コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年07月17日

〜進化〜 第20節 湘南戦 対戦チーム湘南点検

前ブログでは、シーズン目標達成困難な現況を確認しました。
その結果、僅かな可能性の唯一の方法が、連勝継続のみである事は、周知事項ですね。

本ブログでは、【試合目標10連勝!少なくとも下位10チーム対戦全勝!】=ロペスの言っている【全試合トーナメント勝ち上がり】との考え方をしっかり設定し、全試合勝利・勝ち点3獲得の、リーグ史上語り続けられる伝説・奇跡を作るとの強い意思で前進しましょう!
そのため、次節勝利は絶対です。
では、テーマの湘南点検に。
1.湘南チーム現況
現況は、
順位11位 勝点23  7勝2分10敗 得点23 失点27 得失差△4
               順位は、 9位  13位   10位
昨シーズンは、
  13位   41 10勝11分13敗  38   43    △5
昨年の熾烈な降格圏争い渦中までは至らない中位ですが、得点数中位<失点数下位=得失差中位は、天皇杯チャンピオン獲得により、今季上位進出を目指すも断念。あとは、降格脱出戦に巻き込まれないシーズン展開を目指し、来季上位へのチーム力アップを図る後半戦。
という事は、シーズン当初の≪強烈な勝利意欲は減退≫という事で、「精神力重視の趙監督」のスタイルとはややズレ気味で、結果、チーム全体の強固な統一意思がストロングポイントにはなっていません。
既に、今季残留と来季構想のため6選手加入、更に即戦力FWクリスラン加入も決定的で、来季への構想を基に、将来への準備が進行。
現有戦力は、一時のベテラン層の主力・中軸は、すっかり一層され、現有37選手中30歳超選手は僅か2選手のみの「低選手平均年齢チーム」で、今シーズン後半戦でも、成長と進化を掛ける若手・中堅選手の経験累積・諸課題改善の展開となっています。
2.前回対戦内容
シーズン開幕戦・第1節試合は、
コンサ「超攻撃型、多彩パターン・パス戦術の得点力」
     Vs
湘南「ストーミング(急襲)戦術のポジショニングサッカー」でしたが、
実戦は、
前半戦;コンサが攻勢・ゲーム支配、湘南は守勢となり、湘南のお株を奪う「湘南ストーミング戦術=前線からのボール奪取でのショートカウンター」をコンサが実践し、多彩パターン・パス戦術が機能し、複数の決定機をゲームメイク。しかし「決定力を欠き」得点獲得失敗、
後半;後半開始直後より一転して湘南攻勢で、コンサ陣に全員攻撃・雪崩込みの「ストーミング戦術」を全開し、コンサ守備陣にミスも多発する中、湘南決定機での「コンサ致命的ミス」で2失点。また、攻撃での全員攻撃意識が低下し、チーム全体、ポジションアップ・運動量が低下となり、「守備から脱出のための単純ロングフィード」主体で、多彩攻撃・パス戦術は消滅し攻撃力が極度に低減し、選手交代の活性化も、対応が遅滞し逆転は不能となったが、との試合展開で、
敗戦原因は、➀決定機数は適正(=チャンスメイク・戦術実践は良好)だったが、__「シュート決定力」がブレーキ~ジェイ・チャナティップ・武蔵・ロペス4選手全員。
➁失点は、守備陣を崩されたものではなく、カウンター時のコンサミスプレイ。=1失点目ソンユンのプレイ予測とキャッチミス、2失点目菅・宮澤のクリアミス
➂後半戦、コンサは、湘南攻勢を受け「精神力の弱さ」を露呈し、「前線への放り込み型」の逃げ手段に悪化。ミシャまも「混乱メンバーで改善」にこだわり、「途中選手交代の遅延」となり試合の流れを変えられなかったとの試合。
その時課題となった「戦術意識の忍耐強い維持・規律」「守備ミスプレイ」「シュート決定力」と一部選手の「プレイ・リスクの予測、集中力持続意識」課題の改善度合いを図る次節となる訳です。
3.湘南・今節戦術等
所謂「湘南スタイル」~「ストーミング(急襲)戦術のポジショニングサッカー」は、シーズン後半も一貫した戦術です。
しかし、有効な対抗策が多投され、攻撃力は低下、守備力はその低さを突かれ失点多発、との状態です。
「ストーミング(急襲)戦術」は、複数選手がそのターゲット選手へ殺到し、相手陣内ポイントに数的優位を形成し、高い位置でのボール奪取から、相手ゴール近く・陣内深くでのショートカウンターにより、一気に得点・決定機を構築、との攻撃スタイル・戦術ですね。
~その有効対策は、➀複数選手到来前に、パス交換し、複数選手の集中を無意味とする。➁失点多発対策として、湘南陣を自陣低位置に設定すると、相手ターゲットポイントまでの距離が離れ、到達時間の長時間化・運動量とスプリント量の浪費と消耗が発生し攻撃遅滞。そこで、ゲーゲンプレス(前線選手のみによる相手守備陣へのチェック・ボール奪取)が中心となるが、前線選手の守備プレイ増加は、攻撃プレイの精度・キレ・内容低下との逆比例となり、攻撃不成功。➂➁の対策のため、相手前線でのボール奪取のため、湘南陣全体を相手陣前進させ、複数選手がターゲットポイントに密集可能とすると、守備陣のカウンターリスクが急拡大となり、失点多発誘発。
そのため、直近試合では、チーム全員攻撃の全員前進攻撃が、攻撃陣のみ前進攻撃に低下し、一気に攻撃力が低下、
攻撃開始数は、リーグ上位5位(コンサ16位)と多数回なのに、
30m侵入数は、リーグ最低16位(コンサ7位)
侵入できないので当然、
シュート数は、リーグ下位11位(コンサ4位)
実は、シュートポイントはゴールから遠く
PA内シュート数、リーグ下位15位(コンサ2位)
当然
枠内シュート数は、リーグ下位12位(コンサ8位)
という事で、攻撃は、攻撃開始直後段階で破綻多数との内容です。
しかし、
決定率は、リーグ下位9位(コンサ10位)で、シュートするFW選手能力はリーグ水準並みであるのに、そこに至らないとの攻撃現状です。

