上のワントップは今年からのシステムで、アンドレジーニョはまだよくわからない。FC東京と似たような感じでしょうか。
中盤でボールを回してFWにつなげる意識があるけれども、FWになかなかボールが入らず、ゴールが生まれない。見ていてつまらないサッカーになってしまっています。
先日の試合がスコアレスドローだったのは、当然だったと思われます。
FC東京は、ペドロジュニオールのコンディションさえ上がればゴール量産もありえますが、札幌の方は急激に変わる要因はあまりないので、勝ちきれない試合が長く続く可能性もあるような気もします。
FC東京でさえ、こんな状況になっていることを考えると、個の能力が高いスーパーなFWがいない札幌では、成果がなかなか出ないのは、いたしかたないところです。
石崎監督に戦術面への期待はあまりできないので、選手一人一人がゴールの意識を高めたプレーをするしかないでしょう。
明日の熊本戦も宮澤に期待します。
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2011年03月23日
J2北海道サマーシリーズを提案しませんか
HFC、北海道サッカー協会、およびJリーグへの提言です。
今日の日経新聞一面トップ記事は「夏の電力不足1500万キロワット」というタイトルです。
北海道にお住まいの方たちには実感がないかもしれませんが、関東では計画停電が行われています。東京電力管内を5グループに分けて、3時間ずつ停電を行うことにより電力使用量を抑える方法です。
現在、東京電力の電力供給量は3750万キロワットです。
日々電力使用量を予想して計画停電を行っています。これが夏場になると、5500万~6000万キロワットまで例年上昇しており、今後4500万キロワットまで供給量を確保する予定ですが、1500万キロワットの不足となる見込みです。
夏のJリーグのナイトゲームはスタジアム照明等の大きな電力消費となることから、この時期、北海道集中開催を行って、震災による中止試合を組み入れるという提案はどうでしょうか?
札幌ドーム、厚別、入江、千代台の4会場を使って関東クラブのホームゲームを開催してもらう提案です。
首都圏の夏場の節電が第一目的になりますが、北海道集中開催によって、サッカーファンを北海道観光に呼び込むことも狙いとなります。8月前半の2週間程度、土日と水曜の週2回開催により、関東サポには3泊4日で2試合見て帰ってもらうイメージです。
選手にとっても関東での蒸し暑い中でのゲームより、道内でのゲームになればパフォーマンスも上がるはずです。集中開催で各クラブにミニキャンプを張ってもらえば、北海道経済にもメリットがあります。ヴェルディや水戸がナイトゲームで電力使って3千人の観客では非効率であり、サッカーファン以外に納得してもらえないでしょう。
いいことづくめだと思いますが、どうでしょう。
いざ検討するとなると、ネックがたくさんあるのでしょうが、考えてみてほしいと思います。
北海道サッカー協会の幹部の方、是非、検討をお願いします。
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2010年11月23日
アブスパ福岡が昇格できた理由 大塚唯史社長
アビスパ福岡、5年ぶりのJ1昇格決定おめでとうございます。
コンサドーレ札幌の今シーズンのホーム開幕戦で、たたきのめされた相手の福岡がJ1昇格決定となりました。3月の札幌ドームで完敗してガッカリして、昇格にはほど遠いなあと感じたことが思い出されます。
今シーズンのアビスパ福岡、一番大きく変わったのは、新社長が就任して社内体制が改革されたということです。
新社長となったのは電通大分支社長だった大塚唯史氏、現在49才。いろいろネットで調べていると、優秀、かつアクティブな人物のようです。社員の意識改革を徹底して行って、目標意識を持たせる内部改革を行うと同時に、外部へ様々な方法でアビスパを発信してきています。福岡の経済同友会での講演などの記事を見ると良くわかります。わかりやすいのは、今はやりのツイッターで常に情報発信していることもあげられます。
福岡昇格の要因は、チームの現場を見ると、中町、永里の移籍選手の大活躍が大きいのですが(二人で25点)、クラブ全体の目指す方向がフロントと現場が明確になったことが一番大きいと思います。
前回のエントリーの流れと同様の趣旨になりますが、クラブの経営者の能力が重要で、外部から人材を入れる選択をHFCに考えてほしいところです。
今の社長もがんばっているのだろうとは思いますが、外に見えてきません。私の大学の先輩でもあるので、こんなことは言いたくありませんが、成功しているクラブと比較すると経営者としての能力は劣っていると言われてもしかたないのではないかと思います。
10億円以上使って13位の札幌と、9億円で昇格を果たした福岡の経営の差は歴然です。それにしても悔しい思いでいっぱいです。
ただし、福岡が来シーズン残留できるかは難しいでしょう。昨年、真壁社長のもと昇格した湘南が、今シーズン悲惨な結果となっていますから。来シーズンに注目しましょう。
最後に、千葉が昇格できなかったのは本当に良かった。ダメなフロントが変化するきっかけになればと思います。シーズン途中で巻を戦力外にするようなクラブは、どうしようもないヤツラなので。
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2010年10月30日
ヴェルディ問題の決着、ヴェルディは誰のもの?
