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2010年07月25日

グッドニュース

日本サッカー協会の犬飼基昭会長が退任するという。
本人の意向に反して、1期2年での退任となるため、事実上の解任だ。
日本代表の強化を言い続け、ワールドカップ南アフリカ大会で海外開催初のベスト16入りを果たしながら、クビになるのは何とも皮肉な話だ。
しかし、札幌など雪国クラブには朗報だ。
再任されない理由は、秋春制導入を唱えてJリーグと対立するなど、強引な運営に対する批判がサッカー界内部で高まっていたためとみられる。
新たにJリーグ・チェアマンに就任する大東和美氏も秋春制の導入には反対の意向を示している。
とりあえず、札幌などの意向に反して、秋春制が強引に導入される恐れは少なくなったといえるだろう。

posted by cons39 |09:24 | 秋春制 | コメント(0) |

2009年08月12日

春冬制?

 日本サッカー協会の犬飼基昭会長はあきらめの悪い人である。

 11日付の読売新聞によると、「Jリーグに夏休み、春冬制構想が浮上」とある。記事をかいつまむと、犬飼基昭会長が持論の秋春制移行への暫定措置として、現状通り3月上旬に開幕、6月いっぱいで中断。8月下旬に再開し、1月下旬に終了するという「春冬制」を導入する構想を暖めているという。実行可能と判断できればJリーグに提案し、協力を求めるとしている。

 しかしねぇ、7、8月の2カ月間も休みをとって、1月下旬までリーグ戦を引っ張るとすれば、札幌などの降雪地域での練習場と試合会場の確保が不可避。札幌なんか、1月にサッカーなんかやってられまい。もちろん山形や新潟、富山などの雪国クラブも同じような状況だろう。

 秋春制に移行できない課題がまったく解決されておらず、そこで持ち出したのが春冬制とは・・・。まるで猫だましではないか。

posted by cons39 |22:52 | 秋春制 | コメント(1) |

2009年03月10日

悪あがき

 日本サッカー協会の犬飼基昭会長が10日、秋春制移行を目指して新組織で議論を始める意向を表明したという。日本協会のJリーグ将来構想委員会が「秋春制に移行しない」との結論をまとめたことに反発し、御用学者?らを参集した新組織を立ち上げて、強引に秋春制移行に道を開く悪巧みだ。

 秋春制導入を強く主張する犬飼会長は「委員会で決まったことが日本協会の決定事項ではない」と傲慢な態度で、将来構想委員会から結論を一任された鬼武健二委員長(日本協会副会長、Jリーグチェアマン)の報告を一蹴するつもりらしい。Jクラブが議論したうえでの結論を、会長の勝手な思いで覆そうというのだから、これは独裁だ。認められない。

 日本代表チームを支えているJクラブの総意として無理といっているのに、それを強行して何の利点があるのか? 不利益を被るクラブは切り捨てか? サッカーファンを無視して、事を進めようとする犬飼会長は合法的なルールに基づいて首にするしかあるまい。きっと日本サッカー協会の規約にも、会長罷免云々の規約があるはずだ。

posted by RM |20:02 | 秋春制 | コメント(0) |

2009年03月10日

秋春制移行はなし

 日本サッカー協会Jリーグ将来構想委員会の委員長を務める鬼武健二副会長(Jリーグチェアマン)は9日、Jリーグ各クラブへの経営面に与える影響の大きさを考慮し、秋開幕、翌春閉幕の「秋春シーズン制」(秋春制)への移行を見送る方針を東京都内で開かれた日本サッカー協会常務理事会で報告した。

 札幌のサポーターからすれば、妥当な結論。昨年7月に就任した日本サッカー協会の犬飼基昭会長のごり押しで、雪国無視の決定がなされる恐れもあったが、Jクラブは常識的な結論をまとめたといえよう。犬飼会長は悪あがきを続けるだろうが、現実問題から秋春制への移行の恐れはほぼなくなったといえよう。とりりあえず一安心できるか。

posted by RM |02:26 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年12月27日

秋春制反対、署名3万超

 27日の毎日新聞によると、Jリーグの秋春制移行に反対する署名が3万超となり、1月にも日本サッカー協会に提出される見通しという。
 
 記事にもある通り、降雪地での冬場開催が強行されれば、子供や高齢者、障害者らの観戦が難しくなるうえ、チームの練習が満足に出来ず、地方クラブの負担は増え、存続問題に発展しかねない。個人的にもブログで「秋春制」のカテゴリーを立てて、反対の立場から乱雑な小文を書きなぐってきたが、同感である。

