コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2008年12月09日

高速エレベーター、上へ参ります。

昨日風呂でパッと思いついたんで、コレで行くことに決めました。

「エレベーターは止まらない」。

サポ仲間に会うとよく言ってるんだけど、金の無いチームなんだから、J1とJ2を行き来するのはしょうがない。今年1年で「J1定着」するのがどんなに大変なのかよ~くわかった。想像してた以上にステップ4とステップ5に立ちはだかる壁は分厚かったという事。
残留争いにすら加われなかったが、残留争いを見てもわかるようにジェフ千葉のあの執念、底力には到底敵わない。最終戦の後半にミラー監督が、そして新居らが見せてくれた「勝者のメンタリティー」が、コンサには圧倒的に足りなかったと思う。

6年ぶりに上がってみたら、以前よりも「格差社会」になっていてしかも格差が広がっていっているJ1。たとえ金があって補強が出来ても京都のように上手く残留できたケースもあれば、ヴェルディのように失速して空中分解しまう例もある。クラブが選手をセレクトしたり、育てる力をつけていかないと同じ過ちを繰り返してしまう。
だったら、上がったり下がったりラジバンダリしながら地力を付けて行くっきゃないだろうと。

サブタイトルは、「エレベータークラブ上等。最速で下がったら、最速で上がるだけ。」

やはりJ1での戦いは楽しかった。試合中はつまらなかったが、なんだかんだ言っても次の試合が来るのが待ち遠しかった。コンサドーレはとてもじゃないが、J1のレベルじゃなかった。勝たないとつまらない。勝たないと客は増えない。今年ジュビロ戦を生で見逃した。つまりジュビロ戦を見なかった人は札幌でコンサの勝利を見ていない。勝ちに飢えた人は俺だけじゃなく沢山いる。J2ならば勝利は多く見れるはずだ。甘くはないと思うけどそうであって欲しい。しかしずっとJ2に居ていいわけじゃないんだ。
J1だから客が増えたか?レッズみたさ、鹿島みたさに人が集まっただけなんだ。ドームの2万数千人はそういうことだった。でも華があるJ1に居る、居続けることがコンサのためになるのだ。本当は「コンサの選手目当て」で集客しなきゃいかんのだが。
これらの葛藤を「エレベータークラブ上等。」という一文に込めた。
埼玉スタジアムの夕陽を見ながら「またここに来たい」と思った気持ちは今でも変わらない。多くのJ1チームの対戦サポーターが札幌の地に足を運んでくれた。「今回を逃したら次いつ来れるかわからない」からだろう。それでも「また再来年上がって来い。また北海道に行きたいから」と言ってくれている。有り難い事だと思う。厚別のアウェー側を埋めたFC東京サポも浦和サポの大移動も鹿島サポのコンサコールも有り難いと思った。また彼らと対戦したいと思った。数年も間を空けたらいけないと思う。何度でも挑戦しにいかなくては。3度落ちたら4度目の昇格を狙わなきゃ。それがコンササポの宿命であり、エレベーターチームの意地なんだと思う。金が無いことに愚痴をこぼすんじゃなくて、金が無いけど「またJ1に来ちゃった。俺らと戦ってくれ」と言う方がカッコイイんじゃないか。そういう意味で未だ見ぬ来年の赤黒戦士には大いに期待している。

監督も来年の布陣も決まっていないが、短期ビジョンはクラブから出ている。3段階からスタートし、シーズン終盤には4段階になっていることだ。つまり再昇格という結果を目指すとしている。三浦監督に続投を要請したフロントとしては整合性がとれている。三浦監督は「J2での目標は唯一J1昇格のみ」と言い切った人だから。落ちたてホヤホヤのチームに就任する監督はたいてい再昇格を目指すと言うだろう。勝利が自信になり自信がチームの一体感を生む、一体感は次の勝利をもたらす。どんな監督が就任しても勝利の積み重ねが昇格なのはだけは一緒だ。だから「プロは結果が全て」と言われる。監督もフロントも勝利数、勝ち点のみが評価の尺度なのだ。J2なら尚更だ。勝利に至るまでのプロセスは監督の腕の見せ所だと思うし、選手達の自覚に懸ってくる。限られた強化費、限られた戦力では当然、選べる戦術も限られてくるだろう。そういう意味では2007年同様「勝つサッカー=面白いサッカー」だと割り切らせていただく。結果が全てで内容には一切こだわらない。シンプルでいいのではないだろうか。その代わり、要求するのは「2010年にJ1に戻っている」こと。この1点のみだ。

残った選手達が「J1へ戻りたい」という熱が残っているうちに、余熱があるうちに・・・J2にどっぷり浸かってしまう前に・・・J1へ戻ろう。
三浦監督から頂いた含蓄のある言葉を胸に秘めてJ2で戦っていこう。


 J1では2つのポイントが大事になります。1つはサッカーのスタイルはあまり関係ないだろうということ。守備的だと通用しないということはまったくなく、今年の大分を見てもわかる通り守備的でも上位に行けるということはあると思います。
 逆にいうと、表現としてどうかと思いますが、肉でも魚でもないチーム、攻撃も守備もそこそこという中途半端なチームはあまり上位にはいけない。
 やはり、やることが徹底しているチームが、勝つ可能性が高いのかなということは感じました。我々が足りなかったのは当然、サッカーというのは戦術ありきというものではなく、まず個人のレベルというのが原点であり、そこを見逃してはいけないと思います。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00074962.html

J2で「ハードワーク」を売りにして勝てたが、J1ではどこのチームもハードワークしていた。個人のレベルが「J2で一杯一杯」ではダメなのだ。組織も肉か魚のどちらかにならなくてはならない。次の監督が肉と言ったら肉になるしかない。魚になれと言えば魚になるしかないのだ。中途半端ではダメということ。J1で生き残るためにはね。
長くなってしまったが、そんなわけで「最速で下がったら、最速で上がるだけ。」という一文を加えた。一言で来年への抱負を記すならば、

高速エレベーター、上へ参ります。 といったところか。

posted by OD |07:24 | データファイル2009 | コメント(0) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/odo5312/tb_ping/2013
コメントする