コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2015年02月13日

ノノ社長の経営哲学に関する一考察(5)

サポーター=出資者という観点から包み隠さずクラブの内情を話すスタイルは健在だ。
親会社があるクラブは30億の収入(売上)があり、半分は強化費に充てられる。
コンサドーレの場合は、5億の強化費を10億にしようという「楽しみ」があると力説する。「楽しみ」なのか「愉しみ」なのか、とにかく「タノシミ」ましょうというのがノノ社長のスタンスだ。

以上の事から、現場目線では「ジャイキリ」とは言うけれど「そんな簡単にいくわけない」と経営者目線でも断言した。ここがノノ社長の謙虚なところだ。
手をこまねいているわけではない。15.5億の売上を毎年1億づつ増やし(これも簡単な事ではないが)、数年後に20億にするというビジョンを持っている。
だから辞めろと言われるまで辞めない(辞められない)のだ。ここのニュアンスは実際にノノ社長の肉声で聴いた方が伝わりやすいとは思うが、そのうちテレビ・ラジオ等で多くの人々の耳に届くと思う。いや届いて欲しい。内容が理解されればスポンサー獲得に繋がると思うから。

具体的な数字は他にも出た。「J1残留には(昇格ではない)強化費だけで10億円必要」。コンサは6億まで強化費を上げて、3~4億のJ1クラブの分配金で10億近い予算を組み残留を果たしたい。
中長期の5段階計画よりもさらに具体化した財務計画だ。

話はそれるが、質疑の中で昨年は石屋製菓(石水氏)からの「寄付は一切ない」とも明言した。サポーター間で誤った情報が流れている顕著な例だ。石屋製菓のスポンサー料がアップしたとのことだ。寄付とスポンサー料では意味合いが全然違う。質問者は「どっちでもいいんですけど」と言っていたが、実はどっちでもよくはない。どうしてか。それは「胸スポンサー料の価値」ももっともっと高くしていかなければならないからだ。練習場を借りている立場上、強くは言えないだろうが、あくまでも「胸スポンサー」=(サポーターが全国各地で「白い恋人」を宣伝しまくっている)と考えてさらなる上積みを計って欲しい。まして、着用する選手が小野、稲本となれば、あるいはナザリト、イルファンとなればターゲットは世界だ。それなりの値段がついてもおかしくない。

クラブを大きくするというのは、小さな事からコツコツと、だ。



posted by odo5312 |07:06 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/odo5312/tb_ping/5309
コメントする