 日本代表がまがりなりにも国際舞台で活躍できるようになったのは、地域密着を標榜するJリーグの誕生があったがゆえである。降雪地の事情など無視して、秋春制移行を強行したい日本サッカー協会の犬飼基昭会長は、3万超の署名をどう受け止めるのか?サポーター、いわゆるお得意様の切実な要望に対しても、犬飼会長は「多数決で決めるものでもない」と切り捨てるのであろうか。

 なお12月6日の鹿島戦の行われた札幌ドームでは、私も署名させて頂きました。署名集めをされていたサポーターの皆様、あらためてご苦労様でした。

posted by RM |11:36 | 秋春制 | コメント(3) |

2008年12月09日

雪国無視の秋春制

 9日の日本経済新聞37(スポーツ)面のコラム「スポートピア」欄に、アルビレックス新潟会長の池田弘氏が「雪国無視の秋春制」という小文を発表している。Jクラブの首脳がこうした格好で、日本サッカー協会の犬飼基昭会長の目指す秋春制移行に反対論をぶったのは初めてではないか。

 池田氏によると、アルビレックスがJ1残留を決めた6日の最終戦でさえ、強風吹きすさぶ、みぞれまじりの悪天候下で行われたとし、「こんな試合を体験すれば、誰もが無理だと感じるはずだ。寒さはこれから本格化し、約3カ月間、新潟市ではこんな天気が多くなる。とてもサッカー観戦を楽しめる状況ではない」と言い切った。

 さらに欧州先進地での寒冷対策の進み具合と日本の状況を比較し、スタジアム改修などの費用負担の問題を指摘。「降雪地、寒冷地のクラブにとって、シーズンの中心が冬になることはクラブの存続自体を危うくする問題となる」と、一方的な移行に警鐘を鳴らしている。まさしく札幌に当てはまる一大事だ。

 そのうえで、Jリーグが地域密着を理念として掲げ、日本中にJリーグクラブ誕生を促してきた歴史的な経緯を確認しつつ、「シーズンが冬場中心になると、屋根付きスタジアムがなければチームを持つことも難しくなる。新興チームの大半は意欲を失ってしまうだろう。秋春制への移行はJリーグの原点である地域密着の理念を置き去りにしたものだと思う」と問題を提起している。

 犬飼会長はJリーグの秋春制移行に反対するクラブがあることについて、「多数決で決めるものでもない」とうそぶいたという。このような独善的な姿勢に、新潟のクラブ首脳が日経新聞という影響力ある媒体を使って反撃に出たと思われる。サッカーの素人と馬鹿にされた札幌の経営トップも、池田会長の援護射撃を是非ともしてほしいものだ。

posted by RM |11:06 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年12月03日

秋春制、賛成は3クラブだけ

 Jリーグの春秋制移行の是非を検討するシーズン制検討プロジェクトの初会合が2日開かれたが、出席した12クラブのうち積極的な賛成を表明したのはわずか3クラブにとどまったという。雪国クラブの札幌、新潟、山形、仙台をはじめとする9クラブが移行に難色を示し、実現の難しさがあらためて浮き彫りになった。北海道フットボールクラブの矢萩竹美社長は「冬場の練習、試合は100%無理」と反対論をぶったという。

 雪国のあるクラブからは、屋根付きの練習場確保や、冬季の試合会場に敷き詰める人工芝の敷設などで250億円から400億円もの資金が必要になるとの試算も提示されたようだ。現状の春秋制のままならば、まったく不要な負担を迫られるうえに、そのうえ観客が増えるわけでもないのだから、無駄な出費としかいいようがない。世界経済が大不況に陥ろうとしている真っ只中に、経済効果をまったく無視した議論をするのはホント馬鹿らしい。このまま押し切られては、札幌だけではなく、雪国クラブからプロサッカーチームは消えてなくなってしまいかねない。それが日本サッカーの発展につながるのか?

 なるほどと思ったのは、賛成派クラブの正体が分かったから。日本サッカー協会の犬飼基昭会長の出身母体である浦和の藤口光紀社長は「代表選手の招集を考えると、われわれ秋春制をやりたいと主張したが、賛同は得られなかった」と語ったという。なーんだ、要するに「浦和の浦和による浦和のためのJリーグ」にしてしまおうという魂胆なのか。

 鬼武健二チェアマンは「秋春制にした場合、どんなメリット、果実、楽しみがあるのか。そのためならどんな苦労でもするという声があった。総じて、思ったよりもしんどいなーという感じがした」と総括したという。そりゃそうだ。メリットなど、経営的には何一つない。250億円から400億円もの巨額の資金を設備にかけるぐらいなら、日本代表の強化に使ったり、将来の日本サッカーを支える指導者や選手の育成に充てたりするほうが、よっぽどマシなお金の使い方ではないのか。

posted by RM |09:30 | 秋春制 | コメント(2) |

2008年11月20日

ふざけるな犬飼!

