コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年07月30日

~進化~  第19節浦和戦・・後日談

昨日、試合直後ブログに、
『浦和は、想定通りの脆さが、そのまま現実となりましたね。
このままでは、再浮上はかなり遠い状況で、ある意味、この試合で「チーム崩壊」状況まで追い込まれた試合となった、ものと今後を占います。』と掲載しましたが、

本日リリースで、ミーシャ監督電撃解任ですね。
驚くのは、現地、即ち、ドームにレッズ首脳陣居残り会議で、緊急決定だったとの事。
昨日のレッズベンチは、「掟破りの勝負手、45分時点の3選手同時一斉交代」後、被交代3選手の怒りとぼう然自失の表情、コーチ・ベンチ選手も声も出ない状況が、酷く印象的でした。ミーシャ(ペトロヴィッチ)監督だけが、コーチコーナーで叫び続けていました。
監督と選手の信頼が切れたあの姿が、チーム崩壊に見え、その旨掲載した理由でしたが、レッズ首脳陣はその姿から、解任を即決したものだったと推測します。

これで、攻撃型「3-4-2-1」戦術の代表格だった「広島に続き浦和」も戦術破綻・監督解任となりました。

本来「3-4-2-1」型戦術は、間違いなく「堅守・速攻」が基本戦術の筈でしたが、ミーシャは、個別独自の戦術として「攻撃型」の【改造3-4-2-1戦術】を確立し、【広島でのリーグ制覇、続いて、浦和では千年王者を夢見た成功】を指向してきたものでした。
攻撃型への改造の主項目は、①高ボール支配率と試合展開支配②多パス数・多攻撃回数・多シュート・多得点力③高攻撃バランス(ボール位置基準で、攻撃選手数>守備選手数)④高陣形布陣位置の4項目でした。しかし、4項目共、より高率を目指す事がチーム成長との認識に陥り、歯止めを無いた追及が続く中、チームバランスは崩れ始め、⑤①②により、多シュート数となるも、決定率の追及を欠く、シュート至上主義となり、多得点に急ブレーキがかかりました。⑥③④も、バランス超過に陥り、少ない守備陣でのカウンター防御は、機能せず、大量失点となり、一気に、戦績・順位転落となっている訳です。
しかし、「常勝チーム」の夢は、降ろす事を、チームもサポーターも決して許さず、戦術転換は不能状態となっていたものです。
そんな浦和でしたから、このブログでも≪十分勝機も、チャンスもあり、勝ち点3獲得狙いで臨みましょう≫とした理由でした。
コンサの基本戦術は、昨年「3-4-1-2」型、今年の「3-3-2-2」型共に、その系譜・系統に並ぶもので、いずれコンサの戦力向上時点では攻撃型へ成長、との進化過程の先端を走る両チームの筈でした。

「3-4-2-1」型の「攻撃型への進化」は、教科書・お手本チームも消滅し「封印」です。
本来の「堅守・速攻」戦術の高レベル化、即ち、戦術に準拠した、プレイレベルのアップ・連係プレーの熟成と現実化・戦術実践可能選手の増加、に徹するべきと思います。

最後にもう一つ、直近5節の期間は、四方田監督も真の勉強をした事でしょう。
一時は、「解任寸前」まで追い込まれましたが、「瀬戸際の勝利・引き分け」を克ち取り、「落ち着いて、采配出来る状態」を掴み取りました。
「選手とサポーター」のお陰でしたので、皆さんに感謝して貰わないと!ですが、現時点では、采配のスピード・質・内容も、期待レベルに近づいて来ています。
「選手起用と練習」は、未だ、信用は低く、要注意・注視レベルから抜け出す段階には至っていませんが、もう暫くで、改善してくれそうですね。

有力2選手加入と有力故障選手復帰で、コンサのチーム状況は劇的改善です。
あらためて、宣言しましょう!!
「全試合決勝戦=全試合勝ち点3狙い」で進撃です!!

posted by yuukun0617 |18:31 |