コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年08月31日

世界のエレベータークラブ

エレベータークラブとは、上部リーグと下部リーグの昇降格を繰り返すクラブを指す表現。別名ヨーヨークラブとも言う。
ヨーロッパのリーグは100年以上の歴史があり、弱小クラブは1部2部の行き来を繰り返すどころか、3部4部まで行き来するチームがある。

ドイツの「アルミニア・ビーレフェルト」というクラブは、約30年間で15回の昇降格を繰り返し、90年代後半からは約10年間での昇降格は7回だという!スケールが違いますな(苦笑)

同じくドイツの「FCニュルンベルク」も凄い。

    * 1992-1993 ブンデスリーガ1部  13位
    * 1993-1994 ブンデスリーガ1部  16位(降格)
    * 1994-1995 ブンデスリーガ2部  15位
    * 1995-1996 ブンデスリーガ2部  17位(降格)
    * 1996-1997 レギオナルリーガ(3部)1位(昇格)
    * 1997-1998 ブンデスリーガ2部  3位(昇格)
    * 1998-1999 ブンデスリーガ1部  16位(降格)
    * 1999-2000 ブンデスリーガ2部  4位
    * 2000-2001 ブンデスリーガ2部  1位(昇格)
    * 2001-2002 ブンデスリーガ1部  15位
    * 2002-2003 ブンデスリーガ1部  17位(降格)
    * 2003-2004 ブンデスリーガ2部  1位(昇格)
    * 2004-2005 ブンデスリーガ1部  14位
    * 2005-2006 ブンデスリーガ1部  8位
    * 2006-2007 ブンデスリーガ1部  6位
    * 2007-2008 ブンデスリーガ1部  16位(降格)

クラブ創設年は1900年だから歴史上の一部分ではあるが、見事な「エレベーターっぷり」である。親近感を持たずにいられない。
っていうか、京都や札幌なんてまだまだだな。(すでに開き直った人の感想)

「FCケルン」も1948年創設の名門で、国内タイトルもリーガ3回、カップ4回も取っているが、最近はエレベーターだ。

    * 2003-2004 ブンデスリーガ1部 18位 (降格)
    * 2004-2005 ブンデスリーガ2部 1位 (昇格)
    * 2005-2006 ブンデスリーガ1部 17位 (降格)
    * 2006-2007 ブンデスリーガ2部 9位
    * 2007-2008 ブンデスリーガ2部 3位 (昇格)

「MSVデュースブルク」は1902年創設、国内タイトルなし。100年以上存続してもタイトルってなかなか取れないもんなんですね。俺達は夢を見過ぎてたんでしょうか(苦笑)

    * 2003-2004 ブンデスリーガ2部 7位
    * 2004-2005 ブンデスリーガ2部 2位(昇格)
    * 2005-2006 ブンデスリーガ1部 18位(降格)
    * 2006-2007 ブンデスリーガ2部 3位(昇格)
    * 2007-2008 ブンデスリーガ1部 18位(降格)

「VfLボーフム」なんかはもっと古くて1848年創設で、国内タイトルなし。ほほう。


イングランド(プレミアリーグ)に目を向ければ、「クリスタル・パレスFC」、「レスター・シティ」、「ミドルスブラFC」、「サンダーランドAFC」、「ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC」などがエレベータークラブの代表格らしい。

スペイン(リーガ・エスパニョーラ)では、「マラガ」、「ムルシア」、「レアル・ベティス」、「セルタ」が挙げられるとのこと。

「マラガ」1921年創設だが、数度に及ぶ名称変更、1992年のチーム消滅を経て、1994年に新たに設立された新興クラブで現在は一部(プリメーラ・ディビシオン)にいるんですと。

    * 1998-1999 セグンダ・ディビシオン 1位(昇格)
    * 1999-2000 プリメーラ・ディビシオン 12位
    * 2000-2001 プリメーラ・ディビシオン 8位
    * 2001-2002 プリメーラ・ディビシオン 10位
    * 2002-2003 プリメーラ・ディビシオン 13位
    * 2003-2004 プリメーラ・ディビシオン 10位
    * 2004-2005 プリメーラ・ディビシオン 10位
    * 2005-2006 プリメーラ・ディビシオン 20位(降格)
    * 2006-2007 セグンダ・ディビシオン 15位
    * 2007-2008 セグンダ・ディビシオン 2位(昇格)

「レアル・ベティス」は、1907年創設と1909年創設のクラブが1914年に合併してできたという。1940年代から1950年代にかけてはテルセーラ・ディビシオン(3部)にまで落ちたとのこと。このようなベティスを表している有名なフレーズに「ベティス万歳、たとえ敗れようとも!」があるんだとか。

世界には「エレベータークラブ」がまだまだあると思う。
恐らくクラブ経営に難があったり、合併や富豪による買収などで消滅の危機を乗り越えたり復活を遂げたりしてきたんだろう。コンサの行く末はいかに・・・。日本を代表する「エレベータークラブ」として細々やっていくしかないんだろうか。岡田武史さんが監督退任後にそんなコトを言ってた気がするな。「選手を育てて売って、また育てての繰り返し」と。
まだ落ちてないけど、まだ降格回数で京都に並んでないけど、あえて叫んでおこうか。

「コンサ万歳、たとえ敗れようとも!」

posted by (oDo) |08:15 | コメント(0) | トラックバック(0)

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