 2010年からの秋春制以降にノーを突きつけたJリーグの鬼武健二チェアマンに対し、日本サッカー協会の犬飼基昭会長がまたまた難癖を突きつけたようだ。浦和レッズの出身だからか、犬飼会長は本当に独り善がりだ。

 秋春制移行、そしてナビスコ杯のU23化という構想を真っ向から否定された犬飼会長は「『Jのことは放っておいてくれ』っていうの? Jリーグは協会傘下の一組織だよ。頭が混乱しているとしか思えない」と、またまた暴言を吐いた。

 常識論から言えば、Jリーグが日本サッカー協会の一組織であることは異論はないが、会長のツルの一声で右向け右になるのなら、それは北朝鮮と変わらない。鬼武チェアマンは、札幌も含めたJリーグのクラブからの意見集約を踏まえて発言しているわけで、それを頭ごなしに否定するのは狂気の沙汰だ。

 そもそも犬飼会長自身が、Jリーグの前専務理事でなかったか。Jリーグの事情をよく知ったうえでの確信的な暴言は、ポジショントークとしか受け取れない。卑怯な男だ。

 犬飼会長の本音は「日本サッカー協会の会長たるおれ様が言っているのだから、Jリーグの各クラブも文句を言わずに従えよ」ということだろう。だが、それはJリーグのクラブの総意ではありえない。浦和レッズ出身で、降雪地の事情に疎い犬飼会長は日本のサッカー会を率いる資格はない。

 こんな馬鹿を引き上げた、川渕元キャプテンの老害が問題になるだろう。

posted by RM |01:20 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年11月19日

秋春制、2010年は無理

 18日の毎日新聞のインターネット速報によると、Jリーグの鬼武健二チェアマンが2010年からの秋春制移行について困難との認識を示したという。東京都内で開かれた日本サッカー協会のJリーグ将来構想委員会の会合後の記者会見での発言だ。
 
 鬼武チェアマンは「11年1月にフル代表のアジアカップがカタールで行われることを挙げて、『7、8月に試合を行わないと、日程が足りない』と強調した。委員会では、経営面への影響や、積雪などに備える施設改修も議論される予定だったが、次回以降に先送りされた」という。日本サッカー協会の犬飼基昭会長の都合で、勝手に2010年から秋春制なんかできるかっ!ていうJリーグの本音がうかがえる。

 鬼武チェアマンの発言も、なかなか刺激的だ。犬飼会長が秋春制移行で代表編成が楽になるなどと主張していることを念頭に、「鬼武チェアマンは『代表だけを考えて、Jリーグは運営されるべきではない。Jの使命はそれだけではない』と語った」とある。さらに「犬飼会長がナビスコカップを若手強化のために、五輪と同じ23歳以下(U23)の大会とする私案も公表しているが、鬼武チェアマンは『U23にするつもりはない』と否定した」とある。
 
 犬飼会長vsJリーグの構図が明確になってきた。Jリーグとしては、リーダーシップと称して放言を繰り返している犬飼会長に対する不満が強まっているようだ。ネットを徘徊していると、鬼武会長は「(秋春制移行で)雪国は夢を捨てろ、ということになる」、「(ナビスコ杯のU23大会化に対して)JのことはJで決める」「討議をしないと前には行けない。いきなりエイヤーでは…」と、犬飼会長への不快感を隠そうとしていない。興味深い展開になってきた

posted by RM |02:31 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年11月15日

秋春制、選手会も反対

 札幌の選手会も秋春制移行に反対するという。スポーツ報知は14日、コンサドーレ札幌の曽田雄志選手会長(30)が13日、秋春制移行に否定的な考えを示したと報じた。選手会が10月26日の川崎戦後に話し合いをもって、否定的な意見でほぼ一致したという。

 曽田は「施設面も難しいし、人工芝で練習や試合をすると肉体的にも厳しい」と語り、柴田も「ぼくらより、ファンの方が寒い中で入場を待つことなどを考えたら賛成はできない」と述べたという。西嶋も「環境が整えば選手はできるだろうが、運営面から考えたら正直、無理だと思う」と話したようだ。

