コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2006年01月04日

2006アクションサッカー展望(2)

(1)でヤンツーがサポーターに物足りなさを感じていることを確認しました。
(2)ではサポーターがフロントに物足りなさを感じた部分について触れます。

俺は何かあるとすぐにHFCの「コンサドーレ札幌強化計画」(2003年12月3日発表)を読み返します。クラブの将来を考えたり、自分たちがいま計画のどの段階にいるかを確認するためです。
しかし、計画を立てたHFCから5段階計画の進捗状況が語られる場面が無かったように思われます。
自分を含めて一般のサポーターの多くは、ステップ4=J1昇格、ステップ5=J1定着と思っています。
したがって、目標が5位以内だった2005年前半はステップ2、第2クールを3位で折り返し入れ替え戦が見え始めた後半はステップ3をすっ飛ばしてステップ4に入ったものだととらえていました。デルリスを獲得したときに完全にステップ4に入ったものだと勘違いしてしまいました。
個人的に「ステップ4」というのはあくまでも自動昇格圏内の2位以内を目指すくらい目標が定まらなければ入れない段階のような気がしてます。チーム戦術が徹底されて全体のレベルが向上するまでは「ステップ3」の粋からはなかなか出られず、もしかすると複数年かかってしまうかもしれないような気がします、今だから書けますど。ヤンツー監督が言う「磐田でも3~4年かかった」というのは戦術の浸透&徹底であると思われるので、コンサがステップ3をクリアしてJ1昇格を目指せるようになるには最低でも3年以上はかかるというわけです。したがって、今年がステップ3というのは妥当だし早すぎも遅すぎもしないと思います。

一方経営基盤の側面からは、例の事件で例のスポンサーの撤退などもあってステップ4に入るはずもなく、チーム状況と経営基盤をリンクしてどこの段階かを見極められないままシーズンが終わったように思います。
ハウスメイトさんをはじめ数社のスポンサーが新たに加わったので、「経営基盤の拡大」(ステップ3)と勘違いしてしまってましたが、昨年は「経営基盤の強化」(ステップ2)の収入増加策の推進という位置づけだったわけです。
J1に上がるためには経営基盤の強化も必要ですし、外国人選手の補強を目指すにも「収入増加策の継続」を粘り強くするしかないでしょう。フロントの頑張りに期待してます。
実際外国人選手が活躍し得点ランキング1~3位を占めた京都、福岡、甲府が昇格しました。軍資金が無いとJ1に上がれないのが現実です。

元日の児玉社長のブログに、
「今年は5段階計画の3段階目に入ります。」と書いてありました。裏を返すと2005年はステップ2のまま終わったのだと初めてわかりました。
とにかく社長のブログのおかげで、正式に「ステップ3」からキャンプがスタートするという確認ができました。ステップ3とは何か、強化計画から抜粋してみましょう。

○アクションプログラムの方針より
ステップ3 経営基盤の拡大とチーム力の更なる向上
       ・収入増加策の継続
       ・チーム戦術の徹底と質の向上

元日の社長のブログは次のように続きます。
「昨シーズンの勢いをそのままに、3位以内J1を目指して戦う年になります。一層のサポートをよろしくお願いいたします。」

「3位以内」というのが強化計画上微妙な表現だと感じるのは俺だけでしょうか。ヤンツーも「J1昇格、3位以内を目指す」と宣言しましたが、「J1自動昇格2位以内」と言い切れば、2006年頭からステップ4。だが3位に入っても入れ替え戦で敗れる可能性もあるので、やはり今年はステップ3からスタートでいいですね。(自己完結)
総合判断すると、2006年はステップ3からスタートするけど、J1昇格が目標であるので年度内にステップ4に移行しますよ、ということでよろしいですね?
まぁ、2005年が目標の5位以内を達成できなかったので、ステップ3からのスタートという認識で良いと思います。やはり妥当な計画です。

ちなみにステップ4は、「積極経営とチーム力の確立」
・経営基盤の強化継続
・ポジションの固定化と補強ポジション・選手の絞込み
となっております。
「ポジションの固定化と補強ポジション・選手の絞込み」が第何クールから始まるのかはヤンツーのみぞ知るといった感じですが、おそらく第2クールまでにはハッキリするでしょう。その時に3位近くにいることが望まれます。

さて、強化計画を開いたついでに具体的数字(予算)を見てみましょう。
そのうちカドテツブログで予算が発表されると思いますが、とりあえず手元にある資料では次のようになっています。(単位:百万円)

【ステップ3】
営業収入 1160
       入場料収入 450
       広告料収入 430
       販売収入   80
       その他収入 200

営業支出 1355
       トップチーム人件費 450(ステップ4なら550)
       トップチーム管理費 220
       ユースチーム費   140
       興行費         350
       一般管理費      195

営業収支 マイナス195

営業外収入 260
営業外支出  11

経常損益    54 
法人税等     6
単年度収支   48
累積損益    マイナス2988

リーグ戦観客動員数    220,000 
1試合当たり観客動員数   10,000(ステップ4なら12,000)  

「その他未達目標」
・飲料自販機「ドーレBOX」
販売支援金1日40個販売で年間30万円の支援金が見込める
初年度(2004年度)目標、20百万円 100台設置)
道内の市町村役場全部に設置したら200箇所を超えます。オール北海道で支えてくれないでしょうか?

2006アクションサッカー展望(3)は、引き続き「札幌強化計画」より、「チーム力の強化、活動方針」について考えます。

「ヤンツーとアクションサッカーとJ1昇格」というテーマは昨年から継続的に考えています。

参考:TOP5を目指して


したっけバモサ!

posted by おど |08:00 | データファイル2005 | コメント(0) | トラックバック(0)

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