全員攻撃の代償は、「超攻撃バランス=超守備選手数乏しい」という事です。当然、「大量失点」は覚悟です。その対策で、「全員攻撃」を「半数攻撃」では、当たり前・普通戦術で、J1リーグで「勝利獲得」困難は必至です。

極めて、解決困難な≪パラドックス戦術状態に転落≫したまま、浮上の切っ掛けが見出せない、となるのは当然ですね。

コンサチーム力の前では「コンサ必勝」の結果しか出て来ませんね。

posted by yuukun0617 |15:18 |

2019年07月15日

~進化~ リーグ戦第19節は分岐点となった!-公式試合データより

リーグ戦第19節は、コンサにとり、今シーズン大きな分岐点・試合となりました。
その内容は、2点に集約されます。
結論を先に記載すると、
(1)今シーズンチーム目標「リーグ戦上位・3位以内~AFC戦参戦資格獲得」は、通常内容では、「極めて到達不能」決定。
 ~僅かな可能性を賭けて暫くは「公式目標は維持」とするも、「チーム来年戦略は大きく低下したものに変更」となりますね。
(2)今シーズン、キャンプ時諸課題は改善しましたが、唯一残した課題「シュート決定力」改善は、改善の糸口・手法も無く、今シーズンでの改善は絶望的=今後試合での「複数得点獲得・攻撃型戦略」は完全機能とならず、「勝利・勝ち点3獲得優先の戦略」は不発となる事が決定的。

(2)により(1)となるとの連関ですが、当面は、チーム公式目標は維持されますが、来季チーム戦略は「大きく低下」内容として進行し、いずれ早い時期に「極めて困難」とのリリースから、チーム目標のフェイドアウト・フェイドダウンとなっていくとの事態です。
実は、ここ2試合戦績に「コンサ・今シーズン結果が懸かっていた」重要試合でしたが、「コンサのラストチャンス」を喪失したという事でした。
残念です!!