 何度も繰り返しているが、無理を通せば秋春制は導入できるかもしれないが、札幌にとって利点はなく、デメリットしか思いつかない。少なくとも、強行突破を図ろうとする犬飼基昭氏が日本サッカー協会会長でいるうちは結論を引き伸ばし、雲散霧消させるしかないだろう。

posted by RM |04:06 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年11月14日

秋春制移行、「難しい」

 13日のスポーツ報知によると、コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)が秋春制移行に反対の考えを表明するようだ。記事によれば、「移行による必要経費や観客の予想動員数などをまとめて提出する予定であることがわかった」という。矢萩竹美社長は「『練習場に屋根をつけたら、数億円かかる。札幌ドームの芝を人工芝にと簡単にいうがどの程度費用がかかるかなど具体的な話になる』と数字を示して実現の難しさを訴えていく構えだ」としている。

 日本サッカー協会の犬飼基昭会長の主導により、Jリーグは秋春制移行に向けた検討を始める。11日のJ1実行委員会でJ1、J2合わせ12クラブ程度が委員を務める検討委員会設置が合意されており、札幌は委員会で秋春制移行の非現実性を訴えるもようだ。個人的には、どのような数字をまとめているのか興味があるし、世論を喚起するために是非とも公開してほしいと思っている。

 札幌も厳しいが、J1の新潟に加えて、来季のJ1昇格を目前にした山形、そして仙台などもきっと同じような立場だろう。JFLには将来のJリーグ参入を目指すカターレ富山もある。札幌よりも経済規模の小さい地方クラブが屋根のかかったというか、ドーム式のサッカー場を持つなんて不可能だろう。

 雪国クラブの実態を無視して導入されれば、札幌のみならず、降雪地でのプロサッカークラブの消滅にさえつながりかねない。雪国クラブが一致団結して反対を唱えたら、日本サッカー協会はそれらクラブを切り捨てて、強行できるのだろうか? 多数決で決めるような問題ではないだろう。

 犬飼会長をはじめとする移行派と、反対派が水面下でどのような連携工作を行っているか分からないが、HFCには何とか頑張ってもらって、秋春制移行を粉砕してほしい。

posted by RM |02:41 | 秋春制 | コメント(1) |

2008年11月11日

秋春制、前向き検討?

 10日の北海道新聞夕刊に「犬飼会長、秋春制移行推進に熱意」という短い記事が載っていた。日本サッカー協会の犬飼会長が札幌に来て、Jリーグの秋春制移行に向けた説明をしていったようだ。確か先週には、東北にも説明に行っていたので、寒冷地めぐりをして秋春制移行に向けた説得工作?を進めているのだろう。

 とはいえ、多くのコンサドーレ・サポーターが既に指摘しているように、ヨーロッパで現在行われているような秋春制移行は、札幌では無理である。犬飼会長は人工芝ピッチでの公式戦開催、練習場への屋根設置への費用補助という「アメ」を提示したが、12月下旬から3月上旬まで積雪のある札幌にとっての利点は乏しく、秋春制への移行はクラブ存続に赤信号すら点りかねないと憂慮する。

 まず練習環境の悪化である。仮に宮の沢あるいは東雁来に屋根を掛けたとしても、真冬に氷点下10、20度にもなる札幌ではまともな練習などできやしないだろう。ドームにするならば別だが、その建設費用は馬鹿にならないし、財政状況の芳しくない地方自治体にはもはや支援を望めない。

 そして冬場の試合はアウエー中心になり、まともな練習を行うために合宿生活を送らざるをえなくなったりすれば、選手は心身共に試合以外のストレスにさらされる。まして本州にJクラブ、および準加盟クラブがどんどん誕生している中で、本州出身の有能なプレーヤーがそのような過酷な環境の札幌を所属先として真っ先に選ぶとは思えない。北国の札幌にとっては、一段と戦力ダウンになる。プラスには絶対にならない。

 試合環境についても、ドームの野球用の人工芝でサッカーなどできるものか? そのうえ、札幌市民が冬場にわざわざサッカーなど見に行くのか疑問だ。冬場開催で観客数が増える可能性などあるのか? そういうマーケティング資料があるのなら、ぜひとも開示してほしい。個人的には札幌の観客数はさらに落ち込み、クラブの活動規模は縮小均衡を目指さざるをえなくなると憂慮する。

 優秀な選手も集められず、経営規模も縮こまれば、プロ野球が人気を獲得している札幌で、長期的にプロのサッカークラブを持続できるかどうかすら疑問だ。悲観的なシナリオに基づけば、いずれ札幌からコンサドーレが消滅しかねないとすら思える。まさに危機的状況である。

 記事によれば、「北海道サッカー協会の出口明副会長は『傘下の組織としては検討していかないといけない』と話した」とあるが、その検討がどういう意味の検討なのかは明確にはなっていない。他のメディアによれば、柔軟化との報道も漏れる。