29日のJリーグの臨時理事会で東京ヴェルディの存続が正式に決定されました。とりあえず、読売グループから完全に縁が切れたことはまことにめでたい日です。1億5千万も払っていた練習場も来年からは使わないことになったようです。
ゼビオがスポンサーになることは発表されていましたが、今日の報道では、バディ企画研究所という企業が約3割の株式保有により筆頭株主になるとのことです。約1億円の出資だそうです。
ゼビオが株主に入ったという記事はないので、出資はしなかったのでしょう。いつでも撤退できるということになりますね。Jリーグ側が出資者を集めることができたので、ゼビオがようやくサポンサー契約に応じたという感じでしょうか。
来期の予算は8億1千5百万円にするということなので、今シーズン以上に予算縮小ということになります。札幌よりもはるかに小さい予算ですから、これからはJ2クラブとして生き残る道を選択したと受け取れます。まずは、J1経験クラブとしてダントツ最下位の観客動員をどのくらい上げられるかにかかってくると思われます。
資本金は3億6千万円ということで、この資本金が新規に出資されたとすると、Jリーグが貸付ける予定だった4億円が不要になると推測します。そうであれば、いい決着だと思いますが。
ただし、羽生氏が専任の代表者として引き続きヴェルディに残ることで、まだ来シーズンもJリーグ管理下で運営されるという印象になります。サポーターの数も少なく、企業規模の小さい会社が筆頭株主となることで、ヴェルディは誰のためのクラブなのかという疑問が残りますが、どうような運営をするのか来シーズンも注目しましょう。
posted by suga-go |23:49 |
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2010年10月24日
しぶとい熊本、柏にスコアレスドロー
富山へ行く気力もお金もなく、地元の大宮は水増し問題で困った話になっていて、いまいちな週末ですが、今日選択したのは「柏VS熊本」。
前節まで得失点差がマイナス6にもかかわらず6位につけているロアッソ熊本。しぶとい戦いを続けています。得失点差マイナス7で、熊本より失点数が少ない札幌が13位に沈んでいるのに比べて、勝負強い印象です。札幌は昨年から一度も熊本に勝てていません。首位の柏にどのような戦いを挑むのか興味がありました。
高木監督は左から福王、堤、チョの3バックで、3-5-2の布陣で来ました。
福王、いいCBですね。こんなにいい選手だったと知りませんでした。今日のスタメンの中で唯一地域リーグ時代から在籍している選手です。
3バックの距離を狭くとって、連携を高めてゴール前に入らせない。マンマークは福王が中心となってしっかりマークを受け渡す。柏がゴール前、高さで勝負するチームではないこともあって、失点ゼロに抑えました。シュート21本打たれながら、南の好セーブで防ぎました。昨年まで12シーズン在籍した柏を相手にした南はモティベーションが最高に高かったですね。
高木監督、最後の交代はFWに変えDFを投入して、勝ち点1にこだわってきました。最終的に一つでも順位を上げたいという姿勢はりっぱです。札幌の監督さんにはない発想です。失点してはいけないところでは、絶対に失点しないという意思統一が完全に図られていました。すばらしい。
柏の方は、圧倒的なパスワークで格の違いを試合開始から見せつけました。これだけパスが回せて、ゴールチャンスをたくさん見られて、柏サポーターとしては、0-0の試合でも楽しかったのではないでしょうか。見ていて、素直に面白かった。
後半の熊本の攻撃、カレンロバートはさすがにシュートがうまい。
試合終了後は熊本の南が柏サポーターのほうへ挨拶に来て、柏サポーターもあたたかい拍手をしていて、いい光景でした。
posted by suga-go |00:48 |
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