その理由・経緯、そして、そんなリーグ第19節公式データを点検しましょう。

1.コンサの現況~リーグ第19節終了時点~
現在のリーグ上位チームとコンサを確認しまする
順位 勝点 チーム  第15節・未試合勝点を
           加算した修正勝点・順位
1位 39 F東京   39・1位
2位 36 横浜F   36・4位
3位 35 川崎    38・2位
4位 34 鹿島    37・3位
5位 32 大分    32・5位
6位 30 C大阪   30・7位
7位 28 広島    31・6位
8位 28 コンサ   28・8位
・ACF参戦の4チーム(川崎・鹿島・広島・浦和)は第15節未試合のため、勝点加算の可能性があり、4チーム対戦のため、全チーム勝点3はあり得ませんが、順位想定上では「4チームに勝点3加算」としたポジションとして算定。
順位は、1位FC東京・2位川崎・3位鹿島とに修正されます。
🔴修正勝点・順位から、「リーグ上位・3位」の「鹿島修正勝ち点37」がターゲットで、「コンサとの勝ち点差9」逆転を狙う事となりますが、その可能性を点検すると、「残り15試合で勝ち点差9逆転=残り全試合1試合(節)毎<勝ち点0.6縮小>」となります。これは、例えば、「コンサ勝-鹿島負~勝ち点3縮小」が4試合、または「コンサ勝-鹿島分~勝ち点2縮小」が5試合、それ以外は全試合、コンサ・鹿島は戦績合致となる、との事で、「奇跡が4~5試合必要」という事を意味します。更に、対鹿島との逆転以外に、コンサの上には4チームが存在し、鹿島と同様に「奇跡」が全4チームとの間に発生しなければなりません。このすべての「発生確率は、あって、2~3%」レベルで、ほぼ不可能となったという事です。
🔴もう一つ、有力目標・基準値があり、昨シーズン・3位勝ち点数「56」です。
現在コンサ勝ち点「28」に対しては、丁度半分で、「残り15試合で勝ち点<28>獲得で到達」となります。この実現パターンは、
➀10勝0分5敗・勝点30・・ 奇跡の連勝で、ギリギリ可能性
➁ 9勝1分4敗・勝点28・・   同上
➂ 8勝4分3敗・勝点28・・3敗=5勝1敗を3回もほぼ不可能
➃ 7勝7分1敗・勝点28・・ほぼ全試合敗戦無しで、可能性は無し
➂➃は、ほぼ不可能で、唯一の方法が、➀・➁の「10勝か9勝獲得」しかありませんが、残り対戦・必要勝利数分を順位下位からカウントすると「鳥栖・磐田・神戸・清水・仙台・G大阪・湘南・浦和・名古屋・広島」に全勝する、という事ですが、全勝は無理そのものですね。
つまり、前シーズン・3位勝ち点到達は、ほぼ不可能という事となります。
ここ2試合での勝ち点喪失「△5」で、今シーズン目標へのへ最終チャンスを逃し、チームは一挙に苦境に向かい始めた訳でした。
本当に残念でした!!

2.最後まで改善不能課題「シュート決定力」
コンサの攻撃力は、今シーズン順調に成長し、大きな進化となり、現在も更にその成長が続行しています。
ミシャも、公式数値の様な客観評価も、同一評価となっています。
つまり「攻撃型チーム・戦略」は順調な成長と進化となっているとの内容です。
特に、チームストロングポイントとして、しっかり定着した「ゲームメイク力・決定機構築力」は、リーグ随一・トップレベルチームにまで到達しました。
「攻撃」項目は、
➀ボール奪取=攻撃的守備
➁ゲームメイク=起点構築からパス交換し決定機構築
➂得点獲得=シュート決定力による得点実現 の3段階に分かれますが、➀➁ともに、大きく進化し、リーグトップ水準に到達し、なお成長過程中。
攻撃力は、➀と➁により、リーグトップ水準にまで到達という事です。
「成長方法」の観点から、
➀と➁は、適正戦術と選手起用があれば、「適正トレーニングと実戦経験累積」により、チームとして改善・向上していきます。
しかし、➂「シュート決定力」は、チームトレーニング課題ではありません。「シューター・シュート選手固有の属人能力」で、「選手の個々での成長・改善」しか方法はありません。「ベテラン・経験選手からの意識・認識改善」「実戦体験累積」はあり得、一気に急成長・改善もあり得ますが、キャンプ~7月まで「既に7か月間経過」し、現状では、即効的改善はこれ以上無い事が、明白となっています。また、得点源のジェイは、既に、シュートタイミングのずれ・遅れが発生し、「自己想定プレーは実現出来ない状態」まで低下し、「元得点源との存在にまで」年齢によるプレー低下が進行しています。フィジカル絶好調時での起用、中途起用に限定する今シーズン後半起用ですね。
ロペスは「フィジカル上昇で、自己想定プレーが実現し、得点源」に変身しますが、武蔵、さらに、岩崎・檀崎、更に、金子・菅・藤村も、「決定力能力」を掴めず、「得点源」に成長には至りません。
来季の最大強化ポイントが、ミシャ戦術の3つの基本「走る力・闘う力・規律を忍耐強く守る力」の条件を持ち、「得点力ある前線・攻撃の中堅~若手選手獲得」は必至ですが、全チーム共通の課題で、国内選手では最激戦区で、海外選手に期待するところです。この時点でこそ、開始しなければならない来季課題です。

いずれにしても、ロペスの復活以外、直ちに「シュート決定力」改善する方法は見つかりませんが、「日本代表VSタイ戦」で見た「タイの試合前シュート練習」;ゴール枠の「両隅上端の特定ポイント」を狙ったーポイントターゲット・全員シュート練習は、チームトレーニングとして「シュート決定力」改善に直結する「反復トレーニング」法で、「身体に染み込ませる決定力改善」も可能ではないでしょうか。
「PA(ペナルティエリア)内まで、侵入した決定機=シュートチャンス」も重要ポイントですが、そんな「決定的機会でのシュート練習」も必要ですね。
「得点源」選手が、1人では、その選手をマークで、阻止されるが、2⇒3人となると、マーキングは不能となり、一気にフリーシュート数が増加し、チーム戦略「複数得点獲得による攻撃型戦略」が成立となります。
やはり、ロペスに継ぐ、第2・3「得点源」の発見・開発・加入が、チーム成長・進化のキーとなります。

