コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年05月30日

~進化~  守備力改善対策(考)

最注目課題となった破綻状態のコンサシステム改善を、先ず「守備力改善」から考察します。どの様な結論となるか、愉しみです。

コンサ戦術「守備中軸堅守・速攻」のため、「3-3-2-2」や「3-4-1-2」システムが選択・起用され、実戦されています。
リーグ内でも、同様システム起用チームは多数となりました。
その際の共通ポイントはいくつかありますが、重要ポイントの一つが、選手体幹力=強靭な身体能力保有の中軸選手存在で、コンサ現況の重要劣後ポイントです。
コンサには、本来、DF;増川・ボランチ;深井・FW;都倉の3選手がいましたが、現在戦力は、都倉1名のみに縮小しています。
このシステムの起用では、「守備力」で、ボランチ・DFに「体幹力」保有選手が必須条件で、同様システム起用チームでは、浦和7選手、甲府4選手、広島7選手で、コンサの保有数は他チームと比較にならない少ない保有数です。・・J2ではこれでも「随一・No.1守備力」でしたが。

「守備主軸・堅守」戦術の最大特徴は、≪守備時間の長さ≫です。
当然、被攻撃回数は、守備時間に比例して増加します。
そこでは攻撃選手に比べ、守備選手の活動量は大幅に増加となり、消耗量も増大します。・・・守備選手はハイレベルスタミナ力が必要となります。
そして、多数回の守備機会となり、連携ズレ・マーク外れが増加してしまい、1対1局面は「1試合に2桁回」となり、そこでは「当たり勝ちの体幹とタイトチェック」が勝負を決めます。・・・結果、一流守備選手の絶対条件ですね。
この観点からは、コンサの「体幹力保有選手数」では、本来「堅守」戦術は困難という事になります。そこで「複数選手・組織守備」を加え、カバーを図っていましたが、そのタイミング・緊密性が緩むと破綻、となる訳です。

コンサの現行システムでの処方箋は、
上記の【複数選手・組織守備の整備】の取り組みとなりますね。
同時に、もう一つ方法があります。
上記に記載していた「守備時間の減少・縮小」という方法です。
つまり、「攻撃時間帯」を増加させ、結果「守備時間帯」を減少させる方法です。
ここから、「堅守」を確立させるためには「程良い攻撃時間」を作る、
 =   「守備と攻撃の時間帯バランスを作る」戦術とする、となります。
この方法論を実践しているチームもあります。G大阪は、堅守=最少失点数を、攻撃時間帯・回数確保の中で獲得しています。また、今シーズンは、成功していませんが、広島の基本戦術で、リーグNo.1攻撃回数・シュート機会数・シュート数は、得点獲得と同時に、「堅守」戦術となる訳です。【攻撃回数・シュート機会の増加】で、同時に【パス交換数の増加】となります。

この様に、結果として「3-3-2-2」システムの中の「-2-」インサイドハーフのポジション・役割の変化に繋がり、現行2名守備から、攻撃参加2名か1名かの選択となります。
1名とすると、「3-4-1-2」の「-4-」の2ボランチ縦型となり、アンカー・2サイド・1ボランチの変形ダイヤモンド型、その上にトップ下との布陣となります。

     FW      FW
         トップ下   ...攻撃陣 3選手〔現行+1人〕
      ボランチ      
  サイド     アンカー サイド
      CB     CB
        スイーパー   ...守備陣 7選手〔現行-1人〕

支配率は45%~55%、「攻守時間帯も4:6」を目指します。
「アンカー・ボランチ経由(パス)攻撃」を復活、攻撃パターン・手段を復活。
布陣位置(DFライン位置)もより高く、「M3rd下位位置」より上に「縦に短い密集陣形」を布陣し、「攻守切り替え」時のDFへのバックパスは封印し、瞬時タイミングの「ショートパス速攻」「サイド・DF裏へのロングパス速攻」を復活です。

結局、昨シーズン戦術の変形・進化形での復活、との結論です。

これでしょう!!

※明日のYBC戦の新システムとメンバーを記載しておきます。
 明日は、真剣勝負での「テスト」です。

    ヘイス   内村
        小野
      菅   
  田中     前 マセード
    菊地    進藤
       河合
       金山
 
  

posted by yuukun0617 |21:44 |