2010年09月20日
高円宮杯 札幌U18 ベスト8へ
札幌U18 4-2 浦和ユース (大和市競技場) グループCを1位で勝ち上がった札幌U18の決勝トーナメント1回戦は、浦和相手に、ものすごくおもしろい試合になりました。 エルゴラ・プリンチペ特集号では、札幌U18は個性派のタレントがそろった面白いチームと絶賛されており、「札幌サポーターなら見に行くべき」と書かれているから、見に行かないわけにはいきません。 システムは中盤フラットの4-4-2でゲームキャプテンは三上君。トップチームとは少し違う戦い方だなと思いました。 三上 鈴木 近藤 荒野 深井 菅原 堀米 永井 小山内 前 松原 プリンチペのコラムでは四方田監督の7年間の長期指導による成果であると評価されています。トップの監督が変わっても、ユースの監督が変わらないというのは、指導の継続性からするといいことだと思います。フラットな4-4-2をベースにしながらも、選手の個性を生かす指導が行われてきたようですね。柳下-三浦-石崎とトップの監督が変わって戦術スタイルが変更されても、ユースは四方田監督が一貫した指導を行えたことで、ユース年代の確実なレベルアップが図れたということでしょうか。 さて、試合の方は、前半スタートから浦和が攻撃のプレッシャーをかけ続けて、札幌は防戦一方。浦和の3トップ、7矢島倫、11鈴木、10磯辺に2列目の14矢島慎が飛び出してきて、札幌DFは抑え切れません。 30分すぎになって、浦和が攻め疲れたところで、三上が左足を振りぬいてナイスゴール。札幌1点先制。 後半開始すぐ浦和10番磯辺のスピードに対応できず失点。その後、互角の戦い。56分には三上がボールを24堀米に預けて、堀米がスルーパスから11、18とシュートのシーンは、この一番ナイスな攻撃でした。堀米君1年生ながらSBとしてのプレーはかなりよい、年代別代表に選ばれている理由がわかりました。 64分には、GKの判断ミスとDFの判断ミスから、2点目を失いましたが、交代選手の動きも良く、いい攻撃が出来始め、浦和のファール・イエローカードを誘って優勢な展開へ。後半30分をすぎると、大勢押し掛けた浦和サポのイラついた声も大きくなってきました。(判定に対して) 85分、CKからの一連の流れから7菅原の同点ゴール。 ベンチへ駆け寄って喜ぶ札幌ユースの選手たち。終盤になって更に前への意識を高めていく札幌イレブン。そして88分、18榊の飛び出しでGKと1対1となってシュートしたところで、GKのファールでPK。これはラッキーでしたが、札幌の攻撃の姿勢がファールを生んだものでした。 キャプテン三上が落ち着いてゴールを決め、3-2と逆転。浦和イレブンがガックリきたところ、ロスタイムにダメ押しの4点目。試合終盤での劇的な逆転勝利となりました。 試合展開としては、浦和が勝ってもおかしくなかったのですが、交代メンバーの榊、神田と個性的な選手が入ったこと、後半、浦和のペースにさせずに勝負できたことが勝因だったと思います。エルゴラ・プリンチペの言うとおりの個性派集団で面白いサッカーでした。次は、ひたちなかでベスト4を目指そう!
posted by suga-go |18:17 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)