3.前節 コンサ課題
「決定力」以外にも、前節の課題は明白です。
大分とのチーム力差は、
前線 ~ 大分優位・・決定力課題
中盤 ~ コンサ優位
守備 ~ 大分優位・・ミスプレイ課題 との図式でした。
「守備のミスプレイ」の原因について点検します。
この2失点は、どちらも「コンサ守備選手のミスプレイ」によるものでした。
「ミスプレイを誘う<大分の球際の強さ・強度>」も高いレベルでしたが、誘発され「大分の思う通り・思う壺」の「ミスプレイ」を連発したものでした。 
1失点目の「オナイウ阿道」ヘディング・シュートは「鮮烈プレー」として映像されましたが、良く見ると、両脇選手が全く反応せず「フリー状態プレイ」だった事が解ります。両脇選手は、5福森と20ミンテ。
2失点目も、19白井からの横パスの20ミンテのトラップミス、その脇に3進藤。
コンサの守備は「マンツーマン」ですが、エリアにより、その責任割合が変化します。自陣より前進した「センターライン」付近エリアでは「責任割合は7割」まで上がるも、自陣ゴール前エリアでは「自己責任割合は5割」となり「周囲選手がサブ・マンツーマンとして、カバーし、その責任割合が5割まで上昇」となります。
しかし、コンサの守備陣・選手は「マンツーマン」のサブ・カバープレイがも極度に低レベルで、「マンツーマン選手が外される」と、カバープレイは無く、確実に失点危機となってしまいます。
両失点ともに、ミンテのミスプレイ・マーキング誤りでしたが、本来在るべき、福森のカバー・競り合い、進藤のカバー・間に合わず、が発生しています。

コンサも、大分も、マンマークの同一にかかわらず、同一水準・レベルにならなかった理由・原因です。
コンサ守備選手の「認識・意識」問題で、大きい課題点です。

4.リーグ戦第19節公式試合データ点検~コンサ数値も
リーグ動向は・・・
 恒例のここ3試合対比で確認です。〜リーグ平均から〜
       得点  30m進入数 シュート数 枠内数  決定率
17節 2.2  43.5回 14.6本 5.7本  14.8%
18節 0.9  39.1  11.9  3.4    7.9
今 節 1.4  44.3  13.8  4.6   10.0

15節まで続いていた「攻撃・得点力アップ」動向は、16節低下あるも、第17節「攻撃料優先・得点力優先」傾向が炸裂し、攻撃回数は今シーズン1位、シュート数1位、枠内シュート数1位、獲得得点2倍・1位、決定率1.5倍・1位と「攻撃」でのシーズン最高点到達との注目「節」となり、「攻撃>守備」の結果としての「獲得得点・炸裂、失点最大」となれましたが、今節で、18節の「守備優先傾向は吹き飛び」、17節に並ぶ、今シーズンリーグ命題【攻撃優先の邁進】拡大節となり、今シーズンの潮流は更に拡大です。
今シーズンのチーム戦略は、
現在上位陣「堅守・速攻」チーム群(FC東京・鹿島・本来広島も)
     VS 
「攻撃最優先」チーム(コンサ・名古屋・大分)
     VS
「攻撃優先・堅守も」チーム(横浜FM・川崎) の3つの戦略の勝負で、
これからのシーズン終幕への進行方針は、「勝ち点獲得」最優先となり、「勝利・勝ち点3」最優先の試合展開が更にリーグ動向となります。

最後に、コンサの第19節公式試合データを確認しておくと、
~リーグ順位で水準を確認してみましょう~
得点 シュート数 枠内数 PA内数 PA内率 決定率
8位 5位  10位 2位   4位   12位

パス 成功率 クロス 成功率 
6位 5位  1位  6位  

運動量 スプリント  失点  被シュート数 
5位  11位  13位 2位
問題課題は、
攻撃は、枠内・決定率の「シュート精度・決定力」のみ
守備は、被シュート数の「最終ディフェンス力」
基本は、スプリント数の「攻守の移動スピード・規律順守力」となり、
他項目は、リーグ上位水準との数値が証明されています。