 百歩譲って秋春制に移行したとしても、欧州のようにクリスマス休暇程度では、札幌でのプロサッカークラブ運営は厳しすぎる。コンサドーレ札幌は今、将来の存続に向けた分水嶺に立たされている。

posted by RM |03:48 | 秋春制 | コメント(1) |

2008年10月31日

秋春制、選手からも疑問

 30日のスポーツ報知によると、秋春制移行について鹿島の日本代表のMF青木剛(26)が「日本の良さなくなる」と疑問を投げかけたという。ワールドカップのアジア予選などでの中東勢や東南アジア勢とのアウェー戦を念頭に置いて、国内の夏場に多くの試合を経験することで「アウェーの暑さに順応できていた」というが、秋春制では暑さ対策に不安を残すというのだ。

 我が意を得たり、であった。寒さ対策ばかりやって、夏ばてしてしまう日本代表に不安は無いのだろうか。今だって中東での戦いでは、暑さが最大の敵ではないの?犬飼会長も「選手はみんな冬にやりたがっている」なんて自分に都合の良い情報ばかり流さないで、代表選手を含めて意見をきめ細かく聞かねばなるまい。

posted by RM |02:31 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年10月30日

秋春制移行の流れが加速

 秋春制移行の流れが加速しそうだ。29日の日刊スポーツによると、「2010年スタートを想定して検討に入った国内シーズン秋春制への移行に『追い風』が吹いた」とある。

 反対派だった日本協会名誉会長の川淵三郎キャプテン(71)が「秋春の方が順応しやすい。W杯予選にも対応しやすい」と述べたためだ。犬飼氏を日本サッカー協会会長に抜擢した川淵氏だけに、Jリーグと対立する犬飼氏を強力にバックアップする必要に迫られたのだろうか。

 せめてもの救いといえば、札幌でのJクラブ発足をかつて喜んでいた川淵氏が「積雪のある地方のことは考えないといけない。画期的な解決策が見つかればいい。各クラブがお金を出し合って練習場確保のために費用負担をするとか」と述べたこと。雪国クラブに対する一応の配慮は示してくれた。

 それにしても秋春制移行は札幌にとって死活問題だ。冬場に練習場を確保しても、氷点下に見舞われる1、2月の真冬にまともな練習などできないし、試合は毎週アウエーだ。札幌ドームには冬場の芝生の養生の課題もある。財政的にも日程的にもクラブ運営は難しいだろう。

 そんな状況になれば、わざわざ札幌でサッカーをやりたいという有力選手が出てくるのかどうか。JFLや地域リーグに将来のJリーグ加盟希望チームが増えている中、コンサドーレ札幌の相対的な魅力は乏しくなる。

 というか、本州の有力クラブから見れば、J1とJ2を行ったり来たりする札幌や仙台、ましてや一度もJ1に上がったことのない山形なんかの雪国クラブに足を引っ張られたくないっていうのが本音なのだろう。

posted by RM |02:01 | 秋春制 | コメント(0) |

2008年10月28日

秋春制に賛成7割

 毎日新聞の記事によると、「Jリーグ選手協会が秋春制移行をめぐり協議」したと報じている。アンケートの結果、(選手の?)7割が条件付き賛成だったという。

 「事前に実施したアンケートでは、条件付きも含めて約7割が賛成。会議後、藤田(俊哉)会長は『条件がそろえば移行できるという意見があった。ただ議論が必要。協力できるところは協力していくケース』と理解を示した」とある。

 出席したのは、鹿島を除く32クラブの83人。札幌からは、誰が顔を出したのであろうか? 藤田会長のコメントを読むと、移行前提で議論していくように読める。もはや外堀が埋められているのだろうか…

 一方、日刊スポーツなど各紙には「Jリーグ秋春制移行に選手会慎重論も」とあった。「高野純一事務局長によると、事前に実施したアンケートでは『条件付きも含めて賛成7、反対3という感触』だったが、降雪地のクラブの選手を中心に、サポーターやクラブ経営への悪影響を指摘する意見も出た。藤田俊哉会長は『選手だけの立場ならメリットが大きいが、意外に慎重な意見も多かった』と話し、移行で想定される利点や悪影響を明確にした上で議論を進める方針を示した」とある。

 雪国クラブの選手たちからは否定的な意見が寄せられたのだろうが、どうも多勢に無勢である。このままでは犬飼会長の思惑通りになってしまいそうだ。

posted by RM |10:00 | 秋春制 | コメント(0) |