posted by yuukun0617 |23:05 |

2019年07月10日

〜進化〜 第19節大分戦、展望と予想

1.前回対戦と現状
前回第6節は、シーズンを連勝スタートしていたコンサに、《0ー2》で頭から冷水を浴びせられた手厳しい敗戦となりました。
しかし、大分の片野坂監督の試合後コメントが意外な「大分のサッカーは出来ていなかった、コンサに一方的に攻撃された試合だった」との内容そのもの、吉原宏太のコメントも「そんなに悪い試合では無かった」とありました。
実は、その時の課題が、今なお解消して居ない事が分かります。
その敗戦原因ともなった、
【課題1:シュート決定率改善】【課題2:被シュート数・被決定率改善】
リーグミドルレベルをトツプレベルに至急改善する重要課題は、
【重点課題1:パス成功率改善】【重点課題2:クロス得点力改善】【重点課題3:故障選手リカバリー早期化でコンディション改善】の5点で、それ以外は、大分を圧倒するて適正内容でした。
大分戦から、12試合経過した現時点では、
課題1〜現在も最大課題で解消されず。
課題2〜大人の闘い方と呼ばれる、守備主導時間帯も構築し、相手に攻撃主導権を委ね、そのカウンターを狙う、効率的、守備力向上戦略で、改善中。
重要課題1〜前節79.9%で、全体は最低ライン内、縦パス成功率もジェイ、ロペス起用で大改善。
重要課題2〜今シーズンのコンサ攻撃パターンは、サイド中軸の初歩段階から、中央突破のスルーパス型へ進化し、課題解消。
重点課題3〜前週から、故障者の復帰が相次ぎ、一気に解消。
と、5課題中4課題が改善、または改善途中となり、
残す最大課題「シュート決定率」も、選手起用の工夫により、改善糸口を発見し、対処が開始される筈。  この様に、現時点点検からは、「次節コンサ必勝」となる筈です!
しかし、対戦チーム大分も、この12試合での成長で変化し、
最大の成長点が、
安定した戦績からの「強固な自信」で、監督主導から選手主導チームに完全変貌となり、一切のプレーへの不安感や迷いは消滅し、どんな局面となっても、ブレないチーム統一戦術と実践徹底として、機能し、それが渋とく、粘り強い姿勢で、敗戦を引き分けや逆転にまで導き、戦績アップの好循環としています。 
2.戦術と試合展開
 戦術は、大分片野坂監督は「ミシャチルドレンの代表格」指導者で、
基本的ミシャ戦術そのもので、フォーメーションも戦術も完璧ミラーゲームとなる筈ですが、
コンサは、
「進化形コンサ式ミシャ戦術」で、ビルドアップの方法が異なり、コンサのスピードが圧倒します!また、個々の選手能力の差は、チーム全体総和では、相当な差となり、コンサが100%の戦力発揮と成れば、前回対戦と同様に、ゲームメイク力の差=決定機・シュート数の差=得点獲得の差に直結します。
更に、戦術進化は、「ジェイ・ロペスへのロング・ミドルフィードのポストを起点としたショートカウンター型」と「縦パス精度向上・成功率アップによるスルーパス相手陣内・決定機構築」が加わり、「コンサ式」に進化が定着・安定化するとともに、「超攻撃型戦術の裏面・失点リスク大」の改善も加算し始めています。
それに関連して、直近、気になるコメントがリリースされていますね。
「【宏太’Sチェック】先制後に守備的になったのはミス」との内容ですが、本文中の指摘では「先制後に、攻撃バランス維持を、守備バランス・速攻型への変化は、ミス」との意味ではありませんでした。「相手の攻勢に対する守備強度をダウン・低下させたプレイがミス」だった、つまり、「守備=球際・当たりの強度を一層強化することが、堅守・速攻のキーポイント」との指摘です。
上記でも記載の通り、
コンサの<進化形ミシャ戦術>では、
「攻勢一本やり=超攻撃型」は、「攻撃最優先のため、攻勢時間帯に、守備バランス低下傾向が進行し、少し・一瞬のボールロストも、対抗守備力が低下状態のため、失点直結する」とのリスク・失点が多発となる、との欠陥(上記課題2)を改善するため、
先制後などに、一定時間を「守備時間帯(守備バランスに変化)=相手攻勢時間帯に意識的に変化」させ、その中での「堅守・速攻」を狙います。その際のキーポイントとして、宏太コメントが最適となります。
大分のミシャ戦術は、基本形をひたすら実践し、「一貫したスタイルに爽やかさ」も感じるものですが、コンサの現在形からは、「随分旧型・旧スタイル」との認識が見えてしまいますね。

では、試合展開に。
互いに、パスサッカー・連続ショートパス交換の攻撃、対するパス交換阻止・ボール奪取を狙い続けるの両展開を仕掛け合います。
そんな中、「コンサ式」で、パス交換勝負を一挙に局面転化する「前線へのフィード・ポストによる大分陣内深くでのコンサショートカウンター」炸裂で、一気にコンサに決定機を訪れ、「高い決定力」を作動させる事が出来れば「先制点獲得」が、試合開始~20分以内に達成。更に、「コンサ式」は、「進化形での守備バランスへの変化」の中でも、速攻・カウンターで「追加点獲得」で前半戦終了。
後半開始直後は、大分のパス量・運動量アップから、均衡状態が予想されますが、後半~60分・選手交代等を契機に、「コンサ式」の全面展開~多彩パターン攻撃で、コンサ攻勢時間帯を継続し、派生セットプレー等も加えて、「追加点獲得」で「複数得点差・拡大」を図り、終戦との予想です。

3.コンサ・メンバー予想
中野以外は、フルメンバー勢揃い!!と出来そうですね。
意欲的メンバーで、但し、ジェイの起用方針は、スタメン⇒中途・切り札加入。

スタメン      ロペス
       チャナティップ 武蔵
     菅   深井  駒井 ルーカス
       福森 ミンテ 進藤
          ソンユン

サブ   60分交代  ジェイ
     75分交代  宮澤
      白井・荒野・岩崎・早坂・菅野

     リーグ上位レベルの豪華メンバーです。
  
前回リベンジと、ミシャ戦術の進化形の戦力とプレイを見せつける試合を展開しましょう。
勝ち点3・連勝のスタート勝利を掴む取りましょう!!


        

posted by yuukun0617 |21:28 |

2019年07月09日

~進化~ 第18節・公式試合データよりリーグ動向を


1.今シーズン・リーグ戦後期の初戦は、16位松本に「引き分け・勝ち点1」をプレゼントする、実質敗戦相当試合で開幕。
コンサの後半戦を占う節目試合は、失敗試合となりました。
ミシャは、今シーズン目標として「請け負った・最終節リーグ戦上位=3位以内達成」のため、試合戦略を、前半戦採用の「試合内容レベルアップ」中心を捨て、「戦績=勝ち点3・勝利獲得」最優先を選択を表明。
詰まり、監督の立場として、
試合目標は、何よりも、最優先が、
      「勝利獲得か否か」の”1番勝負” を掛け続ける、
  即ち、<全試合勝利=17連勝を狙う!>、
  との強い意思にて後半戦を闘う、との信念を表明しました。
しかし、初戦にて「失敗」の結果。
そんな、監督・首脳陣の意識表明を受けたコンサ選手の意識は、
 ミシャ意識に即座反応した選手は、ロペスが「1試合毎をトーナメントと認識し、全試合必勝を目指す」と表明したのみで、
 岩崎の惚けた・不理解そのものを現した「プレイは良かった、次も頑張る」発言の様に、「自己(成績・成長)中心」も存在し、
 日曜のジェイコメントも「自己低決定率が敗因との自己分析も反省も無く、敗戦の意味・責任も不認識」で、ミシャの試合への決意とは、真逆な意識が逆証明され、次戦も同一プレイで、得点機会消滅による、敗戦プレイが連続する事が明らかとなっています。

どんなに優秀な指導者が存在しても、選手の意思次第でチームの運命は決定しますが、コンサの「選手意識」は、そんなに悲観し過ぎる現状でも無いと見えますね。
ロペスの様な「優等生」は、チャナティップ・ルーカス・駒井・宮澤・武蔵・深井・菅・福森・ミンテ・進藤・ソンユン・石川・白井・金子と多数。
「問題生」はジェイ・岩崎・中野程度。
育成組の荒野・濱・藤村・檀崎・中村・高嶺・田中は、勉学中。
選手起用の問題で、「問題性」も中軸ではなく、途中起用など、活用法次第。
日曜、後半戦の初戦・第18節で、「選手意識」の課題が判明したことは、とてもラッキーで、残り16試合の「最基本事項の再確認」となり、以降の<16連勝!!>の土台・基盤が強化されたもの、との見方が正しいですね。

2.では、リーグ後半戦・スタート第18節のリーグ動向を公式試合データより。

今節は、異様な戦績結果・動向となりました。
順位の移動が、僅か「7チーム」と今シーズン最低数の節となった点です。
通常「節」では、平均12チーム程度が「順位移動」となり、
16→17節 16チームが順位上下移動 でしたが、
17→18節 低下;コンサ・松本・名古屋の3チーム、上昇;磐田・C大阪・鳥栖・大分の4チームで、計7チームのみとなりました。
「引き分け」の試合結果が多くなると、多数チームが「勝ち点+1」で、相対勝ち点入れ替わりが少なくなりますが、今節は、僅か3試合のみで、残る5試合は「勝敗」があり、決して多数ではありませんでした。偶々、不思議な偶然結果かもしれませんが、激しい「勝ち負け」があっても、順位変動とならない「節」もあり得るとの事態を経験したものでしたね。

リーグ動向は・・・
 恒例のここ3試合対比で確認です。〜リーグ平均から〜
       得点  30m進入数 シュート数 枠内数  決定率
16節 1.2  38.8回 12.6本 3.9本   9.7%
17節 2.2  43.5  14.6  5.7   14.8
 今節 0.9  39.1  11.9  3.4    7.9

15節まで続いていた「攻撃・得点力アップ」動向は、16節低下あるも、第17節「攻撃料優先・得点力優先」傾向が炸裂し、攻撃回数は今シーズン1位、シュート数1位、枠内シュート数1位、獲得得点2倍・1位、決定率1.5倍・1位と「攻撃」でのシーズン最高点到達との注目「節」となり、「攻撃>守備」の結果としての「獲得得点・炸裂、失点最大」となったもの。今シーズンリーグ命題【攻撃優先の邁進】が更に拡大していましたが、
突然、急停止・ブレーキがかかった「節」となり、得点・シュート数・枠内数・決定率は、シーズン最低ランクに急落。「無得点」チーム6チームは、第13節・シーズンワーストの7チームに次ぎ、ワースト2位。
その原因は、「3本・2本」と異常な低シュート数チームが3チーム(仙台・鹿島・大分)、「一桁」チームが3チーム(F東京・湘南・鳥栖)と計6チームとなり、通常節では1~2チーム状態から、3倍増となった点にあります。そして、驚きは、首位・4位・5位の上位チームが該当しており、首位・4位(F東京・鹿島)は、勝利を獲得している点です。
そして、この異常「節」を解く鍵が「決定率」にあります。
今節の決定率を順番に並べると、
決定率      チーム   勝敗  リーグ順位
1位 33.3% F東京 - 勝   1位
         鹿島  - 勝   4位
3位 25.0% 湘南  - 勝   15位
4位 16.7% 清水  - 勝   12位
5位 10.0% C大阪 - 分   7位
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6位  9.1% G大阪 - 負   14位
7位  8.3% 神戸  - 負   13位
 ・・・・・・・・・・・
10位 6.3% コンサ - 分
〇決定率一桁未満で「勝利は困難」「敗戦確率上昇」となっていますね。
 コンサの「低決定率」は、「敗戦相当」との数値でした。

この様に、今シーズン命題となった【攻撃優先の邁進】は、
より効率的な試合展開・内容追求により【得点獲得力】そのものに変化し、
「多数シュート数」のシュート至上主義は完全に捨て、
【「高決定率」を中軸に、「少ないシュート数」で「確実に得点獲得」】との戦略が、上位・連勝チームの主戦術に定着したものです。
この戦略・戦術は、
本来戦略「攻撃にバランス傾斜=攻撃選手数増加」する事による「攻撃力アップ」、での欠点「守備バランスが希薄=守備選手数減少」による「守備力低下・失点リスク増加」を、
「守備バランス傾斜=守備選手数増加」による「守備強化・失点減少」の中、その堅守からの「ボール奪取・攻撃への切り換え」での「攻撃=速攻」により、「高い決低率」で、確実に得点化していく、との戦略に変化させ、
「高支配率や多大運動量」の必要性が低下するものです。

コンサ・名古屋・大分の「道・進路」とは、真逆ですが、今節では、そんな「上位」チーム群、が成功・脚光を浴びた「節」となったものでした。

今シーズンのチーム戦略は、
現在上位陣「堅守・速攻」チーム群(FC東京・鹿島・本来広島も)
     VS 
「攻撃最優先」チーム(コンサ・名古屋・大分)
     VS
「攻撃優先・堅守も」チーム(横浜FM・川崎) の3つの戦略の勝負となっています。

※コンサは「攻撃最優先」チームから、「攻撃優先・堅守時間帯も」チームへ変身を進めていますね。このままでは、「決定率が少しでも低下すると」が原因となりますが、「攻撃最優先」チームは「大量失点」による得失点バランス喪失が拡大し、敗戦が増加して行きます。より「勝ち点獲得・シーズン結果追求」の価値観重視となり、「攻撃へバランス傾斜過ぎる戦術」は変化・変貌するのは自明・当然です。
しかし、その変身・変化の絶対条件が【高決定率=10%以上】です。
その結論が、「ジェイ起用」の方針変更が必須となる訳ですね。

それ以外の「プレイは、当面勝利獲得が可能なレベル・戦力」ですので。


 


posted by yuukun0617 |21:05 |

2019年07月07日

~進化~ 第18節で、資格喪失!

戦前、コンサ関係者全員、時には、対戦相手の松本さえもも今日の試合結果は想定外。
しかし、試合内容は、恐らく試合後のミシャコメントは、「勝ち試合相当の内容で、惜しい試合だった。決定的シュート・チャンスは前半2回、後半3回あり、得点を決められなかった事に尽きる。(それ以外の)選手は良くやった。」が濃厚ですね。

標題の「第18節で資格喪失!」の意味は、「リーグ上位資格を喪失した」という意味。
「リーグ上位の絶対的資格・条件こそが、シュート決定力」で、
コンサには、その資格・能力が皆無で、「リーグ上位の資格」を喪失した、との現況を証明した試合となりました。
しかし、ミシャも度々言うように「シュート決定力は、チームトレーニングの課題ではなく、どこまでも、個々選手の重要課題」です。
という事は、「個々選手」=「どの選手」かが重要となるのは当然です。
・・・<ジェイ>です。
ここ3試合のジェイは「決定力を大きく喪失」していますね。
本日も、「絶対的決定機」5回の内、4回がジェイのシュート精度による得点獲得失敗であり、実は、「決定率の最頂点・ビーク期は、2017後半期で、その後、大きく低下し続けています。」
2017年の枠内シュート率は「50%」、決定率も「29.4%」の高率で、J1リーグトップ水準の高決定力選手でしたが、決定率推移を見てみると、2018「11.7%」~2019「8.3%」とリーグ水準以下の「低決定力選手」にまで変貌し、ワントップでの起用自体が問題となってしまっています。
一方、ロペスの枠内シュート率は「40%超」決定率「14.8%」、武蔵は枠内シュート率「20%」決定率「12.8%」と、選手対比でも、ジェイの低シュート精度が際立っています。
このまま「ジェイ中心の前線3選手構成」では、「リーグ上位絶対条件・資格の高決定力選手起用」は不合格・資格喪失、上位進出など不可能、という事です。

あらためて、ミシャ指摘は「前半コンサコントロール、しかし、前半終了前20分は集中・実践度低下となり、松本の支配、後半、一貫してコンサ試合コントロール」でした。その局面転化の切っ掛けが「ジェイのGKと1対1局面・得点失敗」のプレイでした。

私見では、ジェイ起用は「前年都倉起用」と同様に、「後半途中の切り札投入」起用とし、スタメンからは、回避が正しいですね。
ジェイの能力低下は、年齢によるフィジカル・能力・特に判断~実践スピードの低下が主因で、回復は不可能です。
ジェイ・主戦・中軸から、ロペス・武蔵・チャナ(復帰すれば)中軸に変更が必要なタイミングが到来です。ジェイには、これまでの大活躍への感謝と尊敬を持ちながら、「絶対的な空中戦支配率」を武器に、途中交代・切り札起用へ移行すべきです。

本日試合でも多用した「コンサ式ミシャ戦術」は、
「GK・DFラインから前線選手へのフィード・ポストプレイ~そこを起点としたショートカウンター展開」となり、「中盤を素っ飛ばした、超ハイスピード攻撃」がストロングポイントですが、
本日のフィードターゲット選手は、
前半;ジェイ10本・内6本成功(この中の1本が、白井先制点に繋がりました。)、ロペス1本・成功0、武蔵2本・内1本成功、ルーカス1本・内1本成功、
後半;ジェイ2本・内2本成功、武蔵1本・成功0が全内容で、総計17本・成功10本成功率59%でした。ジェイ占率は70%となり、コンサ式ミシャ戦術は、ジェイの高いポスト成功率を基にした攻撃そのものですが、ロペス・武蔵・ルーカスも、占率アップとなれば、成功率上昇とも予想出来ますね。
この「コンサ式ミシャ戦術」自体が生み出され、試合で選択・実施された理由こそが、「宮澤・駒井の故障離脱・不在」で、「ボランチポジションでのパス能力の低さ」を回避する戦術を選択するしかなかった、とのものでした。
「駒井・宮澤」の起用定着により、「中盤やボランチよりの的確・ピンポイントパス」の復活となり、パス戦術も機能し、「コンサ式」の必須根拠も薄れます。

次節・次戦での「ジェイ・起用戦略」に注目です。

では、最後に、速報試合データを確認しておきましょう。
      コンサ        松本
    前半   後半  ~ 前半   後半  
シュート数  5   11  ~ 11    5
枠内数  2   10  ~  8    4
得点   1    0  ~  1    0
支配率 50%  60% ~ 50%  40%
パス数 259  288 ~ 232  111
成功率 79%  81% ~ 80%  70%
CK数  2    5  ~  3    0

ミシャコメントの通り「後半はコンサ攻勢・その中多数シュートに拘わらず、シュート決定力の低さにより、無得点」となった数値です。

「コンサ勝利が相当な試合内容で、
 GK・DF・中盤・前線シャドーまでは、
 良好プレイで、多数決定機構築となった」との数値ですね。

posted by yuukun0617 |19:08 |

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